2015/09/30 のログ
ご案内:「落第街大通り」に北野(感染者)さんが現れました。
■北野(感染者) > 『悪意増幅(ダーク・マリス)』。
それは七英霊の一人『ウィザード』が世に放った、悪意を増幅させるウイルスのようなもの。
悪意の強い人に感染する傾向にある。
感染した人は異能や魔術は大幅に強化される。
それだけではなく、悪意により人を平気で虐殺するようにもなる。
北野と二人の手下は、落第街大通りに来ていた。
北野は、『悪意増幅(ダーク・マリス)』に感染した事により、落第街の人ならばいくらでも殺していい、という思考に至ったのだ。
「シャーヒャヒャヒャヒャ!!
じゃあ殺すぜ、殺すぜ、ベイベー!!」
北野は手から野球サイズの球体を異能で作りだす。
色は真っ赤で、これは爆発する。
それを、人が四人ほど集まっている所に投げた。
このままでは爆発し、四人はただでは済まない。
「死ねやあああああああああ!」
■北野(感染者) > 北野が放った球体は、四人のほぼ間あたりに落ちようとしていた。
地面に当れば、それは大爆発する事だろう。
爆発する瞬間を北野はゾクゾクしながら、待ち望んでいた。
これで四人の命を奪える。
たまらねぇ!
人を殺るっつーのは気持ちがいいものだ。
この瞬間より、北野は殺人者になれる。
全く持って、良い称号だ。
さて、爆発しろ!
北野は、爆発する球体が四人の間に落ちるまで、スローモンションしているかのように感じた。
ご案内:「落第街大通り」にジョン・ドゥさんが現れました。
■ジョン・ドゥ > 「………あれは、何か…まずい、な
…どうする……いや、これなら…!」
【落第街の建物の屋上を飛び渡る様にして落第街を見回っていた彼は、
北野の発言が聞こえ、そして、北野の居る方向へと目を向けた瞬間に見えた真っ赤な球体に
何か不穏な物を感じると共に、
即座にその球体が危険な物であった場合どうするべきかと考え、
そうして彼は、収納の魔術を発動し、
投げナイフと防護の呪符を4つずつ取りだすを共に、
呪符を投げナイフに巻き付け、球体が落ちようとする地面の周り四方へと向けて投げ放ち】
「セット B」
【北野が居る方向へと屋上から飛び降りるように向かいながら、
投げナイフへと巻き付けた呪符を発動させる。
果たして、北野の球体の爆発を防ぐことは出来るだろうか?】
■北野(感染者) > もうすぐだ。
もうすぐ、爆発する!
スローモーションのように流れる赤い球体の軌道。
北野が放った球体は地面に落ち、そして爆発しようとする。
「はい、どっかーん!!」
・ ・ ・ ・ ・ ・
「って、あるぇ~?」
北野はまぬけな仕草で首を捻る。
なんと、爆風が広がる事なく、四人も無事。
不発?
いやいや、そんなはずはない。
この爆発の異能に不発とかありえない。
地面に突き刺さるナイフ、これが邪魔したのだ。
「誰だ、こんな物なげた奴は。
出てこいよ!
俺が……いや、俺達が相手してやるぜ」
北野と他の二名、西野と東野は明らかに正常ではなかった。
どこか異常をきたしているように見えるのは、もちろん『悪意増幅(ダーク・マリス)』の影響。
ちなにみ三人とも、誰がどこからナイフを投げたか気付いていない。
軽い気持ちで、あの四人を殺そうとしただけだからだ。
■ジョン・ドゥ > 「……爆発だったか……ああ、何とか防げていたか…」
【北野達のいる路地の近くの路地裏に降り立った彼は、
北野の放った球体の爆発を見ると共に、それを防げたことに安堵し、
そうして、まだ自身の存在に気付いていない様子の北野達を見た彼は、】
「ふむ……気が付いていないか…
ならば、このまま始末するまでだ…!」
【北野達の様子が正常で無い事を見て取りながらも、
『悪意増幅(ダーク・マリス)』の事を知らない彼は、その原因を察する事は出来ず、
しかし、様子がおかしい事はともかくとして、
このまま生かしておけば、更に被害を出そうとするであろうと判断し、
見つかっていない今ならば好都合と判断した彼は、
収納の魔術を発動し、両手に3づつ、計6本の投げナイフを取り出すとともに、
そのまま路地裏より、身体強化による高速で、北野達3人へと向けて、その投げナイフを放つのであった。】
■北野(感染者) > どこだどこだ、と周囲を見渡すチンピラ三人。
ちなみに、北野の異能に巻き込まれそうになった四人はさっさと逃げていた。
敵が見つからないのでは、話にならない。
「おい、お前等、見つけたら言えよ」
そもそも、姿すら見てないのに、見つけろという方が無茶な話。
西野は身体強化の能力を使って、周囲を警戒する。
そんなまぬけな三人に迫りくる六本のナイフ。
警戒していた西野は急いで、腰の鞘から剣を抜く。
そしてまずは自分に向かってくる二本のナイフを落とす。
それからさらに、北野と東野に迫るナイフをそれぞれ一本ずつ落していった。
残り二名は、ナイフが投げられた事にすら気付かず、北野は左肩に、東野は右膝にそれぞれ刺さってしまう。
「うがっ……。
い、いてえええええ!
おい西野、敵の居場所は分かったか!?」
痛いよ、痛い。
高速でナイフが飛んできて突き刺さったのだ。
体にナイフが減り込んでやがる。
北野は、身体強化を使った西野からナイフが飛んできた方向を聞く。
「あそこか……」
そして北野は野球ボールサイズの赤い球体を再び作りだす。
それをナイフが飛んできた方向、つまりジョン・ドゥがいる場所に投げた。
「こそこそしてねぇで、でてこいやぁ、卑怯者め!
それとも、俺達の前に出るのが怖いってのか?
そりゃあそうだよなぁ。
俺はこれから、この落第街の大ボスになる大物だからなぁ」
北野は、『悪意増幅(ダーク・マリス)』により自身の異能が強化された事で、調子にのっていた。
■ジョン・ドゥ > 「ふむ………仕留めるつもりだったが、外したか…
ならば、そう簡単に仕留められる相手では無いという事か……」
【北野の方を路地裏より覗っていた彼は、
投げた、投げナイフの大半が西野の剣で落とされ、
刺さった二本も急所から外れていたという、望ましく無い結果に、
彼は"外れた"と残念そうに呟きながら、
彼は、北野達3人が、それなりに力を持つ者達だと判断し、
再度気を引き締めるのであった。】
「……やはり、気付かれたか…ならば仕方無い。」
【そうして、北野が言った言葉を聞き、
流石に気付かれたと判断した彼は、
収納の魔術を発動し、今度は片手には先程と同様に3本の投げナイフ、もう片方の手にはチャクラムを取り出し、】
「ふむ……卑怯者、と来たか、
まあそうだろうな、生憎、俺はそこまで強く無いのでな、
こうして卑怯な戦い方でもしなければ勝てぬのでな
だが、卑怯だろうがなんだろうが、勝たなければ結果は出せぬだろう?」
【卑怯者と罵られ、しかし、仮面の奥で自嘲気な笑みを浮かべながらそれを肯定し、
だが、それでも勝てるなら、結果として相手を始末し、被害を防げるならばそれで良いのだと彼は嗤って告げ、
そうして、それを告げながら路地裏から高速で飛びだすと共に、
手に持っていた投げナイフとチャクラムを北野達へと放ちながら、
投げ放つと同時に、更に、収納の魔術を発動し、
長剣を引き抜き北野達へと斬りかかるのであった。】
「落第街の大ボスとは、また大きく出たものだな
この街には、俺など到底敵わない様な奴が山ほどいるぞ
それなのに、先程、俺程度の放った投げナイフを無様に受けておいてよく言うな」
【そうして、斬りかかると共に、
北野の落第街の大ボスになるという発言には、
今まで落第街で戦った相手達を思い出しながら挑発する様に言うのであった。】