2015/10/02 のログ
ヴァルトラウテ > そうですね、強いことは強いと思います
まあ声を掛けたくなるかどうかわかりませんが……

……??
(チャデモと言われてもよくわからない、というかこの人は誰になんのために何を言ってるのだろう
ちょっと良くわからない)

アスティア > 「――ム?
 これでは駄目なのか。
 とりあえず初対面の女性に使うといいときいたのだが。」

あてにならんなと手帳を閉じてしまい。

「何、どのような闘いをしてきたのか、
 良かったら話を聞きたいとおもってな。
 剣を交えればすぐ、なのだろうか、
 流石に街中で暴れるのは難儀だし。」

うん。なので良かったら話を聞かせてもらえないだろうか?
とヴァルトラウテへとじーっと視線を向けるだろう

リビドー >  
「ああ、それなりに有名だよ。
 しかし、とてもお金に困っている様には見えないな……。
 金にも名声にも興味がないとなれば、地下闘技場に通うのは武錬目的かい。」

 ……横目で二人のやりとりを見る。
 二人共どこかずれているような、一昔前のコントを見ているような。
 腕の有る剣士と云うものは得てしてこういうものなのか、と、冗句めかして思案する。

 武に全てを注ぎ込めば俗世離れする所はあれど、この様な二人はきっとレアケースなのだろう。

(特に、あっちの麗しいお嬢さんは何か引っかかるな……)

 とは言えきっと気のせいだろう。
 見たところは人間であるし、身なりの割には純朴と言うか、強い天然さが有る所も引っ掛かるがその程度だ。

ヴァルトラウテ > ……構いませんが、その……闘技場なりなんなりのがありがたいですね
それとお名前が伺えれば尚更です

(いきなりよくわからないことを言ってくる相手ではあるが、どうも剣技に興味があるらしい
となればこちらも吝かではない)

そうですね、誰かと剣を交えるのが好みなので、特にお金や名声というわけではないです

(そもそもこういったところをこの格好で歩く以上、相応の腕があるということになる
基本的に軸がぶれないのでその点も含めて見た目を更に良くしているというのもある)

アスティア > 「ふむ。となれば、闘技場に行くのも手だが。」

どうする?とリビドーに視線を投げかけつつ。
先に出会った人間を優先させねばならないとはおもっているようだ。

「っと、すまないな。
 妾はアスティア=リノンシアース。
 見ての通りエルフでこちらの世界の常識その他は勉強中という奴だ。」

とにっこり笑っていうだろうか

リビドー > 「おや、意外だな。
 剣を交える事を好むような貪欲さは見えなかったが、人は見かけによらないと云うべきか、何というか。

 ――ふむ。キミは剣を交える事に、何を見出しているのかな。
 ただ何の考えもなしに剣を交えるのが好き、と言うのも考えづらい。
 あっちの彼女にだって、勿論理由があるだろう。」

 ああ、ボクはそれでも構わないよ。存分にやってらっしゃい。
 そうアスティアに声を投げ掛け、一呼吸間を置いて。

「それと、好ければ改めて名前を聞かせて貰ってもいいかな。」

ヴァルトラウテ > ヴァルトラウテです、よろしくお願いします

そうですね、剣は純粋に人の素が見れることが多く、楽しいです
戦いの場であれば、いいことも悪いこともだいたい等価値になるので
そういった良さ、でしょうか。

(基本的にそう設定されていることもあって、ヴァルトラウテは剣を交えることをむしろ好む
好む、とはいっても、好き嫌いと言うよりかはコミュニケーション手段として捉えているところがある

もっとも、彼女の本分は戦闘時の運用であるから、そう思うのも当然といえばそうなのかもしれない)

アスティア > 「ふむ。では、了承も得れたことだし――」

ニヤリと笑って。

「その、チカトーギジョーで、一手ご教授願えるだろうか?」

ときらきらした眼でヴァルトラウテをみるだろうか。

「よければ観戦してくれないかー」

なんてリビドーを誘いつつ

ヴァルトラウテ > はい、ではよろしくお願いします。

(にこやかに手を取り挨拶を返す

……もっとも、彼女はもともとそのための機械であり、剣技も異能もだいぶえげつないものであるのだが
外見からそう言うふうには言えないあたりも恐ろしいものである)

リビドー > 「おや、意外だ。まさか"キミもそう思う"とは。
 闘いは人の全てを見れるというのも納得だ。キミの剣<ひと>が見たくなってしまうじゃないか。……ふむ。」

 人の素を見れると、そして闘いに於いては善悪が等価値になる聞けば眼の色が変わる。
 それが設定されている事と歯知らないものの、コミュニケーションの手段として、
 "人を見る"手段としてそう答えたのであれば、非常に好ましい反応を見せた。

「……ああ、観戦か。そうだな。したい所もあるが、悩ましいな。
 正直な話、今日は刺激に飢えていてね。見ていたら抑えきれなくなってしまいそうでさ。
 途中で乱入しかねないから、やめておいた方が良いかとも思う位だ。」

 残念そうに、頭を抑え/大きく溜息をついてみせる。
 剣を交えるまでもなく、とてもとても残念そうな素振りが見える。

アスティア > 「はっはっは。乱入も面白いと思うのだがなー」

なんて、笑って。

「ま、では行こうか。
 いやー、あれだな。
 ここは本当に強い人が多いから実にいい修練になる。」

はっはーと笑う馬鹿剣士である。

「――妾的には楽しければそれでオッケー、だ。」

リビドー > 「……おっと、興奮しすぎて名乗る事を忘れていたよ。
 ボクはリビドーと名乗っている。ま、宜しくな。ヴァルトラウテ。」

 頭を抑えたまま笑ってみせて、そう名乗るだろうか。

ヴァルトラウテ > はい、今日はもしかするといい日かも知れません

(いつも手持ち無沙汰のまま人待ち顔で待つことも多いのである
それが向こうから誘われるというのだから

もっとも、屈託なく微笑む彼女のそのえげつなさを知るのはもう少し後だろうが)

はい、リビドーさんもよろしくお願いします
もしよろしければ……お二人を相手にしても構いませんよ?

(そして、笑顔で、そう言った)

アスティア > 「――」

物凄い良い笑顔で移動するのを心待ちにしている。

リビドー >  
「ふむ。二人とも、ね。……ボクは構わないと言いたいが――剣士ってのは基本的にソリストだからな。
 そりゃ一人よりは強いが、的の大きさや射程の関係上、どうしても"一人で戦う時こそが十全な実力を発揮出来る"んだよ。
 よほど息のあった相手と組み、連携前提で戦わなければ味は落ちるぜ。それでも良いなら構わないけどさ。
 人を見るにも、武を高めるにも少々向いていないとは思う――が、どうかな、二人共。」

 やや悩ましげに、二人を見遣る。
 二人で来ても構わないと言ってのける以上、実力はあるのだろうし、或いは同じ様に思っているのまもしれないが――

アスティア > 「別に……1対1対1でも構わんのだろう?」

そして笑顔のまま
何かトンでもない事をいい始めた

ヴァルトラウテ > ……別に構いませんよ?
私はどのような戦いであれ、いいです。

(にこやかに微笑みかける少女
どう転ぼうと楽しそう、という表情である
無邪気なものである)

アスティア > 「ま、行こうか。
 妾はゆるりと楽しむだけだ。」

と、すたすたと移動するだろう

リビドー > 「全く、近頃の女性はやんちゃで困る。」

 軽く苦笑してみせれば、二人の後をゆっくりと歩くだろうか。

ご案内:「落第街大通り」からアスティアさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」からリビドーさんが去りました。
ヴァルトラウテ > では参りましょか
(嬉しそうに3人で歩いて行くだろう)

ご案内:「落第街大通り」からヴァルトラウテさんが去りました。
ご案内:「地下闘技場」にヴァルトラウテさんが現れました。
ご案内:「地下闘技場」にアスティアさんが現れました。
ご案内:「地下闘技場」にリビドーさんが現れました。
アスティア > 「いやー、ここが地下闘技場か」

うむ、と一つ頷いて。

「胸が熱くなるな!」

ヴァルトラウテ > (やがて地下闘技場にたどり着く
そもそもこじれた話を解決したり、外で戦うのに不適当な話を持ち込んだり、物足りない人間が集まるところであるので
仲良く和気藹々と連れ立ってくる、というのもおかしな話ではあるが)

……さて
しかしこういうところでも噂になるものなんですね
いちおうこういった場所なので、中のことを漏らしたらマズイことになると思っていたんですが
あまりそういうわけでもないのです?

(ここの話が外で漏れる、というのはあまり考えていなかった
……というかヴァルトラウテはそもそもあまり噂を気にしないため漏れたところでどうとは思わないのだが
それでもそういうものなのだと知った)

リビドー > 「ま、モノにも因るんじゃないかい。
 キミのことは中で聞いたが。」

 しれっと流しつつ、臨戦態勢を整える。
 戦場を軽く見渡しておくとしよう。

アスティア > 「まぁ、こういうのは定番だし、
 裏に精通してればーとかいう奴か?」

妾も昔よくそーいえば闘ったなーなんていいながら。
しゃらんと二本の長剣を抜き放つ。

「……」

そして少しばかり精神統一である。

ヴァルトラウテ > ……あ、そうなんですか?
あまりこの辺りに詳しくないもので。

(そもそも彼女はこの辺のローカルルールをあまり知らない
故にいろいろ不思議がるのだ)



……あ、いつでもいいですよ?

(闘技場に一歩踏み出れば、相変わらずのにこやかな笑み
戦闘する、という雰囲気ではないまま、向き直る)

リビドー > 「とりあえず――」

 魔術への干渉に注視しつつ、地面から大理石の薙刀を生やして構える事にする。
 ――先手は取らないらしい。

「此方もいつでも構わないよ。アスティアはどうだい。」

アスティア > 「ふむ。」

と、眼を開いて。

「此方も問題はないな。
 じゃあ……」

剣を突き立て、一枚のコインを取り出して、
天高く弾くだろう。

「地についたら、だな。」

剣を再び抜いて構え、
やがてコインは地に落ちるだろう。

「よっ、と。」

とりあえずは、
と地に落ちたコインを剣で、
ヴァルトラウテへと弾き飛ばすだろうか。

ヴァルトラウテ > ……良い判断ですね?

(異能がなければこの程度は大した意味もないのだが
この街では何かに触れること即すなわち何かの条件になりかねない
もっとも、そういうことより、これに対する行動を見てから幸導できるということに意味があるのだろうが

故に、かわす
とはいっても、もともと半身の体勢、僅かに半歩引き足をずらしただけである
自然体であり、また、動きに特別な起こりがない日常じみた雰囲気である)

リビドー > (ふむ。皆手堅いものだな――)

 動かぬ試合を眺めれば、軽く、足を踏む。

「誰も動かないなら、少し揺らしてみるとしよう。」

 ――大地と水そのものを組み合わせ混ぜ併せる事による、地面の沼地化。
 自身の足元を除き、一帯を深さ80cm程度の沼地のそれへと変貌させる。
 コンクリートの沼かもしれないが、それはそれとして。

アスティア > 「はっはー!」

軽やかな動きに地面が沼になる様子をみて、
楽しそうに笑う。

だが、そうとしれば、だ。
ダァンと、地を強くけり、くるりと一転し、天井を足場に。

「まずは、小手調べといこうではないか!」

左手の剣をヴァルトラウテへと投げつけながら、
リビドーへと、そのまま足場である天井を揺らす勢いで強く足を叩きつけ、落下速度を加速。
そのまま剣を突き出して突貫するだろう。

ヴァルトラウテ > !?……あまり汚れたくはないですね?

(足が沈む
と思ったところから、浮き直す
水面に立っているかのようだ)

では、せっかくなので、頂いたものはお返ししますね?

(抜くと、地面に向かっての派手な剣撃
リビドーの方に向かってその沼を大きく弾けさせる
……まるで荒波のように
剣をその波に巻き込むように弾きつつ、波にアスティアも巻き込むつもりだ

そしてそのまま一閃
斬撃の二「鶴翼」
波に隠すように、剣圧の斬撃が後ろから飛ぶ)

リビドー >   
「お、っと。……ふむ。」

 確かな足場を踏み鳴らし、大理石の槍で受け止め、流す。
 大理石の槍に大きく罅が入ったと見れば、それを沼波へと投げ棄てる。

 ――波を堰き止めるように推定コンクリート――元足場と同質の壁が立ち塞がり波を堰き止めるも、
 次いで放たれる斬撃に因って斬られ砕けた。
 
 砕けたコンクリート片に飛び乗りつつ、沼の波に乗って距離を取るか。

「ヴァルトラウテは綺麗好きかい。
 闘い好きなのに綺麗好きとは、少々不思議だな。」

 水面に立つ歩法には特に関心を見せず。
 まぁ、それくらいはやるだろうとの認識らしい。

アスティア > 「フハハハー!」

いいぞーとでもいいたげに、
受け止め流されれば、

そのまま沼へとダイブする。

折角の沼なのだ。

ゆるりと、泳ぐとしよう。

とはいっても、沼を固められた時のために、
2本の短刀を抜き放ちながら、
潜行しつつゆるりとこんどはヴァルトラウテのほうへと泳いでゆく。

――行動に移すにはいまだ幾ばくかの時間がある。

ヴァルトラウテ > そうですね、女性ですからあまり汚れるのはなんとも。

(特に何もなければ、さも当然のようにリビドーの方へ歩いて近づいていく
何も無いのなら一足一刀の間合いまで近づいていくだろう

アスティアは、落ちたのならまあ何かあるだろうと、とりあえず放置

沼に変えた者が自在に石を操るのに泳ぐ、というのはあまり嬉しい動きではないとヴァルトラウテは考える)

リビドー > 「獲物を持った闘いは得手ではない、が――」

 足を踏み鳴らし、当たり前の如く地面を元に戻す。
 アスティアがどうこうよりも、ヴァルトラウテへ効果が薄いと判断した故の行動か。
 
 元に戻すついでに、一足一刀に割って入れるようにヴァルトラウテの周囲に人の高さ程の彫像を生やす。
 ――邪魔ではあるが、十分に切り伏せられるものだ。その後、コンクリート槍を一本生やして掴みとった。

アスティア > 「――」

まぁ、順当にそうくるか。
と、力技でコンクリートを内部から粉砕しつつ、
ナイフで削るように移動を始める。

まぁ、ちょっと硬いけど、鉄より柔らかいからいけるだろ。

とか考えて実行するあたりほんとどうかしてる。

――位置を調整しつつ、移動。

まぁ、地中の微細な音でヴァルトラウテの足元へ移動してるのがわかるかもしれないが――

上は上で戦闘してて音が多少まぎれるだろうから気にしないようにしてる。

ヴァルトラウテ > ……ああ、やっぱり。

(アスティアさんは生き埋めにならないだろうか、なってなさそうなのでまあよし

その、コンクリートの彫像が生えたのに合わせ、その上に
乗リざま、先ほどの鶴翼の斬撃をリビドーに

彼に何か動きがあれば、その彫像の上から、リビドーへと跳ねるだろう
まるで軽業である)

リビドー > 「――っと!」

 飛び乗る軽業を見せると同時に、横合いに逃げて斬撃をやり過ごす。
 相手がどう動こうが、"予めそうセットしていた"ような動きだ。

 彫像に手間取るのならば横合いから殴り、動くのならば余裕を持って逃げる腹積もりであった。

(……大したイニシアチブは取れなかったが、何とか五分は維持できているか。)

 手に持っていた槍をヴァルトラウテに投擲し、もう一本槍を生やして掴む。
 武器の扱い的に、"槍術使いではない"と察する事は出来るだろう。


「……アスティアもこれで終わるとは思えない、が。どうにも静かだ。」
 

アスティア > 「――」

さて、そろそろかと思った瞬間、
気配、というか何かが消える感覚。
ならばと――

リビドーへと跳躍した後辺りだろうか。
彫像をぶち砕いて地中より出現し、
身を深く屈め、
リビドーとヴァルトラウテへと短剣を一本ずつ、投擲、
すぐさまダッシュして、二人纏めて叩き斬らんと、
大剣を振りかぶり突撃するだろう。

ヴァルトラウテ > とても良い距離のとり方と対応に思います

(ヴァルトラウテに一つ特徴があるとすれば、基本的に、驚かないことである
驚かないというより、何事が起こっても動じないというのが正しいか
突然の状況に対し、対応が普通なのだ

投げられた槍を回して逸らし短剣に当たるよう返しつつ
リビドーを盾のように使う位置へと挟みこむように周りこもうとする)

リビドー > 「そりゃどうも、っと、女子を守るのも男の子の役目かいッ!」

 短剣を手の甲で横合いからぶち叩いて弾き、
 盾の様に扱われば軽口を叩く。
 アスティアが迫り、突撃を仕掛けると見れば、槍を落とだd種―

「――らぁッ!」

 一歩踏み込み、振り上げて開いているであろう腹に全力のドロップキックを叩き込んで迎撃する。
 姿勢を崩せれば御の字。そうでもそうでなくとも、そのまま落っこちてから転がり逃げる。
 勢いは強く、やたらと堂に入っている。
 迷いなく肉弾で対応する事も含めて仕掛けた辺り、体術が本分なのだろう。
 

アスティア > 「ほう、面白いな、
 ならば――」

するりと、
“剣を手放し”

くの字に折れ曲がりながら、
その足を引っつかめたら、ぐるりと回転し――

「リビドークラッシュ!」

ヴァルトラウテへと投げつけようとするだろう。

リビドー > 「投げ――ッ!?」

 キャッチまでは予想の範疇ではあったが、何か投げられた。
 そのままヴァルトラウテへ真っ直ぐ飛んでくる――!

 ……もしもつかめるなら、しがみつこうともするだろう。
 それを外せば、受け身を取るか。

ヴァルトラウテ > ありがとうございます……礼と言ってはなんですが
(当然のように、その飛んでいったリビドーには背後からの鶴翼の斬撃
故に距離は関係ない。

勿論、アスティアも巻き込むつもりで、だ。

そして。

泥の上に立ったことを除き、未だ異能を使ってはいない)

リビドー >  
 背から斬撃前からは断ち切りかと思えば掴んでスイング。
 何だか大惨事であるが、姿勢上、そして斬撃が縦軸を捉えた縦一文字でない以上、
 ドロップキック――横に寝る様に飛んでいれば立っているよりは当たる面積は少ない。
 ある意味最小にとも言える姿勢故に、斬撃は掠める程度でやり過ごす。

「立っていたら割りと死んでいた気がするよ。近頃の女子はやんちゃで困る。」

 投げ飛ばされた先で一つ転がって受け身を取る。
 土汚れを叩いてから、一つ息を吐いた。

アスティア > 「さ、てッ」

居合いの体勢から刀を抜き放ち
裂帛の気合と共に、飛んでくる斬撃を切り払うだろう。

それと同時にじりじりと移動して落とした大剣の元へと移動するだろう。

ヴァルトラウテ > ……さて、ではそろそろ。

(転がって受け身を取る、その瞬間
リビドーへと感覚の操作を行う

転がっている最中だ、受け身を取り終え立つ方向を、曲げればいい。
立ち上がれても立ち上がれなくても、特に対抗手段がなければ感覚が揺らされるだろう

無論……そこを、斬る)

リビドー >  
 感覚への干渉。起き上がる事は出来ないと読み切れば手を替える。
 理解してから焼却するには少し遅い。高速で思考を回し品を替える事にしよう。

 瞬時にリビドーを中心に半径2mほどの窪みが生じる。
 斬撃が迫る頃には更に沈み、溶けこむ様に消えた。

 ――以前この闘技場で見た重騎士《ダナエ》のアクションの再現。
 原理としては別物で、先の沼地化の応用とは見て取れるか。

「しかし、二人共スタイルは違えど隙がない。
 力のアスティアに技のヴァルトラウテかな。」

 地の底から響く声。
 同時に、地の表面に水が滴る。散らばった槍やら土やら彫像やらの残骸が一斉に水泡と化し、収束する。
 それらは周囲の地面を水に変え、取り込み、穴を作って吸い上げ――巨人のような人型を成した。
 動きを見ればそれが意思を持つ何かではなく、そう言う風に"周囲の地や風を水に替え、水を巻きあげ操作している"だけであるとの看破は容易か。

「水の巨人。……ま、事件になるほどのレベルではないがね。」

 ざっぱんと沈んだ底より水を伝い這い上がり、水に乗って。巨人の肩に乗る。

 当然。シャツは濡れて、透けている。
 髪や唇も濡れており、不思議な艶を出しているがそれはそれ。
 ……感覚干渉により大分ふらついているが、落ちる様子はなさそうだ。

アスティア > 「まぁ、なんだな。」

鋭い眼で二人を見据え、

「実に興が乗ってきた。妾は――」

両手で刀をもち地に水平に刀を構え――

「妾は楽しい!」

全霊の力で一転、刀を横に振るう。

アスティアを中心に円を描くように空を切り裂く風をまとった剣圧が広がる。

さて、斬撃はリビドーへと届くまい。だが、
巨人を切り裂けるか、
ヴァルトラウテがどう動くかは

「実に、見ものだな……ッ!」

ヴァルトラウテ > ……大技になりましたか
ちょうどいいかもしれませんね?

(自身と同じような飛ぶ斬撃が行われれば、それを落とすのではなく、流すようにさらに上乗せし
そのままリビドーの巨人へと
基本的にヴァルトラウテは受けずに流す、もしくは切落により合わせ斬る
水の巨人なら、表面が乱れるように二連撃にしたほうが効率がいいだろう

変形の鎧通しである)

リビドー >  
「はっ、流石に的が大きければそうなるか――ッ!
 ――息が合っているぜ、お嬢さん方ッ!」

 二重の斬撃により、巨人は真っ二つに引き裂かれる。
 裂かれた下半身はそのまま制御から離れアスティアとヴァルトラウテに雪崩れ込み、
 決壊したダムが如く水と圧で縛ろうと迫る。

「流石に的がデカければそうなる、かッ!
 そろそろフィナーレだ、受け取りなッ!」

 ――元上半身部分の水をまるごとコンクリート混じりの土に戻す。
 ただ分厚くデカイ、一枚の天井板のようなものを作れば――
 まるごと押しつぶさん、と、水の上から押し潰すかの様に、自由に落下させた。
 

アスティア > 地にある大剣を跳ね上げ、

「いかんな。実にいかん。」

刀を地につきたて、刀を足場に再び天へと逃れる。

「まぁ、そろそろフィナーレなのは確かでは……」

そして、宙にある大剣を手にとって板を突き破り――

「あるがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

板へとたたきつけて板の落下速度を加速させるだろう。

ヴァルトラウテ > ……コレを打ち返すは芸がありませんね
鶴翼の七、天崩し

(空間操作でどうにでも出来るのだが、そういったことは行わず、
流れに逆らわず水に乗るように高速で移動しながら
その勢いを利用して天井へと斬撃を連撃で放ち
アスティアとリビドーの更に上から瓦礫による攻撃を試みる)

リビドー >  
 ヴァルトラウテの発言と素振りから、"一瞬の勿体ぶり"を見る。
 理由は覗けぬ故にどうあれだが、手札を伏せたかと見れば少々残念そうにしてみた。

「――ふむ、二人共、見事だ。」

 落下する瓦礫が"燃える"。
 一枚板は高速で移動するヴァルトラウテに迫るが、まぁ、当たらないだろうと判断。

 土を火に変えてしまえば、ゆらりと地に降りて、一つ片足を踏み鳴らす。
 土を巻き込んだ水は引き、穴を埋めて染みこむように消えていく。

 それなりに感覚の調子が戻った事を確かめれば、もう一度踏み鳴らす。
 ほぼ元通りに戦場を整え、一本の棒を生やし旗を象った水をくっつける。
 白旗とでも言いたいのかもしれない。

「ボクはこの辺りでギブアップ・ドロップアウトとしよう。
 ……フィナーレと言った手前、それで決めれずに続けるのは格好が悪い。
 だから、ボクは観戦に回るとするよ。」

 ……恐らくこのまま乱戦を続けるとしても、
 彼女らの奥底<人>を覗くには、少々熱が足りない。
 合理や判断を見るにはもってこいではあるが、それは十二分に見た。

 故に、降参し/降りると宣言した。

アスティア > 「ハッハー、それは良いが――」

なぁに、と笑って。

「されどまぁ、妾に関して言えば、だ」

地へと落ちるとすかさず大剣を背に回し、
大剣を縦に瓦礫を受けとめ――

「秘剣――礫返し!」

力づくで瓦礫を弾き、周囲へと散らす。
その瓦礫を眼くらましに、大剣を手放し、
細剣をヴァルトラウテへと真っ直ぐに、射出するようになげはなち――

「残念ながら、これにて七剣、
 全て放ち候。
 という訳だな。
 七剣流故、
 七剣全て放てば殺し合いでもない限り幕引きが相応だろう。」

ヴァルトラウテ > 一にして全、全にして一

(切落
逆らわず、受けず、切り返す
技というよりかは、極まった基本である

その大剣を勢いをそのままにくるりと回転させ、地に落とす
まるで舞のようでもあり、流れるような動きでもある)

楽しませていただきました。

アスティア > 「おおぅ。」

優雅なその様に思わず拍手を。

「柔の極み、そして、魔の極みを堪能させてもらったとも。
 まだまだ精進しないとな、妾も。
 いやー実に、楽しかった。」

と呵呵大笑である。

「という訳で妾も参った、だ。
 ヴァルトラウテ殿はほんと凄いな。
 リビドー先生もさすがは先生だ!」

ヴァルトラウテ > まあ、その、効率が悪いのがあまり好きではなくて

(ヴァルトラウテの剣は、速度重視でもなく威力重視でもなく、効率重視である
故に、距離、威力、種類を問わないことを重視するし、合わせが異様に上手い

さらにまだ、異能など強力なものはあるが、この組み合わせでそれで押すには芸がないし
何より楽しかった

また手合わせするのもいいだろう)

……え、先生なのですか?

(むしろ、戦闘時よりもその方に驚く。)

リビドー >  
「ははっ、若く見られる事は多くてね。驚いたかい?
 一応、先生の端くれとして教鞭を取らせてもらっているよ。」

 柔らかく微笑んで見せれば、気にした素振りもなく応える。
 立ち居振る舞いはともかくとしても、そのような表情変化の
 素振りはやっぱり幼く見えるかもしれない。

「しかし。楽しかったとも。タイマンのバトルが続いたが、乱戦も実に良いものだな。
 合理や判断、展開への対応の理知を見るには、激しく変化する戦局に対応する<人>
 を見るには実に良い。ああ、他もし買ったぜ。ヴァルトラウテ、アスティア。」

アスティア > がらがらと瓦礫とかをのかしつつ、
武器を回収しつつ――

「最適効率など、中々出来るものではないからな。
 いいのではないか、というか、
 それこそがヴァルトラウテ殿の強みであり、長所なのであろうな。」

うむ、と回収した武器の具合を確認して――

「ま、妾の場合は勘に頼ることが多いから、
 そこまで突き詰めたのは……今は、無理だな。」

して、とリビドーへと笑いかけ――

「楽しかったようで何よりだ、
 合格点はいただけたかな?」

ヴァルトラウテ > そうですね、楽しかったです
もう少し派手に動いても良かったのですが、それはまたの楽しみにとっておきました

(念動力や精神感応、空間操作、感覚操作などなど
ヴァルトラウテには上手さを抜いてもえげつない異能が複数揃っている
正面から相対せば、戦闘機械である少女はだいぶ容赦がないのだが
今この場はむしろ剣技による立ち合いを重視し、異能はほぼ足場の補助にしていただけである
アスティアの剣も、考えてみればそのまま撃ち落とした、というものはなく、
流れの中で処理したか、上手く流したかである

故に重要な事実に気づく)

……あの、もしかして最初の方に投げた剣、地面に埋まってませんか?

(たしか泥波で巻き込んでそのままになっていたはずである)

リビドー > 「しかしなるほど。ヴァルトラウテは"効率"か。
 言われて見れば得心が行く。キミもアスティアも人並み外れた技と体を持つが、
 キミは確かに効率重視だな。流れに併せて乗ってくると云うべきか。」

 ふむ、と、喉を鳴らして唸り、腑に落ちたようにしてみせた。
 確かにその肉体と技を以って幾億の可能性を作り上げ、その中から最適を選ぶ。
 それがヴァルトラウテなのだろう。

 ……アスティアから声が掛かれば、実に気分の好さそうな声が変える。

「ああ。当千の腕前、しかと見せて貰ったとも。
 力押しがキミのスタイルな風にも見えるが、頭も切れるな。キミは。
 いや、直観が鋭いと云うべきか。実に良い。ヴァルトラウテとは違った合理だな。
 キミの場合は、そうだな。流れが来いって感じだ。」


 ヴァルトラウテは流れに併せてその上に立ち、
 一方アスティアは流れをそのものを引き寄せる。
 "面白い"。その差異に想いを馳せ。再び楽しげな笑みをこぼした。

「ん……一応その剣やらも吐き出したつもりではあるが、さて、どうかな。」

 一応、場は戻した筈。
 とは言え、うっかり聖剣が如く突き刺さって埋まったままだったりするかもしれない。
 選ばれしものなどはなく、腕力で引き抜くべき聖剣だ。

アスティア > 「ん。ああ。埋まってるな。」

何気ない風にいって、
地面に埋まってる剣を力技で引き抜くだろう。

「まぁ、壊れない限りは大丈夫だ。
 良くある事良くある事。」

たまに勢いあまると起きうる事象である。

「ま、派手な動きや派手な技は強いからなー。
 その分――
 穴も大きくなるが、
 それくらいはふさいでくるからそれもまたたのし、だな。」

ま、剣技以外で闘うなら妾よりも、ほら、とリビドーをみるだろう。

アスティア > 「ま、合格点をもらえてよかったとも。
 落第はその、困るからな。」

とリビドーにサムズアップである。
流れが来いについては何か誇らしげ

ヴァルトラウテ > はい、できるだけ一刀で済ましますし、連続技は必要なら流れの内に繋がるだけで
あまり技、という感じではないですね
まあ手合わせすればすぐに気づくと思いますが

(ヴァルトラウテには受ける、払う、という動作がもともとあまりない
そのまま攻撃になっていたり別の行動に重なっていることが基本だからだ
故に相手の手数をそのまま攻撃の数にするところがある
更に基本、無為自然である、遅いようで早いようでよくわからないのだ
最適、というよりかは、必要なことをまとめてやったらそうなる、という感じだ)

……よ、よくあるんです、か?

(まあ、処理した剣の位置は大体把握しているが、にしても埋まって普通、というのは不思議な気はする
戦闘中であればあまり気にしないのだが、冷静に考えるとなんとなく不思議な気もした)

リビドー > 「将棋やチェスのそれだな。流れを重ねて詰みを作るような、というべきか。
 しかし、ボクに仕掛けたアレはキミの異能かな。いや、異能ではあるんだろうが……。」

 思い返せば、どうにも妙だ。
 異能にしてはテンプレート的であると云うべきか、雑味がないと言うべきか。
 異能こそ持っていないようなもの――魔術はあるが――それでも教師であると同時に末端でこそあれ、
 常世財団英雄開発課の副主任研究者である以上、異能に対する造詣は深い。
 故に、ぽつりと呟く。

「"人造のそれ"、って感じだったか。アレは……」

 思う所がありそうな素振りで、一つだけ呟いた。

アスティア > 「よくあるぞー。
 というか、力任せに振るうとこう、
 バターのように岩に突き刺さったりとか、
 あれ、ない?」

と首をかしげてヴァルトラウテに怪訝な表情で尋ねるだろう。

ヴァルトラウテ > ああ、アレですか?
ちょうど受け身をとっているところだったので、あのタイミングならいけると思いまして。
……人造の?

(よくわかっていない
そもそもヴァルトラウテにはその自覚がない
カマをかけようと、何かに気付こうと、最初からそれに関わるような反応はない)

……ええと
泥波に巻き込んだのは流石にどこへ行ったのかはあまりわかりませんが
あの時アスティアさんが流されたのがあのへんですから、変に流れてなければたぶんこの辺りの
コンクリ壁を立てた当たりに弾かれてるんじゃないかと

(最初に立った当たりからの位置関係はわかるのであたりをつけた)

アスティア > 「ふむ。」

こんこん、ごんごんと、軽く叩いて。

「このあたりか。」

とコンクリートを砕きつつ回収をすませて。

「これでよしかな。
 動いたらお腹すいたし何か食べに行かないかー?
 妾奢るぞー。」

と、リビドーとヴァルトラウテを誘い――
そのまま地下闘技場を後にするだろうか。

リビドー >  
「使うタイミングも見事なものだったぜ。素晴らしいものだ。…ふむ。

 ……ああ、いや、気にしなくていいよ。ちょっと思う所があっただけだ。
 ざっくり言うなら、キミの姿みたいに綺麗に纏まった異能だったと言う辺りかな。」

 彼女は最初に出会った時のような、"よくわからない"様子を見せている。
 分からないものに対しては、ある種一律な反応を見せている……ようにも思えた。
 少なくとも、今のところは感覚的な印象ではあるものの。

 ……とは言え今、追求するようなものでもない。軽く濁して流すとする。

「はっはっは、アスティアは本当にパワフルだな。
 ……と、ボクはそろそろ行くぜ。また会おう。そしてまた戦おう。ヴァルトラウテ、アスティア。
 或いは講義に来てくれても喜ぶぜ。

 ……と思ったが、食事に行くなら付き合うよ。銭ぐらいは大人が出すさ。」

 ――このまま、3人で食事に向かうならば食事を愉しむ事だろう。
 その場合、会計を持ちたそうにしていたりもするリビドーの姿が見えたかもしれない。
 断らない限り、支払いそうだ。

ご案内:「地下闘技場」からアスティアさんが去りました。
ご案内:「地下闘技場」からリビドーさんが去りました。
ヴァルトラウテ > あ、案内していただけるならご相伴に預かってもよろしいでしょうか?
この辺不慣れなもので、よく知らないんです。

(基本的にヴァルトラウテは店をまるでよく知らない
そもそもファミレスに入れない悲しみを背負ったぐらいには知らない

知らないことについては、一律、というより単に知らないことが多いのだ

自身を喚び出されたもの、と思っている少女は無論そのことに疑問など抱かないし
また散歩をすること自体や案内してもらえるのは好きだった

故に2人が食事といえばついていくのだった)

ご案内:「地下闘技場」からヴァルトラウテさんが去りました。