2016/07/25 のログ
ご案内:「落第街大通り」にメグミさんが現れました。
メグミ >  歓楽区の巡視――と言う名目での落第街の巡視業務。
 他に風紀委員の姿は見えない。単独での巡視が認可されているのだろう。
 同時に別ルートから巡視を行っている人はいるかもしれないが……
 
「……ふむ。」

 淀んだ世界に圧される事もなく道を往く。
 堂々とした歩みには、少々の威圧を覚えるものもあるだろう。
 ……事実、幾らかの生徒らしきものの動きは止まっている。
  

メグミ >  今の所、目立ったもめ事はない。
 馬鹿正直に風紀委員が歩の当然と言えば当然であるし、厄介なものは目の届かぬ所で起こっているのだろう。

 とは言え、今はそれを暴く為に深入りする業務ではない。
 牽制しておくことだって大事な事は理解している。
 それが威圧や畏怖に因るものであることも承知している。
 

メグミ >   
 歩いている最中、ふと立ち止まる。
 何かを覚えれば周囲を見渡し、眉を顰めた。

「……地下から一際厭な気配は感じますが――
 報告にあった、アレでしょうか。」

 炉と呼ばれる例のアレだろう。
 ……直ぐに手出し出来るものでもない故に探る事は出来ないが。
 

ご案内:「落第街大通り」に寄月 秋輝さんが現れました。
寄月 秋輝 >  
偏光迷彩を纏いながら、落第街を駆け抜け。
途中でメグミの姿を見かける。

(……マズいかな)

思わず、姿は隠しているのに物陰に隠れる。
私用でここに来たとなると、さすがに問題な気がする。

しばし、こっそり見つめることにした。

メグミ >   
「……。」

 妙な物音が聞こえた気がする。が、視認できる範囲には誰もいない。
 とは言え何らかの手段で身を隠すものは少なくないし、このような場所にそのようなものが居るのは当然の事だ。

「ふむ」

 警戒し周囲を見渡す。
 潜伏からに暗殺術の類を仕掛けられるとすれば厄介な話だし、考慮すべき可能性だ。
 

寄月 秋輝 >  
(あ、まずい。警戒されてる)

ここで完璧な隠密行動がとれないあたり、ずいぶんと衰えたと思う。
が、先制攻撃など仕掛けられては、たまったものではない。
会話が成立するであろう、今のうちに顔を出すべきだ。

偏光迷彩を解除し、姿を現す。

「すみません、メグミさん。
 僕です、寄月秋輝です」

両手をホールドアップしながら近付いていく。
胸元のネックレスがちゃらりと音を立てた。

メグミ >  声の方へと向いた上で死角にも気を払う。
 身体能力は高くない。高くない故にそのようにする必要がある。

「……貴方でしたか。」

 声こそ柔らかいものの、警戒は抜き切らず。
 姿形を変える者を知る身としては警戒を解くにはまだ早い と思ったのだろう。 
 

寄月 秋輝 >  
「すみません、姿を見せないように動いていたもので」

腰の刀の柄頭に手を当て、抜刀の意思を見せないようにしながら近付いていく。
足取りもゆったりと、急な動きを見せないようにしている。

「……何か見つけましたか?
 このあたりで動きを止めたような気がしますが」

メグミ >  
 幾らかの行動から正気の本人だろうと判断。
 目の前の彼への警戒は落とす。

「それならば構いませんが……
 ……いえ、真新しいものはなにも。」

 小さく首を振る。
 風紀委員ではそれとなく挙げられていることでもあり、現状何かできるものでもない。

 故にそのように答えるだろう。 
 

寄月 秋輝 >  
「そうですか。
 何かあるならばお手伝いでも、と思いましたが。
 本日はただの警邏ですか?」

ようやく警戒が解けたようで、柄頭から手を下ろす。
この会話の間は、周囲への警戒を肩代わりする。
それなりの範囲の視界を確保しながら、メグミに近付いていく。

メグミ >  
「ええ。と言っても大きなトラブルも特になく。
 寄月さんはどうかなさいました? いえ、個人的な事でしたら見なかった事にしておきますけれど。」

 軽く口元を緩めて、そのように答えた後に問い返す。
 大分融通は効く手合いのだろう。 冗談めかした提案を付け加えた。