2016/07/30 のログ
那岐夜車丸汀 > 何だろう 骨を拾っていただけで怪しい雰囲気出ていたのか。
血とか内臓とかもし血肉など関わっていたらそれこそ 血の錯乱していたかもしれないが、
そこまで血肉に拘っていないし、肝心の血は一滴で事足りる。

「考えたら 儂 風紀委員のメンツ、まともなのは佐伯様しか知らん。
 あとのメンツは…確か 色は分からんが、久藤様か。
 儂も 汝の事は知らん。が、顔立ちと声と服装諸々は覚えたぞ。」

大魔術…色々と使ってはいるが、真に使いこなしたのは西洋魔術ではなく陰陽系の東洋魔術。
召喚術にちょっと変わった術式も少々。これに変化術も加わりそうだ。
デイライトウォーカーと隠蔽している術式のみは 権限がないと難しいかも知れないが
それ以外は調べればわかるというモノ。
                ・・
じっと見つつ 異能でも彼女の事を視ていた。
色々と隠して尚且つ大量…一人無双し放題ではないか。
ただ器は立派だが その中身何処へ行った?
あとは声の張りが緊張もしくは硬いから 緩んでいない 位は判明した。

以上異能で視えた事。序に言うのであれば 彼女は恐らく召喚士では?と。

「骨は持ち帰って 死神騎士という類で護衛を作りたくてな。
 墓を掘り返すにもいかぬから ここで拾うしかないではないか。

 嘘は言っておらんよ、嘘はな。…ではな 警邏 お疲れさま、だ。」

 くぎを刺す言葉と、その視線におお 怖い怖い と 無表情からおちゃらけた?顔になると、
 骨を浮かせ 学生証は懐に収め 大腿骨を握ったまま 闇に溶ける様に去っていった―
 途中まではっきりしていた 気配も 角を曲がった先で唐突に切れた。

メグミ >  
 観たものに違いはない。
 故に確信出来るものはあるだろう。
 ……分かりやすいほど、隠せぬほどに濃い事でもある。

 交友関係を頭に叩き込みながら、覚えられたことを認識する。
 同様に彼女の事を覚えながら、いずれにせよ見送るだろう。

(……嘘でなければ良いと言う話ではありません。)

 出掛かった言葉を呑み込む。
 含みを持たせるように告げる以上承知の上であろうし、
 そうでなくても言及するのは要らぬ野暮だろう。と。
 

ご案内:「落第街大通り」から那岐夜車丸汀さんが去りました。
メグミ >   
  
「ふぅ……私も、行きますか。」

 大きく息を吐いて緊張をほぐす。
 少しだけ解してから気を取り直し、再び歩き出した。

 

ご案内:「落第街大通り」からメグミさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」に蕎麦屋さんが現れました。
蕎麦屋 > 「よいしょ、とー……。」

出前の依頼も特になく、他にやる事もないとなれば。
だらりと店を開けるのも一興だろうと。

思ってはみたのだが――。

「いや、今日は暑いですねぇ……」

うだるような熱さは人波の脚を早くする。
さて、今日は客は来るだろうか。

蕎麦屋 > 「んー……それにしても暑い。」

道行く人々を眺めながら。、取り出した扇子で仰ぐ。
扇子の柄は鳥獣戯画。どこまでも和テイスト。
言ってる割に厚着、それでいて汗の一つもかいていないのだが。

ご案内:「落第街大通り」にウィトサーレさんが現れました。
ウィトサーレ > ソレは突然現れた。
あなたが素敵な柄の扇子でぱたぱたと仰いでいるとき。
何かが、あなたの視界の上のほうに、ぱっと現れる。

「……………。」

帽子が落ちないように押さえながら,
上下逆さまの瞳が貴女と,貴女の持っているきれいな扇子に向けられます。

…なんで屋根の上にいるんですかね,そして,なんで逆さまになってまで覗き込んでるんですかね,ウィトサーレさん。

蕎麦屋 > 「おや――」

視線に気付いて、ぱたん、と扇子を閉じた。
さて、最近は客というとちょっと怪しい何か、と出くわす事も多いですが。
右見てー、左見てー、上見てー。
上見て―。

「…………毎度、蕎麦しかございませんが、食べて行かれます?
 その格好で曲芸師みたいな真似事するのはよろしいですが。頭に血がのぼるかと思いますけれど。」

というかどうやってひっくり返ってるのか、この人。

ウィトサーレ > たぶん屋根の突起をつま先あたりで必死に支えてるんだと思います。
ぷるぷる。

「……………!」

蕎麦という言葉に反応したというよりは,その香りや自分を見ても驚かない貴女そのものに反応したようです。
少しそのまま考えてから,さっと屋根の上に消えていき,

しゅたっ!と綺麗に着地しました。どやー!

蕎麦屋 > ぷるぷると震えているので、大体は察したようです。
なんか全力で無駄な努力というか。すごいのだろうか、これは。
引っ込んだかと思えば――

「……おや、お上手。
 あつとひや、どちらにします?」

ドヤァ……な空気に、拍手。ぱちぱち。
とりあえずは客用の組み立て椅子など勧めてみるが、どうだろうか。

ウィトサーレ > 促されたとおりにちょこんと座りました。
帽子の上の装飾がごってごてしていて屋根にぶつかりそうなレベルです。

どちらにするかと聞かれても,答えることはせず…
…背負っていたリュートを軽く鳴らして,

「北より流るる冷気に震え 南のムスペル救いと仰ぐ
 冷たき冥府の女王よりも ムンディルファリの子ソールを選ぶ」

なんか歌ってます。どうしましょう。

蕎麦屋 > 「はい、少々お待ちを。」

慣れた手つきで器を用意。湯を浴びせて温める。
手打ちの蕎麦を鍋へと放り込んだ。茹でている間に温めた器の湯を一旦捨てて。
引き上げた蕎麦を器に盛る。汁を張り、刻んだ葱と海苔を添えて――

「はい、お待ち。灼熱というほど熱くはないですが。
 それにしても、分りにくいとか言われませんか、その返答。」

ことん、とかけ蕎麦を目の前に置く。

ウィトサーレ > その手慣れた手つきをしっかりと観察しています。
彼にとっては珍しいのか,とても興味津々です。

「…片目の主が放ちし槍は 館を貫き一族絶えり
 我が身は命を永らえ逃げて 言葉を失い歌のみ残す」

貴女の言葉に対して返されたのはやはり歌でした。
でも,どうやら言葉はきちんと理解しているようです。

ぺこっと小さく頭を下げましたが……
……おはしいずべりーでぃふぃかるととぅーゆーず。苦戦しています。

蕎麦屋 > 「……あー。えーと、よく分りませんが。
 何かが原因で喋れませんか。歌なら問題ない、そういう話でしょうかね?」

小首を傾げつつ――理解には単語の意味が分からないと厳しいが。
言っている内容自体はそこまで複雑ではない、ようだ、多分。

「――ああ、これをどうぞ?
 あと、そちらも良ければ使ってみてくださいな。」

プラのフォークをすっと差し出す。
おはし、おはし。おはしぃ?みたいになってるのは、予想の範囲内でした。
ついでというように、テーブルの端に置いてある小鉢も示す。中身は天かすと、七味。

ウィトサーレ > こんなに簡単に話が伝わる相手が、この島にほかにいただろうか。
歌ってたら殴りかかってくる女性とか、避けて通る学生とかそんなのばっかりである。
そんな,妙な感動を覚えつつも,苦戦していれば…フォークが出てきた。

「2つの枝葉は我が手に合わず 汝のか細きその手に委ぬ」

おはしはいーらんぺ、である。
戻していいのかわからなかったので、そんな風に歌いつつ差し出しました。
そしてフォークを使って改めて一口。
………長い!
啜るという文化が無いらしくこれはこれで苦戦してから……噛み切りました。

いい表情をしているのできっとおいしいんでしょう!きっと!

蕎麦屋 > 「はい、そちらは預かりましょう。」

使用済の箸は洗い物用の桶へぽい、である。
ああ、私も最初はそんな感じだったなぁ、と食べる様子は妙に懐かしかったりする。

「――思い切り啜ってみるのが良いでしょう。
 余り他の場所では奨励されない行為ですけれど、蕎麦はそうやって食べるものです。」

一度は畳んで脇に置いていた扇子を手に取り、口元でくるくると、落語のような啜る動作。

「無理強いはしないですけれどね。――口に合うなら良いのですけれど。」

何やらすごい楽しそうなので、それはそれで冥利に尽きる。
まさか会話が通じるのに感動されているなどとは思っていないわけで。

ウィトサーレ > 「………?」
啜る。その言葉の意味が分かりませんでした。
パスタのように巻こうとして失敗したり,口のほうを近づけたり,
いろいろ試行錯誤してから,貴女のジェスチャーをもとに,ついに正解にたどり着いて…

ずずずっ

といい音を立ててお蕎麦を啜るサーレさん。なぜかドヤ顔です。
そして,気に入ったのかそのまま結構な速さで食べ進めていきます。

蕎麦屋 > 「あー……どう説明しましょうか。
 音を立てて、こうずずっ……と、そうそう、そういう――よしっ」

どう説明したものか、と身振り手振り。
どうにか伝わったのか……ずずずずっ、と啜ったのに思わずガッツポーズ。

「ああ、お代わりもありますよ。遠慮なくどうぞ?」

そうして勢いよく啜ってもらえるのは気持ちいいモノで。
ついついおかわりなども提案しちゃう。

ウィトサーレ > 食べきってからぺこりと頭を下げて,器を差し出しました。
お代わり,という提案には少し考えて…

「……………。」

…歌うほどのことでは無かったのでしょう。
頭を下げて,お願いしますのポーズ。

蕎麦屋 > 「はい、少々お待ちを――」

綺麗に空になった器は引き上げて桶の中へ。
代わりに新しい器を取り出して――瞬く間に蕎麦をゆで上げていく。

「それにしても。
 会話に随分苦労していそうですけれど。――意思疎通とか難儀していません?」

茹でた蕎麦を器に盛る。薬味を添えて、目の前に差し出した。
そうしながらなんとなくの疑問を投げてみたり。いやあの内容、普通の人には通じないと思います。

ウィトサーレ > お代わりが調理されていく間に,ウィトサーレの心をとらえたのは七味の入ったひょうたん型の容器だった。
それが何なのかもわからず,ふったり音を聞いたり,ふたを開けて覗いたり…あっ!

「………!!!」

ぱらっと零れ落ちた七味が目を直撃するサーレさん。
びっくりして取り乱しつつも,横にあったおしぼりで目を拭いて…

「…我が歌我が音も届かぬならば ブラギに倣いて詩歌を磨く
 汝に我が声届いたならば ブラギに感謝し汝に歌う」

泣きそうになりながら答えました。
お代わりには感謝します。でも、このひょうたんは嫌いです。

蕎麦屋 > 「あー……あっ。」

何やら豪奢な手元で揺れるひょうたんの――蓋がPON。
目に入ったら正直泣くほど痛い、というか泣きますよね、うん。
何やら妙に納得した様子で頷いてみたり。心当たりがあるのです。

「とりあえず頑張れば通じる人も居るから問題ないですか。
 なんというか茨の道ですねぇ――ああ、その中身を入れると辛みが効いてまた違う美味しさが御座いますよ?」

追加のおしぼりも渡しつつ。
涙目でひょうたん睨んでるので、そんなフォローもいれてみました。

ウィトサーレ > ひょうたんは嫌いです。
と思ったのですが,どうやらこの中身は食べ物のようで……
……指先に出してなめてみました。正直,よくわかりません。辛いです。

「…………。」

これを入れるなんてとんでもない。って顔で貴女を見てみましたが,
嘘を言っているようにも感じられなかったので……

「………!」

……入れてみました!
指に出してなめたときはわかりませんでしたが,温められると香りが何倍にも増して…。

「汝の言葉の導き信じ 瞳を切り裂く刃を注ぐ
 我が目の敵は香木なりや 汝の言葉の正しきことよ」

…おいしかったので,前言撤回。ひょうたんは偉いです。
2杯目もペースを落とさず,食べてます。

蕎麦屋 > 「単品で舐めても余り美味しくはないですけどね。
 騙されたと思って、どうぞ?」

すっごい不審な目で見られてます、
それでも一応、蕎麦のために用意した薬味であるので嘘でもなく。
恐る恐ると入れる要素を眺めて――

「ね、いいでしょう?
 そのままもよいですが、少し加えて味を変えて楽しむのも食の楽しみですし。」

会話にも慣れてきた。言いたいことは大体わかる、気がする。
ペースを落とさず食べていく様子に口の端に笑みが浮かぶ――うん、いい食べっぷりです。

ウィトサーレ > 貴女の言葉には全くの同意。ちょっと七味を追加しつつ、こくこくとうなづきました。

でも、さすがに2杯食べれば満足のようです。
…あ、しまった!天かすを使い忘れた!
……サーレさんに視線には,特徴の無い形の天かすボックスはロックオンされなかったんでしょう。
きっとそうです。そうに決まっている。

「金貨も銀貨も思いのままに 汝の言葉と料理に捧ぐ
 炎の宝玉涙の石も 汝の靡かすその髪飾る」

代金を払いたいみたいですが……あれ、この人ここで通用するお金持ってるのかしら。

蕎麦屋 > 「あー……天かすは今度ですかしらね。」

そういえばすっかりおススメ忘れてました。
天かすも蕎麦には必須と言っていいシロモノなのに、これは迂闊。
確かに地味な色合いに地味な器です。ひょうたんに比べれば目を引かないのも仕方ないとはいえ。

「ああ、ええと。一応お代は一杯二百円、とかいうことになってるのですけどね。
 まぁ、ツケでも何か適当でいいですよ。その代わり今後ともご贔屓に?」

そもそも採算度外視の屋台です。割とただ飯とかもよくある話。食い逃げは許さないけど。
そんなわけで、見るからに現代の現金とか持ってい無さそうな相手にも普通に出していたわけです。

ウィトサーレ > 「…………。」

200円とは何だろうか。完全に目が泳いでいるので分かってないのがバレバレです。
でも貴女の表情をよく見て,それから,少し考え……あなたの髪を,じーっと見つめます。

…それからいつものように,帽子の装飾から赤いリボンを1本抜き取って,
それから首飾りのイエローサファイアっぽい宝石を1つ外します。
それを雄しべにみたてて中央に配置し,手際よくリボンで薔薇の髪飾りを作りました。
ちょちょいと細工して,かんざしにくっつけられるような穴をつくれば完成です。

あげる!って感じで差し出しました!

蕎麦屋 > 「――?」

何やらしばらく悩んでる様子。
首を傾げつつ見ていると――手元で何やら作り始めました。
かなり手馴れている様子で作り上げていくのは、職人もかくやといったところ。

出来上がったのは見事な薔薇、茎がないのは、着けるためだろう。

「あら、これを私に、ですか。
 ――頂いてしまってもよろしいのです?」

楽しそうに渡されれば、受け取ってながめつすがめつ。
こういうのは中々もらったことが無いがゆえに、物珍しい。

ウィトサーレ > こくこくとうなづきつつ,あっと何かに気付いて…もう一度,手を伸ばします。

「宝玉抱えし紅薔薇持ちて 汝の見えざる地平に咲かす」

どうやらかんざしにつけてくれるようです。ちょーだい。って感じで手を出しています。

蕎麦屋 > 「――?ええと。」

とりあえず――まずは一度渡された薔薇をご返却。
そしてしばらく考えて、髪に二本差している簪の一本を抜いて。

「これで宜しいです?」

渡しました。

ウィトサーレ > かんざしまで渡してもらえるとは好都合!
薔薇を咲かせた上に,ついでに緑のリボンで葉っぱを模した飾りを付けました。
うん、いい出来。と自分でうなづいてから,椅子の上に立ってかんざしをつけてあげようと手を伸ばし……

「………。」

……気づいてしましました。この女の人,めっちゃ、でかい。

蕎麦屋 > 「ほほー……手慣れたものですねぇ。」

見る間に豪奢な薔薇が出来ていくのは魔法のようでもある。
素直に感心しつつ――。

「……はい?あ。」

座ったままだと伸ばした手が届かないくらいには大きいです。
というか一般男性よりも遥かに大きいです。
伸ばした手に意図を察せば屈んでくれます。

ウィトサーレ > 優しい配慮のおかげで、きちんとかんざしを挿すことができました。
できたぜ!とばかりドヤ顔をしてから,
なんでそこにくっついてるのか、帽子の飾りの中にあった小さな手鏡を差し出します。

「………!」

似合ってるよ!って言いたいようです。
ついでに、いーだろー!って感じのドヤ顔もしておきましょう。

ドヤァ

蕎麦屋 > 「はい、どーも。
 いや、こういうのは初めてですねぇ――」

なんせ飾りと言えば血化粧とかそういうのばかりでしたし。
そんなことを思いつつ、差し出された手鏡を覗き込む。
飾りっ気のほとんどなかった簪が煌びやかです、というか浮いてません、大丈夫?

「……あ、うん、大丈夫そうですね。
 有り難うございます。――あ、電話は使えるかわかりませんけれど。」

満面かつ迫真のドヤ顔を見れば杞憂っぽいのでした。
身を起こして――そういえば、と。出前用の電話番号が描かれた紙を渡してみる。

……そういえば、この文字は読めるのだろうか。

ウィトサーレ > 「……………。」
ちょっと離れて見たり,角度を変えたり。
小さくて控えめなお花はそれほど違和感なく揺れているでしょう。
満足いく出来です。モデルさんが良いからよく映えますね!

「……………?」

文字は読めると思いますが,その数列の意味を理解するにはすべてが足りないサーレさんなのでした。
悩んだ挙句,それをきれいなお花の形に折って自分の帽子の飾りに加える有様。

どう?どう?いい感じ?って見せてます。
もともと派手なのであんまり変わりませんが,紙の白いお花が案外良いアクセントになってます。

蕎麦屋 > よくよく見てみると、着物と合わせてもそこまで浮いた風でもない。
モデルはともかく、作った人間のセンスと腕の良さだろう、などと納得しました。
と――

「あ、電話番号、なのですけど……あ。」

綺麗に折り畳まれて、綺麗な華になっちゃいました。
それはそれでよく生えてると思うので別にいいのですけど。只のメモ用紙……

「とりあえず、この辺りで偶に店開いてますので。
 よろしければまたどーぞ。……ごはん食べるのも苦労しそうですし。」

お金も分らない、意志疎通も分らない、となると苦労しそうです。
いやもう、昔の自分を見ているようでちょっと親近感。

ウィトサーレ > どこまで伝わっているのかわかりませんが,とってもいい表情でうなづきました。
おいしいは正義。

と,そこで突然,にゃんこが颯爽とサーレさんの背後をダッシュして行きました。
にゃんこは壁をしゅたっと登って,屋根の上へ行ったようです。

サーレさんってば人間離れした動体視力でそれを察知し,
しゅたっとこれまた人間離れした跳躍力で屋根の上に登っていきました。

…………人間離れしている点が多すぎて見た目以外人間らしい要素が無くなった。
そんな状況はさておいて,サーレさんはにゃんこを追いかけて闇へ消えていきましたとさ。

ご案内:「落第街大通り」からウィトサーレさんが去りました。
蕎麦屋 > 「あ。あらー……」

一瞬の出来事でした。
背後にネコが通って、即座にそのネコと同じ動きで跳んでいきましたよ、あの人。
お土産でも持たせようかと思ったのに。

「……知り合いではないですしねぇ。
 いやまぁ、今日は面白い日でした。か?」

簪に触れてみる。
うん、これは――少し気恥ずかしいモノがありますが。好意は素直に受け取りましょうか。

蕎麦屋 > 「……ん、まぁ、今日は閉めましょうか。」

まだ一人目――ではあるが。
椅子と机を折りたたみ、屋台に組み込む。

屋台ごと肩に担げば、ふらりと大通りへと繰り出す。
髪に揺れる簪の薔薇は、満面に咲き誇って――

ご案内:「落第街大通り」から蕎麦屋さんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」にメグミさんが現れました。
メグミ >  
 定例警邏。
 風紀委員夜を往く。

 今日は特に匂うような 匂わないような。
 とりあえず、華の匂いと醤油出汁の臭いと神性、
 そして別の方向からも別種の聖気を覚える。
 
「何ですかこれは……いえ……何というかちゃんぽんしていると言うか……」
 

ご案内:「落第街大通り」に竹村浩二さんが現れました。
竹村浩二 >  
軽く酒が入った男がふらふらと夜の落第街大通りを歩く。
その途中、女の子を見かけて声をかける。
なんてことはない。相手は少女とはいえ女との会話に飢えていたのだ。

「よぉ、そこの姉ちゃん。こんなところを歩いてちゃ危ないぜ?」
「ああ、それとも風紀委員かな? だったら余計物騒だな」

酒臭い息をしながら隣に並んで歩く。

メグミ >  
 酒臭い。
 人ならざる者と相対するものとして、酒は身近に在り分かり得るものだ。
 それにしたって酒臭い。顔も近い。

「あぁ……風紀委員ですよ。
 貴方の方こそ物騒ですからお気を付けて。」

 少しだけ困りげな顔と声を返す。
 身なりはやつれているがモノそのものはまともだ。 
 不良や貧民には見えない。察するに、酒臭い酔っ払いだろう。