2016/09/18 のログ
ご案内:「落第街大通り」に水月エニィさんが現れました。
水月エニィ >  
 落第街の大通り。
 先日の少年の言葉を受けて足を運べば、そのように散っているものを覚える。
 とは言え、思ったよりも少ない。此処の住人が尽力しているのだろう。
 
「それでも、たしかに居るのよねえ……」

 眉を顰めつつ、"黒い塊のようなそれらしきもの"を手繰り寄せて受け容れる。
 そのままそれらしきものの思念を認め、己の内に消化する。
 

水月エニィ >  
「行きつく先がないのなら、おいでなさい。
 誰もが貴方を赦さないけど、私が貴方を認めましょう。」

 謳う様に口ずさみながら、招き寄せる様に道を往く。
 刺激と需要を調整しつつ、黒い塊をその身に呼び込む。
 ……高潔なものでないのなら、寄せやすい。

「私は貴方ではなくなったけれど、私の中で生きなさい。
 私を苛んでも認めましょう。苛まれた貴方に寄り添いましょう。
 迷えるものよ、恨みがあるのならば付いてきなさい。私は貴方の想いも人間だった認めるわ。
 ええ、共に往きましょう。」

水月エニィ >  
 しばしの間、歩き回る。
 ……疲れたのだろう。適当な箱の上に腰を預けた。
 
「……ふぅ。流石にこうもなると全部は無理ね。」
 道中で買った妙なジュースの蓋を開けて飲み干す。
 一気に呷り、大きく吐息を零す。
 

水月エニィ >  
 
「さて、そろそろ行きましょうか。」

 そのまま暫く見て回った後、落第街を後にした。

 

ご案内:「落第街大通り」から水月エニィさんが去りました。