2017/08/05 のログ
ご案内:「落第街大通り」に黒峰龍司さんが現れました。
黒峰龍司 > 昼間と言えど、この島の負と混沌の掃き溜めとも言える落第街は平常運転、何も代わりは無い。
そんな中、この夏の季節でも涼しい顔で黒いスーツにサングラスの姿で歩く男が一人。
堂々と口の端に火の点いた煙草を咥えた歩き煙草をしつつ、何か面白いモンでもないかと周囲に視線を巡らせる…が。

「……まぁ、何時もと変わりないっちゃ変わりねぇわな」

元々がアウトローな気質であった事もあり、矢張り学生身分ではあるがこちらの街の方が性に合う。
今は某情報商会の一員として一応は活動しているが、基本はまぁ街をブラついているだけだ。

黒峰龍司 > むしろ、こうして自分の足で出歩いているからこそ稼げる情報というのもある。
己の足で稼ぐ、という泥臭く地道で当たり前のそれ。だが男としてはこれが己らしいと思う。
あれこれと小細工を弄したり裏で暗躍するというのは性分的に無理、というのもあるが。
時々、比較的穏便な関係を築いている者達と適当な挨拶をかわしつつ大通りを一人歩く。

「……おぅ、何か目ぼしいネタあるか?…そうか、まぁ何か良いネタありゃまた頼むわ」

通りかかった顔馴染みの情報屋とすれ違いざまそんな会話を交わしつつ、煙草を蒸かして。
何だかんだこっちの世界に順応している黒い龍の王様。もっともここではただの異邦人の一人に過ぎないが。

黒峰龍司 > 「…んー、やっぱ目ぼしいモンはねぇか…」

不発に終わったようだ。仕方ない、どっか適当に飲み食いしに行くかと思いフラリ、と方向転換。
路地裏の一つに足を踏み入れる。複雑な地形もここ最近は慣れてきたので迷う事もあまり無い。
そのまま、路地裏の闇へと一人消えていくのだった。

ご案内:「落第街大通り」から黒峰龍司さんが去りました。