2017/12/16 のログ
ご案内:「落第街大通り」に黒峰龍司さんが現れました。
黒峰龍司 > 年末年始が近付こうとも、学園都市の闇を掻き集めたようなこの場所の空気はさして変わらない。
そんな、健全な街通りとは異なる空気の街中を黒スーツにサングラスのチンピラかヤクザ風の出で立ちの男が一人歩く。
口の端に煙草を咥え、紫煙を燻らせながら特にこれといった目的も急ぎの用件も無く。

(……退屈は人を殺す、ってのはこの国の言葉だったか?むしろ、退屈は龍も殺すって感じだが…)

内心でボヤきながら、雑踏の中を擦り抜けるように、それでいてダラダラとした歩調で進む。
情報屋としてのスキルは日に日に上達していっているが、それでもまだまだだ。

”黒龍”というかつて名乗っていた偽名が通り名となって広まってはいるが、それは情報屋としての知名度ではなく…。
むしろ、彼の非常識(チート)な強さから一種の畏怖的な意味合いを込めて呼ばれている感が強い。

「…そういや、クリスマスだ大晦日だ正月だと…何か色々と行事があるらしいが」

正直、あんまり興味が惹かれないので失念していた。全うな店なら1年最後の稼ぎ時なのだろう。
落第街も、まぁ裏の意味合いで活発さを増している気がしないでもないが…。