2018/02/18 のログ
ご案内:「落第街大通り」に追影切人さんが現れました。
追影切人 > 「んーーー…やっぱ良さげなエモノは早々見つからねぇってか?」

そんな独り言を漏らしながら落第街を歩く、目つきの悪い学ラン眼帯姿の少年が一人。
ちょっと戦闘能力の向上、もとい手数を増やす意味合いで刀をもう1本調達しに落第街に足を運んだのだが。

(業物は値段が張るし、安物は質が話になんねぇしなぁ。この際、曰く付きでもいいから値段が手頃なのがいいんだがよ)

と、思った所で残念ながらそうそう希望に沿う刀は見つかりそうにないのだが。
一応、以前の転移荒野で機械式のナイフを5本ゲットしたとはいえ、矢張り己は刀が一番しっくり来る。
二刀流そのものは斬鬼時代にもしょっちゅうだったし、矢張りもう一振り刀が欲しいものだ。
時々、視線を感じるのは矢張り数年経過したとはいえ斬鬼としての知名度と顔が知られているからだろう。

「…ま、今じゃ『首枷付き』って呼ばれてるみてぇだが」

否定は出来ない。風紀委員の飼い犬に近い立場なのは間違いないからだ。

ご案内:「落第街大通り」にBarneyxcqさんが現れました。
追影切人 > ちなみに、こちらの素性に気付かずちょっかいや因縁を付けてくる連中も多いが、そういうのは実力で痛い目を見せている。
具体的には衣服だけ切り裂いて全裸羞恥プレイ、相手の武器だけ切ったりとかその程度だ。
偶に間違えて手足を切り落としそうになったりもするが、幸いまだそこまではやっていない。
少なくとも、人の目が多いこの辺りでは、という但し書きが付くのだけれど。

「ったく、相手の力量も見抜けないのにちょっかい掛けてくるんじゃねぇよ雑魚共が」

と、呟きながら今も集団で絡んできたチンピラに毛が生えたような連中を熨した所だ。
この程度なら、まぁ風紀の監視とかも文句は別に言ってこないだろう。言われても無視するが。
ちなみに、絡んできたのが悪いという事で有り金はきっちり財布ごと頂いている。喧嘩を売った相手が悪いと連中には思って貰おう。

ご案内:「落第街大通り」にアーバリティ エルグランデさんが現れました。
アーバリティ エルグランデ > 今日も買い物である。
今回は人が多目なので店主をぶち転がすことはできないが…
戦力UPの一貫で何か武器がほしくなったということである。
魔術でも火力は足りるが魔力にも限界がある。
しかし剣なり銃なりあれば相手の意表もつけるし魔力が尽きても戦える。
と、いうことでかなりの大金を持ってやってきた。
普段食事もとる必要が無いのに遺体から財布を回収したりするのはこれが理由だ。服等のためでもある。

「うわぁ…すごぉい…」

歩きながら不安げにキョロキョロ見回すー演技をする。
姿を変えているのは本当の姿は論外として普段の姿ではみんな逃げてしまう。
それだけアーバリティ エルグランデの名は広まっており。

と、そこで、演技を忘れ、一瞬、口の端が持ち上がる。切人の姿を見かけてー
今すぐにでも戦って決着をつけたいが今は買い物だ。
戦力UP無しでは前回と同じ結果になりかねない。
頭を軽く振れば近くの武器を売っているところに寄っていって。

ご案内:「落第街大通り」に追影切人さんが現れました。
追影切人 > 「――――あ?」

妙な気配を感じた…気がする。具体的には覚えのある感覚というか、口に出来ないがそんな感じだ。
視線を何気なく向けた先、一人の金髪ポニーテールに猫耳…多分、獣人の異邦人だろうか?の、少女の姿が見えた。

(…アイツか?…いや、覚えがねぇ顔だから気のせい…に、しちゃあ何か覚えがあるような気も)

釈然としないものを感じつつ、もう少し近くで相手を観察するのも兼ねてこちらも本来の目的である刀の調達の為にその店へと足を向ける。

「…おぅ、邪魔するぜ。」

『……「首枷付き」か、嫌な客が来たもんだ』

「おぅ、喧嘩売ってんなら何時でも買うぞコラ。まぁ、それはいいとして刀の類あんなら見せろ」

と、店主とそんなやり取りをしつつ、さりげなく猫耳少女の方を隻眼で一瞥する。
…矢張り覚えの無い顔だ。…なのに、何故か既知感というか覚えのある感覚。

アーバリティ エルグランデ > (あ、不味い。やらかしたかもしれないなー…)

先程僅かに漏らした笑み。その時に僅かに演技を忘れてしまったため、自分自身の雰囲気と言うものが出てしまった。
気づかれたかもしれないな、等と考えながらやってきた切人に自然な形で目線を送る。
一瞬とも1秒とも言えないわずかな時間向けた視線をはずして店の武器へと視線を移す。
ばれていた時のために瞬間移動できるように術式を組むのも忘れない。

「銃…うーん…」

声も本来のものとは違うい、もっと大人な雰囲気ー幼女姿と比べてだがーのものである。
悩みを口に出し、声も違うと言うことを見せつけて。

追影切人 > 「………。」

隣の少女を一瞥していた目がややジト目になる。で、今度は少し長めにガン見した。
少女は何やら己と同じく武器か銃火器の類を物色しているようだが、それはそれだ。
視線はこちらに向けられていないが、先程、一瞬少女が見せた笑みと空気は覚えが矢張りある気が。

(……ああ、そういう事かクソッタレが)

漸く、というか少年は気付いた。何で姿がバージョンアップしているのかは些細な問題だ。
むしろ、何で「コイツ」が武器を物色しているのか。…どう考えても必要なさそうなのだが。
少女の見た目だけでなく、少年の記憶にも無い声だがもう既に確信はあった。
店主がこっちの注文に奥から刀を数本引っ張り出してくる為に席を外したのを見計らい。

「――オイ、こら『黒触姫』。何でテメーが武器を物色してんだコラ」

と、遠慮なく直球ストレートで詰問していくスタイルは少年らしいと言えるか。

アーバリティ エルグランデ > (ばれてない?これ…うんばれてるねこれ…)

ジト目でガン見。まちがいない。ばれてる。
彼は自分と一戦交わしている。
雰囲気ぐらい理解されていても何ら可笑しくないのだ。
逃げようか、それともシラを切ってみるか。
とりあえず後者にするか、と決めたところで丁度来るであろうと思っていた一言が来た。

「………私?え?こくしょくひめって何…?」

始めは軽く辺りを見回し、自分以外を探す素振りを見せ、そのあと恐る恐る黒触姫について尋ねてみる。
先程の一瞬の雰囲気とは180度違う雰囲気をまとっており常人なら気づかないだろう。

追影切人 > 「―――あ?今すぐここで決着でも付けるか?」

少女の演技や声とかガン無視して完全に確信しているかのような一言だ。
ちなみに、これ以上彼女が惚けるなら少年的には居合いで不意打ちも普通に考えている。
一度確信が至れば後は迷わないし揺るがない。少女が演技しようとお構いなしだ。
と、いうか彼女の演技をまともに相手する気も少年には無いようだ。

(――仮に交わされたとして、それはそれで確定だからな)

魔術なり何なりの気配も覚えている。彼女が回避にそれらを使った場合、確信のダメ押しといった所だ。
少年は強敵の気配は異能や魔術のそれも含めて決して忘れない。そういう記憶力は確かだ。

アーバリティ エルグランデ > 「……ハァ…しょーがないかー…」

大きな溜め息一つ。
確信したら何がなんでも変えない主義なのか。100人に問えば100人間違えるであろうレベルの演技を見破った上確信も揺るがない。
彼には通じないと諦めたところで口調を元に戻す。
彼ならここからでも自分に斬撃を飛ばせる。
この間合いでは少々不利だし瞬間移動は魔力を多く食う。
あまり使いたくないしそれで確信に確信を重ねるのはお断りだ。
前回は使えすらしなかったが…

「んでー?どうするのー?戦うー?僕は数少ない姿をあんまり消費したくないからねー戦うのはいやだなー
戦うならもうちょう広くて人が少ないところでねー」

相手がここで戦うようなバカじゃないことに賭けつつせめて移動しようと提案する。
戦ってもいいが変身候補ー少ないというのはこれからに向けての嘘ーを減らされるのは嫌なわけで。