2018/03/04 のログ
ご案内:「落第街大通り」に黒峰龍司さんが現れました。
黒峰龍司 > 「…やれやれ」

黒いスーツ姿にサングラス、そして左腕は黒い義手の男がポツリと口の端に煙草を咥えながら呟く。
目の前には絡んできた何処ぞの違反部活か組織のチームかが数人倒れ伏している。
全員息はしているが、手足が折れたり気絶していたりと無事とは微妙に言い難いものだが。

「…ったく、絡む相手くらい選べっつぅの…。」

ボヤきながら煙草を蒸かす。流石に偽造学生証とはい学生身分。人の目も多いここで殺しなどするつもりはない。
…と、いうかする価値も無い連中だったが。伸びている連中は放置してブラリと歩き出す。

「最近は目ぼしい情報とかあんましねぇなぁ」

一応、とある情報商会に所属している身分だ。彼自身も多少は情報屋として知られてはいる。
まぁ、それよりも意味不明な強さから『黒龍』とあだ名されているが。

ご案内:「落第街大通り」に黒峰龍司さんが現れました。
黒峰龍司 > 「…何つぅか、退屈凌ぎの方法もそろそろ真面目に考えねーとやっぱ駄目かね」

退屈は人を殺す。それは異世界の者であっても、男のように龍であっても例外ではない。
とはいえ、血生臭い日常が平常運転だった男にとって、今の微温湯のような環境は刺激に乏しいのが困りものだ。

『おぅ、黒龍の旦那。また派手にやったんだって?』
「やってねぇよ、ただ一方的に絡まれたから叩きのめしただけだ」

『ゲッ、黒龍…!!何てタイミングで遭遇しやがるんだクソ!』
「知るか、何処で何しようが俺の自由だろうが。つぅかテメェは誰よ?」

『黒龍のお兄さん!そろそろ私と結婚――「いや、意味分からんぞ落ち着け。そして失せろ電波女」

等と、それなりに顔が知られていると知り合いも多少は増えてくる。そんなやり取りをしつつブラブラと大通りを歩き。

ご案内:「落第街大通り」に黒峰龍司さんが現れました。
黒峰龍司 > 「さて、適当にブラついたが今回も外れか」

何時もと変わらない日常というヤツだ。煙草を携帯灰皿に放り込んで気だるそうに大通りの人の群れに埋没していく。

ご案内:「落第街大通り」から黒峰龍司さんが去りました。