2018/07/06 のログ
ご案内:「落第街大通り」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > 風紀委員としての警邏任務。
腰にぶら下げた拳銃の重さも、時折此方に向けられる鬱陶しそうな住民の視線も慣れたもの。
時折、制服姿で出歩く愚か者を捕まえては詰め所まで連行するだけの簡単なお仕事だ。

「…とはいえ、今日は中々に大量だな。週末とはいえ、皆元気な事だ」

何時もに比べて、補導される生徒の数が多い。詰め所の委員だけでは手が足りず、そこかしこの地区から応援が駆け付けている有様。
まあ、偶にはこういう牧歌的な任務も良いものだと思いつつ、流石に草臥れたので路地裏の喫煙所で一休み。

別に煙草を嗜む訳では無いが、人気のない路地裏に風紀委員がいるというのは若干のホラー要素を含むらしい。
既にスーツ姿の男達が数人訪れたが、皆回れ右をして立ち去っていった。

「しかし、こういう所に飲料を補充するのも大変だろうに。それとも、案外慣れれば楽なものなんだろうか?」

喫煙所に併設された自販機でココアを購入しつつ、しげしげと自販機を眺める。
そんな少年の背後には、押し込められた様に路地裏の通路を占拠する巨大な異形の姿。前後に砲身を向け、オブジェの様に鈍く輝くその姿は、訪れた者達が踵を返す大きな要因の一つであるのだが、分かってやっているのでのほほんと休憩時間を満喫していた。