2018/08/11 のログ
ご案内:「落第街大通り」にレイヴンさんが現れました。
レイヴン >  
(人気のない通りで黒尽くめの大男が数人の不良に囲まれている。
 いかにも絡まれていると言った印象だが――)

質問してんのは俺だ。
そのへらへらした間抜け顔がまともに見れねぇモンになる前に、質問に答えるかおうちに帰ってママに甘やかしてもらうかどっちか選べ。

(男のほうは一切動じていない。
 むしろこのような言葉で不良たちを挑発し、また不良たちもまんまとそれに乗ってイライラし始めているようだ。)

レイヴン >  
(そんな抜身のナイフのような雰囲気の不良たちを前にしても、男は遠慮も怯みも一切しない。)

てめぇらの出来の悪い脳みそでもわかるようにもういっぺんだけ言ってやる。
この嬢ちゃんをここ数日で見たことがあるのかねぇのか、どっちだ。

(写真を不良の一人の顔の前に突きつけ、唸るような低い声で問いかけた。
 別の不良が我慢の限界に達し、とうとう殴りかかろうと一歩踏み出す直前、彼のほうへその写真を突き付ける。
 それで出鼻を挫かれた不良は思わず動きを止めて。)

レイヴン >  
(そうしたことを数回繰り返しているうちに、不良たちは何か不気味な雰囲気を感じ取ったらしい。
 数では勝っているにも関わらず、一歩も動けなくなってしまった。)

――チ、無駄足踏んじまった。
他所当たる、てめぇらはさっさと帰ってクソして寝ろ。

(そうしてずかずかと彼らの間を通り抜け、歩き去っていく。)

ご案内:「落第街大通り」からレイヴンさんが去りました。