2015/06/08 のログ
ご案内:「違法部活「グレムリン」」に否支中 活路さんが現れました。
否支中 活路 > 『違法部活群がひしめく暗黒街の一角、路地裏の奥まった場所にある薄汚れた建物。
そこに魔導機械工作・グレムリンと書かれたみすぼらしい看板が半ばずりおちるようにかかっている』

ご案内:「違法部活「グレムリン」」に能見さゆりさんが現れました。
否支中 活路 > 『だがゴミ箱のような外見はあくまで外装だけだ。
建物の内装はこの世界の最新機器がひしめくばかりか、異界の装置までが所狭しと並んでおり、あちこちのランプが明滅し、床といわず壁といわずコードが縦横無尽に走っている。
……まあ、内装も綺麗とは言いがたいかもしれない』

能見さゆり > なんだかいたずらされて壊されそうな名前ですね……?

【応急処置が終わったのか、声が荒れてる以外は大体の調子は取り戻しているようだ。
話もだいぶ柔らかくなっているような気がする。

グレムリンは機械にいたずらする妖精だから、その意味で話しているのだろう。
まあ、昔の人が機械の調子が悪いのを妖精のせいにしたという話なのだが】

否支中 活路 > 『能見の声……音声というべきか、に活路は肩をすくめる』

ネタのつもりなんやろ。趣味わるいしつまらんで。
おい。

『声は能見にかけられたものではない。奥から現れた陰気な男へのものだ。
ガリガリの体にドレッドヘア。白衣は油だかなんだかわからない汚れにまみれている』

「そうかァ?オレ様は結構気に入ってんだけどなぁ」

『この違法部活の主。“小さな手(スモール・ソルジャーズ)”D・A・スミス』

能見さゆり > はじめまして。能見さゆりです。
見てお分かりかもですが、お世話になります。
よろしくお願いしますね……一応本来は取り締まる側なのですがコレも皮肉っぽいかもですね

【腰から下が損失している彼女は、苦笑しつつ。挨拶する。
一般に出回ってる技術からすると、まだこういうのはそんなポンポンと作れるものではないはずだ。
出来れるなら車並みに出回っている。そうでない以上、まだ一般には秘匿されているか、進みすぎた技術の産物だ。
もっとも、動力や大まかな構造に関してはその限りではないかもしれないが、肌触りや偽装となるとまた別だろう】

否支中 活路 > 「アッハ、オイオイオイ風紀委員だろこれ?能見、さゆり、ええ?おお?ウッォ丸見えじゃんすっげスッゲ、マジ?うおおーーこれ異界もんかあぁぁやべェー…………」

『能見に気づいたスミスはするすると活路の背側に回り込んだかと思うと、腰で断裂した能見の断面を眺めて歓声をあげる。能見の挨拶はほとんど聞いてない。
そしてそのスミスの後ろから、人の膝ぐらいまでしかない妙なロボットがぞろぞろとついてきた』

「コイツを見ていいんだな?な?人体再現タイプは久しぶりに見るぜ。よし、運べクズども。おう降ろせよ“破門(ゲートクラッシャー)”」

へいへい

『活路の周りにわらわらとアームを伸ばした小さなロボットが群がって、能見を受け止める』

能見さゆり > ……その言い回しは一応、恥ずかしいのですが、さすがに。
別に見られて困るような羞恥心は持ちあわせてませんが、下卑た物言いは警戒を生むでしょう?
心配と警戒が重なればそれは羞恥心みたいなものですからね……?
となれば、恥ずかしいという言い方をしますよ? 一応これでも女ですから。

【このへんでも、いつも自分が潰しているようなのは出回っていないのだろうか。それに近いものはありそうな気もするが。
まあ、いつも地下深いところに出来る上に秘密裏に処理したあと建物ごと埋めてしまうので掘り出せないのというのはあるのだが。
受け止められつつ、ちょっとどうしていいかよくわからないというか大丈夫かなという表情をする】

……腕にドリルとか付けられたりしませんよねここ?

否支中 活路 > すまんな、こういうヤツやねん。言っても無駄やで
まあ……腕は確かやし、くだらんことはせんよ

『小さなロボットたちがわっしょいわっしょいと能見を運んで作業台へ乗せると、歩みよったスミスが断面の皮膚素材をめくって観察する』

「ふん、ふん、なるほどな。ンーーーいいもんつかってるじゃねえか。ははーーァんこりゃわかんねーわけだ!いやオレ様も遠目には見たことあったけどなァ、この造詣!芸術だぜ……で」

壊さんでちゃんと代わりの応急処置用ボディ用意できるんやったら、好きなだけ弄ってええ………………よな?

『活路の語尾が自信なさげに能見に向かうが、それを遮るようにスミスが声を挙げる』

いよっしゃああーーーー任せな!中の奥まで見た感じ手に負えない機構じゃねえ、パーツのアテもあるし、外装もごまかせる程度はなんとかなるぜェーー!

能見さゆり > ん……っ。さすがにそこに触れられると……あふ……ん、ぅ……!
【別に痛いというわけでも感じてるというわけでもないが、断面を直接いじられると、情報刺激が強いのだ。
要は、例えば普通の甘いという味覚がものすごく甘いとなるとかえって重くなってしまうような感じだ。
思わず声が上がる。声を上げないこともできるのだが、別にここで人間っぽい態度を止める理由もない。】

……まあ、現状はこんなですから、スペアが見つかるまではよろしくお願いすることになると思います。
【一応、下はストッキングがあれば問題ない程度には大丈夫だろうとは算段をつける】

否支中 活路 > 「スペア……?見つかる……ッ!? どういうことだァ!?」

『興奮のあまりガチャガチャと能見の断面をまさぐりながら』

うるさいわボケ。めんどいから説明せんけど、まっさらのボディが手に入るかもしれへんのや。知り合いが探してくれとるしオレも探すつもりやけどな……
せやからそれまでの応急用が欲しいっちゅうわけや。

そういや気になってたんやけど能見。
その量産型(モデュレイテッド)なボディって見た目ジブンと見分けつくんか?おないやと、しばらくこうしとると結構ややこしいことになるような気がすんのやけど……

能見さゆり > 私は対人戦闘タイプの量産型を改良したものですから基本、顔まで同じですが、潜入工作用に多少調整されてます。
表情が私ほど豊かではないですし、何より彼女らは制服など着ていませんし、髪の色が違います。
バニラ状態で生産されたばかりなのもありますが、一番違うのは人間の交流データを持っていな……っ、んんっ!?

……あの、ちょっ……ふ、あ……きゅうんっ……ぴ、あ……今それをいじら、れ…………キュあうんっ!?
【説明の途中で遮られ、損傷部をいじられると電子音が混ざり、今までの調整では上手く対応できないのか悶えるような仕草を見せる。
別に性的なことをされているわけでもないし、お互いそのつもりはないのだろうが、人間的な視点で見ればそういう内容にも思える程度には悶え方が色っぽい】

否支中 活路 > あー、表情か……基本的土台はおないでも、そうそう一緒には見えんちゅうことやな。
なるほ、ど……て、おい、おい!

「お、おっと悪い悪いつい。それにしても高性能な感覚機能だなァー、こっちとかも反応できるのか?こっちは?」

『包帯の下で多少気まずそうに瞳をうろつかせる活路へ、興味深そうに能見の穴(大)をあちこち触れるスミスがニヤリと頷く』

「事はわかったぜ。ならその量産型パーツってのも一部でいいから俺様に回しな。こいつを好きなだけ弄って修理できて、かつそれが手に入るなら、勿論お代なんぞいただかねェ」

『否支中活路はその日暮らしである。懐にそう余裕はない。アンドロイドとして運用されていた能見がどれほど自由に出来る金目の物を持っているか期待できない。
だからそれは非常に都合のいい提案だ。
しかし』


(…………なんや、女をカタにしてるクソ外道みたいな気がしてくるんやけど)

能見さゆり > ふ……あ、ちょっ……それは聞いてませ……きゅ、ぴゅああっ……あ……それはまずい、です。
ほんとに……そこは……や……ぁ……!
【明らかに感覚にストレスがかかっているせいか、上気して汗ばんでくる。息も荒くなり肌も熱を帯びてくる。
調べる方も勝手はわかっているのか、内部機器をいじるのを絶妙なところで止めているようだ。
これで調べているためにいじっているのでなければどう見てもそう言う状況だ。
もしかしたらそう言う機能もあるのかもしれないし、どこまでどういう反応が出るのか試されてるとも言える。
ただ、幸か不幸か彼女の下半身は失われているため、それ以上に発展することは物理的にないのだが。
それでも、ぼろぼろな服と相まって、機械であるさまを晒しているにもかかわらずだいぶアレな状態に見える。】

否支中 活路 > 『作業台から視線を逸らしたまま、恐る恐る活路は問う』

能見、なんか支払いにあてられるもんとか、今もっとるか?

『その前ではスミスが手を軽くふった。“小さな手(スモール・ソルジャーズ)”。先ほど能見を持ち運んだ作業ロボットたちが、次々とマニュピレーターを展開し、能見へと伸ばしていく』