2015/06/09 のログ
■能見さゆり > ……支払……ッ、すいません今それどころじゃ……きゅ、ぴゅい……ッ!?
か、かか感圧の……調整がギリギリで……ッ、対応が……っ、あ……。
【そんなこんなやりとりが続き……しばらくギリギリを要求され続け、ロボなのにぐったりする。
人間性の演技もあるのだろうが、何より損傷状態で半壊しているにもかかわらず、感圧や内部損傷に対してピーキーな対応をするように求められたために出力を上げざるを得なかったり、性能テストとしての強引な行動をたびたび強制されたので、実際にだいぶ機能不十分の状態でヒートアップしてしまい、クールダウンしているのだった。】
……先ほどの、支払いの件ですが。
学生生活に過不足ないぶんは頂戴しています。
ただ、支払いに足るかどうかまではわかりません。
ですがもし、今後もおねがいすることになるのであれば、設備ごと提供するほうがおそらく建設的に思います。
【一般的に困らない定度の金銭は持ち合わせているが、せいぜい情報屋を扱う程度だ。
家も食事も必要ない少女にしてみれば、一般を騙す以上の金は必要ないのだ】
■否支中 活路 > ……………………ああ…………せやな。
『明後日の方を向いていた包帯男は、能見が一旦落ち着くとようやくぽつりと答える。
当然ながらここは違法部活。本来なら法外な金銭を要求される。』
(あくまでアンドロイドが生活をカヴァーするための学生用の小遣いか。そもそもこの状態で金を下ろしに行ったら不審がられるやろしなあ)
『活路は目を閉じた。二年前を思い出す。
活路にも友がいた。仲間がいた。しかし戦いの中でそれらを失い、あるいは削ぎ落した。
意地を張った。張り続けた。独りで戦った。
白崎と綾瀬のことを思う。あるいは自分もあのようにあれれば、こうはなっていなかったのかもしれない。
いやむしろだからこそ白崎の余計なことを言ったのだろう。同じものを見たから。
ただ独りで、わずかな因縁と抱えたものに引きずられていつまでもこうしている。そんなものにならなくていい道はいくらでもあった。
でもそうはならなかった。できなかった。
結局のところ臆病で不器用なのだ。
だから道を独りでいくことしかできない。
そして今も……』
……あー…………せやったらま~~~~~さっきのでええからスミスあと頼むわ~~
俺ワクドで飯食ってくるさかい
『逃げた』
■能見さゆり > ……あ。
【いってしまった。
機械いじりが趣味であれば、否支中の監視が外れれば更に容赦はなくなるだろう。
機能的に問題はないだろうが、戸惑いは隠せない。
テストであれば別にこの状態や方法でなくてもいいはずだからだ。
故に、機械人形である彼女にはどういった理由でこうした対応なのか測りかねていた。
これが趣味や性癖というものなのだろうか。
理由がなければどうしても戸惑ってしまう。裏を返せば、理由さえ分かればどうということはないのだが。】
あの、スミスさん……?
先程から妙に手作業にこだわっておられるようですが、メンテナンスやテストであればどうしてこのような方法を取るのでしょうか。
おそらくシステム側からチェックを掛けたほうが効率はいいと思うのですが、そういうものではないのですか?
いえ、不満があるわけではないのですが、理由がわからないとどうしても警戒してしまうので、理由を知っておきたいのです。
合理的な理由がありましたら教えていただけると幸いです。
■否支中 活路 > 「え、趣味」
『ドレッドヘアの男の台詞は四文字で終わった』
■能見さゆり > わかりました。なるほど、趣味なら仕方ないですね。
【納得した。
趣味は好き嫌いでしかない。好き嫌いに特に理由はない。
なら、モチベーションが高いほうが良い。】
■否支中 活路 > 「大丈夫だ、ちゃーんときっちり仮ボディは作るぜェーこんなすげェ出来のアンドロイドは久しぶりだからなァ~~!」
『スミスのテンションの上昇にあわせるように周りの作業ロボットたちがアームを伸ばし、各種作業道具を素早く展開していく。
他の作業ロボットによって次々に補修用パーツが運び込まれていくなか、能見の断面に向かってアームの先端が殺到した。
確かにスミスの腕は確かであり、仮の下半身が完成に要した時間は約8時間であった』
■否支中 活路 > 『その間、否支中活路はてりやきワックバーガーを4つ、ポテトMを3個食べ、コーヒーを9杯飲んだ』
ご案内:「違法部活「グレムリン」」から否支中 活路さんが去りました。
■能見さゆり > 【仮の下半身が完成され、なにはともあれ、戦闘はともかく日常活動できる程度には自由と安定を得た。】
ご案内:「違法部活「グレムリン」」から能見さゆりさんが去りました。