2015/06/14 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」にクロノスさんが現れました。
■クロノス > 目の前で血を流して倒れる違反学生を冷たい目で見下ろす。
「―――調査完了、備考、特に無し。」
トドメとばかりに杭を相手に打ちつける。
クロノスは今日も違反部活を潰し続けていた。
職務として、あるいは、自分自身の目的を達成するための糧として。
室外へ出ると、その場に火を放つ。
『まだまだ足りない。』
ぐっと手を握る、異能力は大分強化されたが、
違反部活に居るような生徒では糧としてはあまり良質とは言えない。
■クロノス > 『良質な生徒をこちらから襲えれば楽なんですけどね。』
帽子をぐいと動かす、歪んだ笑みを隠すように。
ぶんぶんと頭を振って、そのふと浮かんだ考えを打ち消す。
公安委員である私が一般生徒を襲うなんて、あってはならない事だ。
パチパチと音を立てて燃えて行く建物を暫くぼんやりと眺めると、
次の違反部活の場所を調べるべく資料を捲る。
とはいえ『執行対象』にしても構わないような『違反部活』は粗方潰してしまった。
再び帽子を正す、ここから先は、別の方法を考えなくては。
燃える建物を眺めながら、思考を廻らせる。
■クロノス > 燃える建物を見て、あの時の天使を思い出す。
何人もの生徒を相手にしながら、それでも尚力強く輝き続ける天使。
あれは美しかった、まさに天使だった、そう、こんな炎じゃない。
紛れも無く学園の全てを救済するはずの力だった。
それを目指し、顕現させた偲様は、
さしずめ現代のジャンヌダルクといったところか。
―――奇しくも末路も同じだ。
「……さぞや無念だったでしょう。」
目を伏せ、彼女を思う。彼女は公安委員会に『処分』された。
あれほどまでに学園を想い、そして、正しく学園を救済しようとした聖女は、
学園を滅ぼす魔女として処刑されたのだ。
ギリッと手を握る、そんな事、許されていいわけがない。
『私が証明しなくては。』
ひゅんと血塗られた鎌を鳴らして歩き出す。
『次の獲物』を探して。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」からクロノスさんが去りました。
ご案内:「焼け焦げた雑居ビル前にて」に志葉恭介さんが現れました。
ご案内:「焼け焦げた雑居ビル前にて」に薄野ツヅラさんが現れました。
■志葉恭介 > 【落第街に構えた『事務所』ことタンテイ的カツドウ部の部室へ歩く最中、焦げ臭い匂いを嗅ぐ】
【見れば、最早焼け落ちて原型の残らぬ雑居ビルに居た野次馬が丁度引き上げ始めた所】
またか。
【近頃頻発する違反部活郡への襲撃と放火。その内自身の拠点まで手が伸びるのではないかと、少なからず憂鬱な気分である】
……にしても、此処まで無差別だと下手人の狙いがよく分からんな。
【現場をそのままに三々五々散りつつある野次馬の群れとは逆行しつつ、そんなことを呟く】
■薄野ツヅラ > (────かつり、かつりと)
(落第街の俗に云う『違法部活』の集まる街)
(幾度となく足を運んで、幾度となく焼け落ちた様相を見せる其処へ)
(赤いジャージにヘッドフォン。小柄な体躯に金属製の杖)
(場にそぐわぬ外見の少女が厭そうな顔を浮かべながら歩みを進める)
……無差別にも程があるのよねェ
(ちい、と舌を打つ)
(かつり、杖を鳴らして野次馬を掻き分け先へ、先へ)
■志葉恭介 > 【別にこのビルに居を構えていた違反部活と交流があった訳ではない】
【些細なトラブルで一棟燃える事など、この落第街では日常茶飯事……とまでは言わないまでも、ままある事ではある】
【だが――】
頻度が高すぎる。抗争にしたって妙だ、しかも――
【躊躇なく現場へと脚を踏み入れ、辺りに転がる炭化した人型に向かってしゃがみ、検める】
殺してから建物を燃やしてるのか。念入りな事だ。
【その場に残された遺体を検分しつつ、ため息を一つ。つと、聞こえた何かを突く音に振り向いた】
【視線の先には松葉杖の少女。舌打ちの音が耳に届き、首を傾げる】