2015/06/26 のログ
ご案内:「違反部壊滅後」に道鉄さんが現れました。
■道鉄 > 「……ごちそうさまでしたっと」
ゆっくりと頬についた血を舌で拭う。
不味くはない、が上手くもない。
なにせ今日は道楽や趣味でやったわけじゃない。
――骸はなし……あるのはただ血の染みのみ。
10分足らずでここにいたものは食い切った。
落第街では食べないと約束はしたが、仕事は仕方のない話だ。
今日の女は制服ではなかった。白い、白い……
まるで拘束具のような服装。
腕はガッチリとロックされて、いつもの手錠よりもまして厳重だ。
とはいえ、まだ黒くなっており、残念ながら使えるようにはなっていないのだが。
「……これで終わりだな……」
依頼通り、部室は全部壊した。
幹部も殺した。
なにも問題はない、はずだ。
「あのおにーさんきたら怒るかなぁ……静かにやったから許してね?」
■道鉄 > まぁこんな島だし。こういうこともないこともないだろ。
もしかしたら怪異復活とか、そのへんに似せるように殺したから
足もつくことはあるまい。
まぁ付いたからといって特に何かあるわけではないが。
「……着替えるか。……しまった、腕動かせねぇ……」
拘束衣は馴染みの情報屋に着せてもらったが
そのあとは考えてなかった。
「……まっず、しくったぁ」
血の染みがある白い拘束衣。
変に目立つ、あんまり良くない
■道鉄 > ここに来て最大の失策だ。
「……ま、いっか」
口にカバンを加えて、よいせっと着替えの入った
ショルダーバッグを持ち上げる。
壁際に移動してぼすんっと、口を離し、置いて。
そのままずるずると壁に寄りかかるようにして座った。
「……ねむ……」
着替えたら、デートに誘おうかなんて思ったが
着替えられないなら仕方ない、急がないといけなさそうだが
明日でも間に合うだろうか……
■道鉄 > 「……とりあえず、今日はここで野宿だなぁ……」
これで出歩いたら変なのに絡まれかねないし。
なにより、0時を回らないと、厄介な奴には十二分に戦えない。
50分弱残ってはいるが、10分のさが響いたりするのだ。
この前のように。
「はぁ、殺すってなったら加減できないのが欠点だな……」
殺さないという選択肢も取れることは取れる、が
能力を使えば間違いなく壊してしまうのは明白だ。
使い勝手が悪い、でも気に入ってる。
おかげでいろんな食べかたができるのだから……
「ま、自分を気に入らないでだれがきにいるんだよっていう話だよな」
他人が気に入っても自分が気に入らないんじゃそれはいらない。
逆に言えば、他人が気に入らなくても自分は気に入ってればいいのだ。
制約に悩むことはある、が。
でも、それでも自分はこれでいい
■道鉄 > 「……いや、まてよ」
気にせずさっさと帰っちゃえばいいんじゃ?
だれにも気づかれず、家に帰り、そして着替える。
これだ。
「うん、そっちにするか」
もう一度、カバンを咥えて適当な屋上に。
そして、そこからひゅんひゅんっと飛んで家に向かって。
ちょっと楽しそうに走って消えていった……
ご案内:「違反部壊滅後」から道鉄さんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群【快楽通り】」にインクリアーさんが現れました。
■インクリアー > 違法な法外レートの店から出て煙草を取り出し火を付ける。
勝ったか負けたかで言えばどっちもどっち。
恐らく勝てただろうし、負ける事も出来たろう。
基本的に彼女は気分で勝つし負ける。
今日はどちらでも無かった。
ので勝たず負けずで店を後にする。
煙草を燻らせ、コツコツと賭博やら不健全な店が立ち並ぶ快楽通りをゆっくりと歩く。
■インクリアー > イカサマもあったし、通しもあった。
それでもまだ彼女の域には遠く及ばない。
未だ賭博について彼女の域を超えて居たモノはそう無い。
故に気分でのみ賭博を行い、勝つ気になればとことんに搾り取るし、負ける気になればその日持ちこんだ資金を全て枯らしてしまう程に負ける。
非常に気まぐれ。
賭博で彼女を知る者からの評価もまちまちで強いだの弱いだの言われるが。
最終的には皆【気分屋】という評価に落ち着く。
適当なベンチに座り辺りを見回す。
他にも賭博の店はあるが今日はそういう気分ではない。
道行く人に視線を投げてただぼんやりとしている。
■インクリアー > こんな刺激的な場所でも、興味を持たなければ刺激すら無い。
しつこい客引きにはやんわりとお断りを入れ、二本目のタバコに火を付け辺りの観察を続ける。
つまるところ彼女は今非常に暇なのであった。
適当に道行く人を計るように見る。
■インクリアー > ふと、目に付く人物。
見るからに大金を持っている、と言わんばかりの人物だ。
自信満々、という顔もしている。
「あら」
じい、と眺める。
そういう類の人物は運も太い事が多い。
賭博の店へと入っていくその人物を見て、煙草を消す。
食べるにはよさそう、だと。
気分が向いたのだった。
ベンチから立ち上がり、ゆっくりとその賭博場へと姿を消した。
ご案内:「違反部活群/違反組織群【快楽通り】」からインクリアーさんが去りました。