2018/02/03 のログ
■イチゴウ > 「制圧モードへ移行。」
ロボットがこの言葉を合成音声に乗せて発したならば
それは一つの死刑宣告とも言う事が出来る。
法規定に反しているとはいえ自分たちの部活を
守りたいという一人の生徒の正義感が
風紀の番犬を叩き起こしてしまった。
罵声を浴びせていた同僚たちも覚悟を決めたのか
緩く両手に持っていた自動小銃を反動を抑えるべく
しっかりと構え照準器でロボットを捕らえる。
制服とアサルトライフルのコンボなどこの島でしか
見る事はできないだろう。
多脚戦車もシャーシの駆動モーターを
チャージさせると共に
背部の機関砲を勢いよくスピンアップさせる。
リミットが解除されたその動きは砲身一つ一つが
確認できない程の暴力的な速度で。
こうして島の裏に適応出来なかった
違反部活一年生がその姿を消すこととなる。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」からイチゴウさんが去りました。