2018/04/02 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に八雲ジョーカーさんが現れました。
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ご案内:「」に八雲ジョーカーさんが現れました。
ご案内:「」に八雲ジョーカーさんが現れました。
ご案内:「」に八雲ジョーカーさんが現れました。
ご案内:「」に八雲ジョーカーさんが現れました。
ご案内:「落第街の娼館地区」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > 何時の時代も、如何なる者も、種族としての本能である肉欲に抗える者はそうそういない。
風紀委員会という綱紀粛正を厳守とする組織に属する者であっても、聖人君子ばかりではない。
修行僧でも無い限りは、程良く発散させる必要もあるだろう。

「――後は、そういう連中に金と伝手を与えてやるだけ。拳銃の引き金を引くよりも容易かったな」

風紀委員として活動を始め、実戦部隊としてどんな危険な任務でも淡々と引き受け続けた。そうして得た委員会内部での人脈や情報を元に、金遣いの荒い先輩諸氏、教師、上官を調べ上げ、金をばら撒いて甘い蜜を吸わせ続けた。
今も、己が見上げる重厚な造りのビルの中では自身が渡した金で快楽に溺れる者達がいる。

「…欲望に正直なのは良い事だ。良いことだが、それを露わにする相手は見極めるべきなのだろうな」

薄い笑みと共に呟いた独り言。店の前で此方を伺う黒服の男は、風俗街に似合わぬ小柄な少年の動作に怪訝そうな表情を浮かべるばかりであった。

神代理央 > 尤も、彼等の様に自身の欲望に素直な者達は嫌いでは無い。
自身からの金銭的な援助を受け取って肉欲を満たす様は褒められた事では無いが、彼等は決して各々の職責において無能という訳では無い。
寧ろ、至極真っ当に職務を遂行しているといっても過言では無いだろう。
だからこそ、彼等には彼等なりの息抜きが必要なのだ。それを少し後押ししてやれば、後は坂道を転げ落ちるが如く。
そんな思考に耽っていれば、此方に投げかけられる甘ったるい声。視線を向ければ、扇状的な服装の女性が撓垂れ掛かるが―

「……すまないが、所用があってね。御相手願うのは、次の機会にしてもらおう」

女をそっと振りほどいて、緩やかに首を振る。
甘ったるい香水の匂いと共に女が立ち去った後、服に匂いが移っていないかと思わず袖に鼻を近づけた。
残念な事に、家に帰る前に消臭剤を買い求める羽目になりそうだが。

神代理央 > やがて、娼館から上品なスーツを纏った男性が現れると、此方へ視線を向けて軽く頷いてみせる。
それに小さく手を上げて答えると、通信端末を操作して迎えの車を手配し、小さく息を吐き出した。

「さて、帰りの車内にまでお邪魔するほど無粋な事も無い。連中からは、後日たっぷりと代金を請求させて貰うとしよう」

端末の地図に現れた送迎車を示すマーカーを確認した後、自身は待機させていた黒塗りのセダンに乗り込む。
防弾仕様の高級セダンは、少年を車内に仕舞い込んだ後、音もなく歓楽街の道路を走り去っていった。
そんな光景すら見慣れたものだと言わんばかりに、黒服の男達も、客を引く女達も、一夜の情欲を満たそうとする者達に纏わり付き、引きずり込んでいくのだった。

ご案内:「落第街の娼館地区」から神代理央さんが去りました。