2018/11/13 のログ
龍宮 鋼 >  
知るか。
テメェらの身内の恥だろ。

(上に言わねば改善されない組織など民衆からのデモかなんかで滅びてしまえ。
 そう言いたげな顔。)

ケンカすんならもっと強ぇ奴んとこケンカ売りに行くに決まってんだろ。
その頭ン中詰まってんのァスポンジケーキか。

(彼女が頭悪いみたいな言い方だが、ケンカは強い奴に売りに行く、と言う思考の方が頭が悪い。
 わかった上でいちいち挑発をしているだけ。)

ウチの解析役が言うには、理性取っ払って能力行使に遠慮やら戸惑いやらがなくなる薬らしい。
――流通レベルじゃ「制御薬」っつってるらしいな。

伊都波 凛霞 >  
「身内の恥っていうなら同じ学校にいる君も同じ気がするけど…」

広い視野で見れば同じ組織である

「君が説明してくれないからいけないじゃない。ちゃんとそう聞いてるのに」

小さく肩を竦める
どうやら挑発に乗ってくるようなタイプではないらしい、澄ましたものである

「……制御薬。ビンゴ、それの製剤施設を取締にきたんだよ。
 まあ見ての通り、逃げられた後みたいだけど」

龍宮 鋼 >  
ハ。
都合に合わせて身内扱いしたりヨソモン扱いしたり、便利なこったな。

(身内の恥と言われたり、不良だからとつまはじきにされたり。
 自業自得なのはわかっているが、そんなにホイホイ出し入れされるのもつまらない。
 それでも身内扱いしてくれたことは素直に嬉しかったりもした。)

ちっ。

(挑発に乗ってこない。
 面白くないので舌打ち。)

まぁ俺んとこもだ。
他んとこもいくつか仲間が当たっちゃいるが、似たような感じらしい。
クソが、俺のシマで好き勝手やりやがって……。

伊都波 凛霞 >  
「そりゃあ都合に合わせて使うのが言葉っていうものだしね。
 直接謂れのない非難を受けたらそういう返し方もあるよ。うんうん、言葉って大事」

悪びれもなくそう続けた

「君も?じゃあ協力できそうだね?」

面白くなさそうに舌打ちをしているが、目的が同じならと申し出てみる

龍宮 鋼 >  
――あァ、そうだなァ、言葉ってのァ大事だなぁ。

(へら、と笑って見せた。
 目は笑っていない。
 瞳孔は細く縦に裂けたまま。)

協力。
あぁ協力ね。
良いぜ、協力させて頂きますわ。
島のヘイワを守る風紀委員サマの大事なオシゴトだからなぁ、キョウリョクさせていただきまさァ。

(笑いながら彼女の肩に左手を置いて、)

――してやっから一発ぶん殴らせろァ!!!

(右拳でノーモーションのアッパーカット。)

伊都波 凛霞 >  
「(──おっと、機嫌を損ねたかな?)」

ちょっとムキになっちゃったかな、と反省

「そうそう、平和の為にきょう──」

言葉を反芻するように続けていると突然拳がすっ飛んでくる、が

「まだ話の途中!!」

肩に置かれた手を取り、拳を中心に上へとベクトルの向いた相手の動きを"加速させる"
なんのこっちゃない、合気の応用でしかないものだけれど。パンチの威力次第ではどうなることやら───

まぁ、それで相手の本気度がわかるかなとも思ったのは否定しない

龍宮 鋼 >  
!?

(違和感。
 拳の走り方がいつもと違う。
 このまま拳をぶち抜けば間違いなく天井をぶち破って上空へとすっ飛ぶ。)

――オォラァ!!

(その前に、自身のベクトルを「奪って」地面へと放出。
 結果、轟音と共に足元の床が陥没した。
 跳ねるプレハブ。)

……へェ。
アンタ、強ェな。
面白ェ。

伊都波 凛霞 >  
「っと…ッ」

床が陥没しプレハブが揺れる
──とはいてバランスを崩すこともたたらを踏むこともなく

「面白え、じゃなくて…喧嘩しにきたんじゃないので、やめやめ」

違法な薬物の話でしょ、と

龍宮 鋼 >  
――わァーった、わァーったよ。
協力だろ、してやる。

(彼女から一歩離れ、ガリガリと頭を掻く。
 ここで怒りに任せて暴れまわるのは得策じゃない。)

だが、タダって訳にゃいかねーのは、わかってるよな。
この俺が風紀に協力するんだ、それなりの見返りは貰うぞ。

(そう言って彼女を指差して、にいと狂暴な笑み。)

今度俺とケンカしろ。
そしたら協力してやる。

伊都波 凛霞 >  
「良かった。私も風紀委員になったばかりだし、此処の地理に詳しいわけじゃないから」

現地に詳しい人間が協力者に得られるのであればそれは重畳というものである


「ケンカが見返りっていうのもなんだかなあ…」

喧嘩の為に武術を修めているわけではないのだ、複雑な気分である

「手合わせって形で演習場でなら、まぁいいかな…?」

龍宮 鋼 >  
オーケイ、交渉成立だ。
――つっても、俺もまだなんもわかっちゃいねぇぞ。
このクスリがバラ撒かれてるっつーことぐらいだ。

(人海戦術でここのようなアジトは探し出したが、どこもここと似たような状況。
 手がかりも何もあったもんじゃない。)

いーんだよ、ケンカすんの楽しいだろうが。
オマエならグエンとケンカした時の次くらいに楽しいケンカんなりそうだ。

(に、と無邪気な笑みを浮かべて見せて。)

伊都波 凛霞 >  
「──……」

風紀委員だけでなく、独自に動いている人間からも雲隠れしている
そうなると製剤はかなり秘密裏かつ慎重に行われている…ということだろうか

「ん、交渉決裂は当面なしってことでいいよね?」

まぁちょっとした手合わせ程度で交渉材料になるなら儲けものである
人の価値観は色々だなぁ…と改めて思うのだった

「…でも、この制御薬に関してはもしかしたら結構深刻な事案なのかも。
 君もあんまり単独で嗅ぎ回ったりしないほうがいいのかもしれない」

龍宮 鋼 >  
――前もあったろ。
俺ぁそん時の事はよく知らねぇが、暴走薬だか、なんだかっつーの。

(その頃はまだ二級学生をやっていた。
 だからあまり詳しいわけではないが、何となく似ているような気がして。)

おう。
何なら人手も貸してやるぞ。
こっちにゃ暇してる奴わんさかいるからな。

(どいつもこいつも不良ばっかりだが、まぁ基本的には良い奴ばかりだ。)

うちァ組織で動いてっから。
まぁこっちにケンカ売ってきたらぶちのめしとくわ。

(ぐるんと右腕を回して。
 心配しているのはわかるが、それで引っ込んでいたらメンツが立たないのだ。)

伊都波 凛霞 >  
「ありがと。あ、でも手伝いっていうよりも……」

声のトーンを少し落として、少しだけ近寄る

「この薬が有益なものじゃない…ってことを広めたほうがいいと思う。
 異能の扱いとか、暴走に苦しんでる人はもしかしたら手に入れたら、使っちゃうかもしれない」

ある意味ではそういった人達には希望のようにも映る薬物なのだろう

龍宮 鋼 >  
まぁ、ウチの連中には言っとくけどな。

(ポケットに手を突っ込んで溜息。)

――けど、こっちの奴らにゃ言っても無駄だろ。
そもそもそういう劣等感で堕ちて来てる奴もそれなりにいるからな。

(そんな連中は言われていても使ってしまうだろう。
 それでも自分なら、とか調子のいいことを考えながら。)

伊都波 凛霞 >  
「…じゃあ、あんまりのんびり……ってわけにもいかないね」

ぱんぱん、とソックスについた埃を払う
床が陥没しちゃったから舞い上がるのは仕方ないね

「それじゃ、私は次へ行かないと。またね、鋼さん」

ゆっくり構えてはいられない、日の高いうちに次へ行く
一足先に、蛻の殻であったプレハブを出てゆくのだった

ご案内:「違反部活群/違反組織群」から伊都波 凛霞さんが去りました。
龍宮 鋼 >  
おう。
この辺風紀の評判落ちてっからな、気を付けろよ。

(とは言え彼女の実力なら心配することもないだろう。
 見送った後、電話を。)

――あー俺だ。
風紀の一人と協力取り付けたからな。
テキトーにカタギっぽい奴見繕ってバックアップさせろ。
名前は――

(などと指示を出しながら自身も現場を後に――)

ご案内:「違反部活群/違反組織群」から龍宮 鋼さんが去りました。