2018/11/22 のログ
神代理央 > 暫くすると、遠くからサイレンの音が耳を打つ。
後処理と周囲警戒の為の増援を載せた車両が、瓦礫を避けながらおっかなびっくり此方へと向かってくるのが視界に写った。

「…流石に非装甲車じゃ落第街は辛かろうに。自動運転もままならないだろうし、後で謝っておかなきゃな…」

瓦礫を盛大に散らかしたのは自分なので、流石に罪悪感を覚える。ほんの僅かにではあるが。
こうして訪れた風紀委員達に簡単に引き継ぎを行った後、入れ替わりで落第街から移動する車両に乗って戦場を後にした。

「…次は歯ごたえのある相手だと良いのだが」

通知音と共に振動した通信端末には、既に次の目標となる組織の名前が映し出されていた―

ご案内:「傭兵組織のアジト」から神代理央さんが去りました。