2015/07/02 のログ
ご案内:「路地裏」に雨夜 賢瀬さんが現れました。
雨夜 賢瀬 > 「あー、ようやく開放された…。ったく、しつけーんだよもう…」
身なりは"白い"ポロシャツに黒のズボン、落第街には相応しくないものだろう。

「まぁ、おかげで当面の生活費はなんとかなりそうだな…。」
そうつぶやき、一度背伸びをすると、周りを見渡して人が居ないかを確認する。

雨夜 賢瀬 > (流石にこの格好は目立つな……目を付けられたら溜まったもんじゃないな……とっとと帰らなくては)
手持ちのバッグからボロボロの上着を取り出し羽織り、カモフラージュ。
足早に歩き出した。

(しかし、例の件の情報は手に入らず……この辺りもだめなんだろうか?)
周りの様子をチラチラと伺い、人の目を避けつつ道を抜けていく。

雨夜 賢瀬 > 時折立ち止まり、住民の会話に耳を傾ける。
しかし他愛もない雑談ばかりで、気になる情報はとくに見つからない。

(……時間も遅いし、長居は……すべきじゃないな……)

更に歩みを早める。特に何事もなければ、そのまま抜けていくだろう。

雨夜 賢瀬 > 「……よし。」
何事も無かったことに安堵の声を漏らすと、ボロボロの上着を脱ぎ捨てて、違う町並みの中へと消えていった。

ご案内:「路地裏」から雨夜 賢瀬さんが去りました。
ご案内:「路地裏」に久藤 嵯督さんが現れました。
久藤 嵯督 > 「――本部の警備が全滅?」

左手のピアノ線で犯罪者の軍勢をふん縛りながら、携帯電話に向けて喋っている。
異能を発動しようとした者は全員気絶させているし、何か妙な動きをすれば糸を介して反応できる。
ほとんど片手間で済むことであり、電話に対応することだって造作も無い。

嵯督が聞いたのは、風紀委員会本部の警備が虞淵と思わしき男に全滅させられたということ。
こんな日に限って外の仕事なのだから、全くもって間が悪いと思う。

ご案内:「路地裏」に薄野ツヅラさんが現れました。
久藤 嵯督 > 左手の糸をきりきりと鳴らしながら、護送部隊を待つ。
携帯電話を持つ右手の糸は索敵に当てており、半径500m・360度での出来事は文字通り手に取るようにわかる。
これも無形の思考能力あってのことだ。
使いっぱしりのような仕事ばかりではあるが、自分の能力を十全に引き出すことは嫌いじゃない。

もちろんこの場に現れるであろう少女のことだって、既に気が付いていた。

薄野ツヅラ > (───本部?)

興味深い声が聞こえた、と。
路地裏で縛り上げられる軍勢を気の毒そうに眺める。
其処に居たのは1人の少年。
少女は気付かれていることなど知らずにポリバケツの陰でこそこそと様子を伺う。