2015/07/28 のログ
服部ローニャ > 「次会う時にはそなたの正体を暴きたくなるものだな…」

あくまで自分の興味本位で収めたいものだが、その機会は訪れるのかは時の流れ次第である

「なに、そなたも生きていく上で何かしら目標ぐらいはあるじゃろう? 
 拙者にとってそれは《SHINOBI》であるだけである」

『なれるといいなではない、なるのだ』と付け加えて
苦笑いではなく、確信を得ているようなそんな力強い返事を返す。

「勿論、主と見定めるぐらいはするぞ。
 拙者はそんな尻軽い《SHINOBI》ではないからな」

《SHINOBI》の教えの一つ
【自らの命を犠牲にしてでも生かす価値のある主を探せ】
この教えがある限りはローニャは主探しをやめることはない。なんたって《SHINOBI》の教えなのだから

「今度会える時はゆっくり茶でもしばきたいの」
そんな軽口を漏らして屈伸やら準備運動をして同類へ向き直る

「勿論、仕事をやめると言っても、家に帰るまでが仕事じゃからな」
にやりと笑みを返して、封筒をしっかりと握りしめてここへ降りてきた時と同じように異能を駆使しながら
壁へ、壁へ飛び移ってやがて夜の曇り空へ消えていく。

ご案内:「路地裏」から服部ローニャさんが去りました。
惨月白露 > 「ああ、じゃあな。」

壁から壁へ飛び移る様を、
『案外サマになってるじゃん』と眺めつつ、彼女の背に手を振った。

「さて、と。」

荷物を手に取ると、ゆっくり歩き出す。

『ここからは俺の仕事だ、
 とってこいが失敗したら怒られるからな。』

後はこの荷物を次の『運び屋』に運ぶだけ、
とはいえ、この荷物を奪い取りに来る人間がいないとも限らない。
―――落第街の路地裏は、そういう場所だ。

惨月白露 > 「っと、これか。」

幸い、誰に遭遇する事も無く次の目印、
果物が乗せられているドラム缶を見つけた。

「……じゃ、後は頼んだぜ。」

ドラム缶に体重を預けるように寄りかかると、
そのドラム缶の傍らに荷物を置く。

これで『仕事』は完了だ、後は、次の『運び屋』の仕事。
こうしてリレーを繰り返し、この荷物はやがて依頼主の所に届くだろう。
或いは、どこかで行方不明になる事もあるしれない。

惨月白露 > ドラム缶から体を起こすと、
落第街の闇から闇へ歩き出す。

荷物の行方もまた、闇から闇へ。

ご案内:「路地裏」から惨月白露さんが去りました。
ご案内:「路地裏」にシェムハザさんが現れました。
シェムハザ > 【路地裏
シェムハザ自身それをする意味がそれほどあるわけではないが、ワーカーたちを駆って組織同士の抗争をまるごと潰す
簡単だ、それぞれの組織に属している構成員がひとつの目的にそっていきなり裏切るのだから

ドコにいるかわからない、いつそうなったのかわからない、なぜそうなるのかわからない
そういうのでいい

それだけで組織はずいぶんともろくなる

強い連中は厄介だが、それ以上に周辺小組織がことのほか厄介なのである
弱いものを食い散らかすための弱い組織なのだから何でもやるし制限もない
とりあえずシェムハザはそういうのは嫌いだ
だから手の届く範囲は把握し、壊すようにしていく】

シェムハザ > 【もちろん多くのそういった組織は、つまらない異能をつまらないことに使い
つまらない小競り合いを繰り返しつまらない搾取をする

ある意味、シェムハザのグループもそういった点では似たようなところはあるのだが
違反行為に限って対応しているのと自分から搾取に入るのは違う

シェムハザはMMORPGで言えば、PKギルドを狩るためのPKKギルドみたいなものだ
PK集団がいなくなればそれでいい

特に最近は違反部活とお目こぼしのある部活との争いが多い
小競り合い主体ではあるが、それで困るのは一般生活してる連中だ

そんなことを思いながら建物の屋上から見物する】

シェムハザ > ん……まあこんなものかしらね
【見物というか、まあ見物といえば見物だが、実際には屋上から適当に下を眺めているだけだ
既に研究的意味合いはないので、消化試合である
シェムハザが関わりあいがあると言うよりは小競り合いを適当に眺めているだけである
特に何もしなくてもワーカーはうまくやってくれる

……今は一人なので特に何ということもない
やることやりつつ、何の関係もないふりをしてのんびりしているだけだ】

シェムハザ > 風紀も公安もなにもしないからねえ……?
むしろ、騒ぎを一緒になって起こしてることも少なくないし

【屋上で退屈そうに騒ぎが収まるまで見届ける
しっぽがそう言う気分を反映して面白くなさ気に揺れる

異能は嫌いだが全否定をするつもりもない
ただ、搾取や脅迫のために使うものではないと思う
そしてもちろん強力な連中は何かの枷をはめるべきだ

シェムハザはそのためならなんでもするつもりだし、殉じるつもりもある
正確には、そう設定されている人形である

だから、異能をどうにかして制限したかった
そう思うように設定されているから】

シェムハザ > ん……くすくす
ふふ、可愛い……私の妹たち

【騒ぎが終われば、屋上から廃ビルの一室へ移動し、ワーカーたちを集める
点検、という名の愛撫を行うためだ
一体を抱き寄せると、首筋に舌を這わせ、その髪をやさしく撫でる

ワーカーたちは既に基本的な小競り合いで傷つくようなことはなくなっている
多少の被害は出ることもあるが、その程度だ
強力な個人には敵わないが、集団戦であればそこそここなすようになっている
そんな人形たちは可愛い】

……次のことをそろそろ用意しないとね

【異能を制限しなくてはいけない
管理して、安全な範囲内に収めないといけない

シェムハザはその設定に従ってひたすら行動する
理由も根拠もない
そのための機械である

ハイドレンジアの協力も大きい
あれでじいぶん性能も装備もアップした

なんにせよ、まだまだ調整する必要もあるし
壱耶たちセルリーダーも成長させる必要がある】

シェムハザ > まったく、あなた達は可愛いんだから?

【ワーカーの少女……これは自分のではなく壱耶のアヤなのだが……の項に指を這わせつつ……
こういうとき、アマナか壱耶がいればな、と思う
こういう高揚しつつも晴れない気分でいる時、彼女らがいると全然違うからだ
特に彼女たちは戦闘ユニットとして優秀であるので、自分より強い人形を可愛がる喜びもある

そういった、少しいかがわしい機械趣味と目的行動を設定された人形であるシェムハザは
あまりこうした行為を隠そうとはしない
猫らしく、感情を表に出した行動を取る

色々と行動に問題を抱えながらプロジェクトのテストは進んでいた】

ご案内:「路地裏」にハイドレンジアさんが現れました。
ハイドレンジア > (遠くの空に流星が走った。
 両足から推進炎を引きビルを舐めるように移動してくる赤い髪の毛があった。
 通信を元に、姉のもとに馳せ参ずるのだ。
 ビルの屋上の隅っこの方に着地。片膝を付き拳を地面に叩きつけるような格好で。
 面を上げる。騎士が剣を受け取らんとしているような雄姿があった。
 姉の姿をワーカーの中に認めると、膝の埃を払って駆け寄っていく。)

「姉さま!」

(通信を通して明るい感情があふれ出しているだろう)

シェムハザ > ふふ……ちょうどいいところに
今あなたがいればな……って、そう思ってた

【駆け寄ってくるアマナをすぐに抱き寄せれば、挨拶のキス
というにはやや濃厚な口吻を交わそうとする

当然、アヤは単なる道具であったかのように素気無く扱われるが
それもまたワーカーらしい扱いであり、アヤはそう扱われることにも慣れている
もしかすると既にそれもまたアヤが望んでいる扱いかもしれない
ワーカーは隊長機たちの望む通りに行動し、全ていい方に解釈するだけだ
アマナの代わりにされた、のではなく、アマナと同等の扱いをされていた感謝のほうが先に立つ
代用品はワーカーたちにとってむしろ栄誉なのだ、通常そういった行為さえされないほうが普通だからだ】

ハイドレンジア > 「僕も……!」

(挨拶にしては愛情表現豊かなコニュミケーションを取るかたわらでワーカーたちは無言を貫いている。嫉妬や愛情の入り混じった感情を通信波で送っているだろうか。感情自体がオミットされていなければ。
 視線を感じても構わず抱きついていき唇を押し付けていく。
 呼吸も忘れるくらいに――擬似的なものだが――口付けると、ようやく口を離した。とろんと目じりが下がっており、羞恥心でもじもじとしていた。)

「整備中ですか。姉さま」

(ワーカー達を見渡してアマナは問いかけた。
 整備なのか実験なのか愛情表現なのかどれも混じっているので一概には言えないようにも感じていたが)

シェムハザ > そうね……今しがたすることを終えて調整と様子見ね
ふふ、あなたのおかげでずいぶんとこの子たちも優秀になったわ?

【ハイドレンジアの耳を唇で嬲りながらささやく
まったくこの子はほんとうに可愛い……わざわざ飛んでくるとは
アマナがいるなら、今日はもう一回試すのもいい】

ねえ、今日はどうしたい?
もう一回、街であなたを試してもいいし、研究所に帰ってあなたを抱くのもいいし
中身を分解して調整するのもいいわ?
どれにしてもアマナで楽しめそうだから?

ハイドレンジア > 「お役に立てて光栄です! あっ……そこは弱くて……」

(耳を堪能されている。ぞくぞくと腰の辺りに甘美な感覚が広がっていき我慢が出来なくなる。
 耳のアンテナを誤作動しないようプログラムを再チェック。大丈夫という結果が返ってくる。
 姉の胸にすがりつくようにしながら、究極の三択に喉を鳴らした。
 戦闘――大好物だ。兵器として製造された身なのだから。
 抱く――かつては分からない感覚だった。刻み込まれた今では我慢できないくらいには染み付いている。
 分解――壊す行為のようで、実際には直す行為。甘美な響き。
 楽しめる。姉が楽しめればいい。自分はそのついででもいい。
 アマナはしばらく唸っていたが、やや間隔を置いて姉の顔をじっと見つめた。
 各部はほぼ万全。万全な自分を見てほしいと思った。)

「調整――してください。姉さまに隅々まで見てもらいたいから……ね、だめ? おねがい」

(飴をねだる子供のように頼み込む)

シェムハザ > ん……わかったわ
くすくす……楽しみね?

【ハイドレンジアを調整……つまり中身を解析し隅々まで調べあげる行為だ
無論、研究所のシステムはハイドレンジア自身がその辺の調整も行ったので構造を把握していたが
シェムハザ自身が解析するのはまた別だ
特に……直接いじるとなれば多くの部分が新しく解析されてしまうだろう】

じゃあ……帰って、配線の一つ一つまで……すべて解析しましょうか

【シェムハザは機械となれば当然、それだけで感じるのだ
そんな提案を受ければ我慢できずに、アクセサリーのようにも見える耳後ろの頭部アンテナに舌を這わせた】

ハイドレンジア > (ああ―――駄目だ。
 耳の格納アンテナが姿を現す。耳朶がひび割れて内部構造を晒す。
 頭部アンテナに舌が触れる。
 お互いリンクしている仲である。通信精度が最大限に引き上げられる。魂に触れられるような錯覚を覚えて、シェムハザの肩に手を置き、寄りかかるようにして縋った。
 耐えられない。壊されてもいい、分解されてもいい、とにかく姉が相手ならば。
 二人の関係抜きにしてもハイドレンジアの研究を進めるのはプロジェクトのマイナスにならない。誰も損をしない。そんな関係。
 アマナは、潤んだ瞳で期待している。ハイドレンジアという肉体をどれだけ弄ってくれるのだろうという希望。欲望。)

シェムハザ > ふふっ、こんなふうにアンテナを扱われたことなかったんだ?
じゃあ……早速帰りましょうか

【そしてあからさまなお預け
そもそもハイドレンジアには体を弄られて喜ぶという性質はない
ただし、その性質上、メンテナンスや研究者、開発者などにいじられる行為を嫌うことが出来ないよう
マスターを含む自身が認める相手に対してはそういった行為を能動的に好意的に捉えてしまうようにできている

ましてやシェムハザが相手では、そういった行為は愛情にまで昇華されてしまうし
メンテナンスは愛撫などの愛情行為しか思わないところまでいってしまう
プログラム的にもシステム的にもプロジェクト的にも推奨されてしまえば、あとは抗えない快楽に染まるだけだった

シェムハザは、そんな、立てなくなったハイドレンジアを抱えると、そのまま夜の街へと消えた】

ご案内:「路地裏」からシェムハザさんが去りました。
ご案内:「路地裏」からハイドレンジアさんが去りました。
ご案内:「路地裏」に焔誼迦具楽さんが現れました。
焔誼迦具楽 >  
【薄暗いイメージのある路地裏にも、日当たりがよく暖かい場所は存在する。
 しかし、真夏のそこは風通しも悪く熱気が溜まっている、やたらと暑い空間である。
 である、はずなのだが……】

「…………」

【昼の路地裏、その日当たりのよい道で、少女が寝転んでいる。
 いや、『寝ている』のだろうか。ここちよさそうに寝顔を晒して、寝息を立てていた。
 その周囲はなぜか、夏というにはずいぶんと涼しく、普通の人間であれば過ごしやすい気温になっていることだろう】

焔誼迦具楽 >  
【少女にとって日光は、量こそ物足りないが変換効率の良い熱エネルギーである。
 ソレをあたりの熱気ともども、こうして昼寝しながらも吸収しているため、周囲の気温が下がっているのだ】

「ん……」

【ごろん、と。寝返りを打つ。
 路地裏で、道の真ん中で昼寝をする少女というのもずいぶんと奇妙な光景だが。
 その奇妙な光景……というか、その涼しさに惹かれてやってくる者もいる】

『……ミャーン』

【――猫だ。猫が近寄ってきた】

焔誼迦具楽 >  
【猫という生き物は、過ごしやすい場所を見つけるのがとても得意だ。
 冬ならば暖かい場所、そして夏なら涼しい場所を、である。
 つまり少女、迦具楽の周辺は猫にとって、陽に当たりつつ涼めるという、とても良い環境なのである】

『ニーァ……ゴロゴロ』

「ん、うぅ……」

【近寄った寅縞の猫は、迦具楽にのどを鳴らしながら体をこすりつけつつ、寄りかかるように丸くなる。
 迦具楽は一時擽ったそうに呻いたが、無意識に猫を抱き寄せると満足そうに寝息を立てた。
 少女は起きない。猫も逃げない。それは和む光景だろうか。シチュエーションが、路地裏のど真ん中でなければ】

焔誼迦具楽 >  
【そして、一匹やって来たということは、ほかの猫も同じようにやってくる可能性があるということ】

『ミャー』『ニィー』『ブミャァ』『ァーン』

【寄ってくる、寄ってくる。色模様様々な毛玉達。
 どいつもこいつも、迦具楽へと引っ付いていく。迦具楽は擽ったそうに身をよじる。
 一匹が腹の上に乗ってくる。重たそうに寝顔が顰められた。どうやら少女に近いほど涼しいようだ】

焔誼迦具楽 >  
【一匹が乗れば、もう一匹が乗る。
 小柄な少女の上に、猫が一匹、二匹。三匹に増えた。
 端的に言って、非常に重い】

「ぅ、うぅ……?」

【さすがに苦しくなったのか、薄く目を開けると腹の上に乗る毛玉三つ。
 そして四方、体の回りにも猫が集まっていた】

「……動けない」

【いや、まとめて追い払う事は出来るのだが、この毛玉の感覚も心地いいのだ。
 身動きが取れないまま、手の届く毛玉を撫でる。もふもふだ。
 誰か通りかからないかなあ、なんて助けを期待しつつ、三匹の重量に耐えながら毛玉を堪能する事にした】

焔誼迦具楽 >  
「うー……んん……」

【結局。もともと人通りが多いわけでない路地裏である。
 誰も通りかからず助けは来ず。
 毛玉に囲まれたまま二度寝してしまい、日が沈むまで過ごしたのだった】

ご案内:「路地裏」から焔誼迦具楽さんが去りました。
ご案内:「路地裏」にスラッシュさんが現れました。
スラッシュ > ちょっと人が減ってきた。
その中でもさらに人のいない裏通り。
午後10時の少し涼しげなビル風が吹く。
籠った熱と一緒に悪い空気も変わればいいのに。

そんな風が連れてきたのは、煙草を踏み消す悪いオンナ。
腰まで届く緩い三つ編みとウサ耳が特徴の五月蠅いヤツが現れる。

スラッシュ > なお、暑いのでシャツは半袖、トレードマークのジャージは腰に巻いている。
いわゆる夏仕様というヤツだ。

路地裏の入口からちょっと進んで、トランクにドスンと座る。
もしかしてちょっと太った?なんて思われそうな。

「げぇ・・コレから水着の季節なのに・・・。」
やれやれとため息をつきつつ、新たな煙草のビニールを破く。

スラッシュ > 夏が来るとでびゅーしたくなる人も少なくないだろう。
ちなみに、彼女もその一人だ。

今までほとんど変えたことの無い煙草の銘柄をこっそり変えて見たのだ。
…気づく人など早々居ないだろうが。

小さな悪魔の描かれた灰色のボックスパッケージ。
「げヘヘ…ブラック・デビル…なんだか名前から溢れる厨二感が溜まらないのニャ…♪」

咥えるだけで、口の中に甘い衝撃。
フィルターに甘味料が付いているのかな。
期待が大きくなる。早速火をつけて見るとしよう。

スラッシュ > 路地に広がる煙草とは思えぬチョコレートの甘い香り。
路地の暗がりで姿が見えずとも、匂いだけで人が寄ってきそうなほどだ。

「うわぁ…スゴ…」
予想以上の甘い香りに語彙が吹っ飛ぶ。

「…でも意外と味は普通かもしれないのニャ。」

スラッシュ > (変に目立つし次からいつものに戻そかナァ)
ふーっと甘い息を吐きながら、煙を目で追う。

あっという間にやることが無くなってしまった。
夏なんだからちょっとくらい冒険して落第街に足を延ばす客が居ても良いのに。
と思いながら、大あくび。

「あ~ヒマなのニャ~」