2015/08/06 のログ
■焔誼迦具楽 >
「そうね海水浴以来かしら。
ええ、悪い子なの。
人を食べちゃう化け物なんだから」
【一緒に謝ろうかと言うトトには、おどけた笑みだけを返す。
血液の採取を始めれば、特にとめるつもりもなく眺めているだろう】>>トト
「ふうん。子供のまま大人になるって難しそうだけど。
そうねえ、無差別のつもりはないわ。人は食べるけど。
けどこいつらは美味しそうでもないし、寝てたところを邪魔されたから懲らしめただけよ」
【一応備えは解かないまま、極簡単に事情を話す。
トトが触れてるほうではない死体を軽く蹴飛ばした】>>アーヴィング
■トト > 「ふぅ、そうだったんだ、でも丁度良かったよ、普通に人から血液をもらうのは良い事じゃないもの、僕は知っているからね
七生に嫌われたくないし… でも、この血なら持って行っても怒られないよね?よし、これでいいや
それにしても人を食べる、か、それは、迦具楽が迦具楽だから必要な事なのかな、海で会った時も食事中だったり?」
きゅぽん、とペットボトルの蓋を閉めて立ち上がる、迦具楽に大して不思議そうに首をかしげている
「うん、僕は迦具楽の友達だよ?この前海水浴場であったんだ、海っていいものだよね!」
うんうん、とアーヴィングのトモダチ、という言葉に反応したのか、こくこくと頷いて
■アーヴィング > ふむ……ふむ…
(顎に手をやり考え込む
彼女の言う言葉を吟味し、噛み砕き、飲み込み)
まあ、つまりアレか?
生きていくのに人間の血が必要な類の人種って訳で
盗賊系の悪党を返り討ちにして穏便に飯食ってたっつー
(なるほどねぇ…と、髪をかき回し苦いものを噛み潰したような顔をする
つまりは獣が獣を食い殺した、そういう事だ
これが無辜の民草を食い荒らしたとなれば放置するわけには行かないが…)
よし、俺にはわかんねぇ
まあ問題あるなら現地の官憲が何かするだろ
(自称正義の味方、案件をぶん投げる
やられてやり返した場合の罪の重さなど流石に通りすがりで断罪するにはややこしすぎる
そもそも話した感じの印象ではそう極端に悪性の相手には見えない
命を軽んじてはいるようだが無差別に食い散らかす手合いにも見えない
張り詰めた内圧を開放し、戦闘体勢を解くとヘラっとした笑みを浮かべて)
■焔誼迦具楽 >
「ああ、そういえば七生に告白したんだっけ。
うんその血なら別にいいんじゃない?
もう死んでるわけだし、持ち主も文句言わないし」
【死人にくちなし、である。
まあ稀に、死人が口を利いたり踊ったりすることもあるがそれはそれで。
常世島ならありえないことではまったくないのだろうけれど】>>トト
「そうね。今はもう食べないといけないって事もないけど。
海に居たときは摘み食いくらいかしら。死人は出ていないと思うわよ。
今回はこれ、人間同士勝手にやりあって死んだの。
私だったらこんなに汚く殺したりしないもの」
【両者に対してそういいながら、もう一度死体蹴り。
気分良く寝ていたところを銃声で起こされ、非常に機嫌が悪かったのだ】>>ALL
「あら残念。
お兄さんはそこそこ美味しそうだから、口直しに食べてあげようかと思ったのに」
【そう冗談のように言いながら、男に向いている腕――右腕を流体化し、さながら蛇の顎のように模りながら鼻先まで伸ばして見せた】>>アーヴィング
■トト > 「あれ、誰に聞いたの?七生が言ったのかな、ちょっと以外かもしれないね… えへへ。」
頬を染めてワンピースを揺らしながらくるんと回ってみたり
「ふーん、うん、そうだな、確かに、僕の知る限りの君なら、寧ろなにも残さなそうだよ
人間同士というと…… 之は銃だよね、模擬戦でみたものとは違うけど、うん、ちょっと触ってみようかな。」
ぺたぺた、と死体の周りに転がっていた銃を拾うと、じっくりと眺めたり、ポシェットから取り出した水をとぽとぽ零したりしている
「そっか、よくわからないけれど、君と迦具楽は戦わないんだね?ならよかった、友達が傷つく可能性は見たくないからね
あ、そうそう、なら僕と友達になってよ、正義の味方の友達は持ったことがないからね、ダメかな?」
ふたりの戦闘態勢が消えたのを見ると、そう言ってアーヴィングに微笑みかける
一通り銃を眺めると、その手の中で水に濡れた銃がぐにゃぐにゃと圧縮されるように小さくなっていき
最終的に路傍の石となったそれを、ぽいっと壁際に投げ捨てた、そのままだと危ないよね、と呟きながら
■アーヴィング > んだよ、じゃあ俺勘違いぶちかまして喧嘩売ろうとしたって事かよ…
悪ぃ事したな
(真相を聞けば、彼女のやった事はせいぜいが死体を弄んだくらいで
それもこんなところで殺し合いをした奴らとなれば裏社会の人間だろう
そういった事がある事は入学手続きとやらの時に聞かされた
となれば自分が戦意を向けたのはやりすぎというものだろう
ぶっちゃけ自分なら喧嘩を売られたとして安値で買い叩いていた)
おいおい、俺をそう簡単に食えると思ったら大間違いだぜ?嬢ちゃんよ?
(にぃ…と、唇の端を吊り上げるような威嚇的な笑みを浮かべ…)
まぁ、血くらいなら別けてやってもいいぜ?
たぶん太陽の加護溶け込んでるから相性わりーと腹焼くけどよ
(一献いっとくか?とプラプラ右手を振るって見せる
魂の座に眠る武器の銘は天の焔
その名が示すとおり、彼の根源には太陽の意が刻み込まれている)
死体弄繰り回しながらコイバナって新しいなオイ……
ああ、やんねーよ
こっちの勘違いだったみてーだし……
距離感近くね?いきなりダチとかめっちゃ踏み込みまくりだなお前……
(もしかして本当にヤバイのはこっちの女じゃなく、このガキじゃねーのか…と一瞬気おされる
鉄の塊をぐにゃりと捻じ曲げるというのもどう見ても尋常な所業ではない
さて二人を同時に敵に回してたら流石にヤバかったかもな…と)
■焔誼迦具楽 >
「ええ、七生から聞いたの。
結構悩んでるみたいだし、押してみたらいけるんじゃないかしら?」
【こんな場所だがコイバナである。
危険度で言えば、案外どちらもそう変わらないのかもしれない】
「別に構わないわよ。私も挑発したんだし。
血は別にいらないけど……太陽の加護だなんて面白そうね。
味見させてくれるなら、手でもつないでくれないかしら?」
【正直人間の血肉にはあまり興味はないのだ。
そもそも、まるで美味しくない。
少女の主食は熱と炎であり、人から搾取するのは魂の一部である。
蛇の頭のように変化した腕は、今度は先端を人間の手の平のようにして握手を求めるように差し出される。
トトに若干引き気味である様子に、おかしそうな笑みを零した】
■トト > 「えぇ、でも友達の下って何だい?知り合いというのは合えばそういうものだろう?
知り合いになろう、でも僕はいいけれど、それは別に確認が必要なものではないよね、なら僕の提案はそこからだと思ったんだけど。」
不思議そうに首をかしげる、特に冗談を言っている訳でもなさそうだ
「そっか… まぁ、悩ませちゃう自覚はあったものね、七生………
七生の好きなものとかも聞いておけば良かったかな?ねぇ、男性は何をしてもらえば喜ぶんだろうね?
僕は両性だけれど、別にどっちの性としての自覚があるわけじゃないから、そこらへんがちょっとね。」
むー、と唇を尖らせて、難しい顔をしてみる
押してみれば、という迦具楽に対して腕組みをしながら悩みを打ち明けたり
■アーヴィング > まあ、あのまま乗ってみるのも楽しかったかもな
強そうだしよ、お前
(クカカ、と笑いながらも探るような視線を向け、唇の端を吊り上げ)
ああ、血が要るのは片割れの方なわけか
あんま持って行き過ぎるなよ?
(一度気を許せばこの男警戒心は0である
差し出された腕をあっさり握ると、自分から力を流し込むように「壁」を開いてやる
魂に刻まれた光景は天蓋の頂点に輝く焔
それは焼き尽くす厳しさと、包み込む暖かさを矛盾させずに内包し
それを見上げる視点の持ち主はどこまでもどこまでも、その空に焦がれを抱く
まるで風を受けなければ死んでしまう鳥のように)
あー……ま、好きにしろや
俺はアーヴィング・ヴァン・オルブライト、異邦人っつーやつだな
(と、少年?少女?に名を名乗り…
さらりと口からこぼれた両性という言葉に思わず二度見する
どっちともとれない印象だったのはどっちでもあったのか…と
それに好かれている相手は一体…男なのか、女なのか…いや、見た目からして女っぽい格好という事は…
と、無駄に洞察力を研ぎ澄まし、異世界やべぇ…という感想を深めるのだった)
■焔誼迦具楽 >
「そうね、貴方よりは強いんじゃないかしら?」
【笑う様子に、こちらも同じように口端を吊り上げる。
強弱というより、相性の問題と言えるだろう】
「ええ、とりあえず『味見』程度にね?」
【そうして繋いだ手からわずかに『熱』を奪う。
真夏にしては異様に涼しい空間にもかかわらず、繋いだ手の平は真冬の風に晒したかのように冷たくなるだろう。
時間にすれば数秒。経てばすぐに手を放した】
「……ふうん。
美味しいけど、好みじゃないわね」
【相性は、確かに悪くない。
エネルギーの変換効率もかなり高い。
けれど、男本来の『味』が、調味料に上書きされてしまったかのような。
味こそ調っているが、素材の味が活かされていない。
食通な迦具楽としては、好んで食べたい味じゃないのだ。
要するに、迦具楽にとってのジャンクフードのようなものである】>>アーヴィング
「男性がしてもらえば喜ぶことねえ。
色々思いつくけど、それならそこの人に聞くのが一番じゃないかしら。
この場に居る男性代表として、ね?」
【などと味見が終われば。
急にコイバナの矛先を男のほうへ向けた。
自分でアレなことソレなことを吹き込んでしまってもいいのだが、ここは話を振ったほうが面白そうだと思ったのだ】>>ALL
■トト > 「そうかい?僕はトト、種族はゴーレムで、所謂異邦人という意味では君と同じだね
ああ、確かにそれもそうだ、ねぇアーヴィング、男性は、例えばどんな事をしてもらえれば嬉しいのかな?
一応最低限の知識は持っているつもりだけど、いざ相手の気を引く、と考えると難しいね…。」
にこ、と改めて自己紹介をしながら、くるんと回ったりして
わくわくと期待した瞳を向けてくる
「そういえば、迦具楽は七生の事は好きじゃないのかい?仲良さそうに見えたけれど
… ふむふむ、迦具楽はそうやって食事をするんだね、口から摂取するよりは手軽そうだ、七生の味も知ってるのかな。」
へぇ、と面白そうにふたりの握手と、迦具楽の感想を聞いていた
■アーヴィング > なんか…食われておいてなんだけど微妙に腹立つな…
くそっ…自分の味を磨くってどうすんだこれ……
(好みじゃないとばっさりやられてしまうと妙に悔しい
これが血肉なら俺は家畜じゃねーぞと切って捨てられるが
見えない何かを吸われた上で好みじゃないとやられるのは……自分の中の何かが低評価だったというのは妙に悔しい
顎に手をやり、それはもう悔しそうにする
短時間に悔しいという単語が密集するレベルだった)
ゴーレム…ゴーレム!?
すげぇな…人工精霊搭載型でもここまで喋る事すらできねぇえのに、違和感無ぇ身体動作制御まで…
王弟殿下居たら発狂確実だったなおい…
(ゴーレムと紹介されると思わずマジマジとトトと名乗った少年…少女?を見てしまって…)
男がやられて嬉しいこと…ねぇ
(自慢ではないがアーヴィングに恋愛経験というものは無い
異性を意識しだす年頃の頃には騎士としての激しい鍛錬の真っ最中であり
16という思春期に入ってからは異界からの侵略者との戦争でそれどころではなかった
そのため異性に対する関心というものすら未だ芽生えていない有様で…
しかし頼られた以上は何らかの答えを返したい)
………そうだな、そいつの性格はわからねーから何とも言えねーけど、頼られたりしたら悪い気はしねーんじゃねーかな
何か…物でも行為でもねだったりするのもありだな
たとえば飯の一つでもねだって、それで美味そうにされたら悪い気はしねーしな
なるべく近くで同じ時間を共有して、自分はそいつと居ると楽しい、自分にはそいつが必要ってアピって見りゃいーんじゃね?
告白したっつーなら相手もどう思われてんのか知ってんだろ?だったら気付かなかったなんて逃げは打てねーし
(と、自分なりに、どうされたら嬉しいかという仮定を真剣に考えてみて、出した結論がこんな感じだった)
■焔誼迦具楽 >
「七生のことは好きだけど……トトの好きとは違うみたいね。
嫉妬するようなこともなかったし。ああでも、独り占めみたいにされるのは嫌かなあ。
七生の味はー……うん、内緒」
【あの少年の味は、とても言葉に表せるものではない。
いやそもそも。味は大して美味しくないのだ。今はまだ。
美味しくなりそうな素材ではあるが、それだけである。
けれどソレとは違う、まったく別の。胸を満たす幸福感があったのだ。
それはほかの何を、誰を食べた時とも違い、得られたことのないもの。
気づけば触れ合っているだけで、得られるようにもなっていた、奇妙なもの。
それが一体何から起因する感情で―― ――五月蝿い】>>トト
「あら、簡単よ。
その加護を捨てれば、ぐっと美味しくなるわ。
そうね、素材の味を台無しにして調味料で味を調えたような、って言えば伝わるかしら」
【婉曲にだが、素材はとても良いと言っているのだが、さて伝わるかどうか。
ここで言う素材はもちろん男であり。調味料というのが加護にあたる。
なにが、とは言わないが。
さすがに魂を食べられたと知れば、また別の不快感が生まれないとも限らないだろうと】>>アーヴィング
「……なんだか普通ね。
もっとこう、抱きつかれて誘惑されたい! とか。
ベッドの上でくんずほぐれつしたい! とか。
そういう欲求に直球ぶつけるような事のほうが喜ぶんじゃないの?」
【思ったよりも意見がまともだったのが気に入らないのか。
はたまた、まともな意見とバランスを取るつもりなのか。
少々斜め上に滑った意見を出してみるのもまた、この少女の性格である】>>ALL
■トト > 「独り占めにしたい、それも恋の感情なのかな、僕は…… うーん、いいかな、でも
二人きり、っていうのは、それはそれで楽しいものだということは、七生に教えてもらったよ。」
うん、ケースバイケースだよね?と迦具楽の目を見つめながら
「うーん、内緒かぁ、ちょっと羨ましいかもしれないね、でも、許そう、僕にだって秘密はあるものね。」
ちぇ、と少し舌を出して、迦具楽に向かって笑ってみせる
「うん、ゴーレムだよ、君の世界のゴーレムと、同じかはわからないけれどね、人が出来ることなら、基本的にできるよ?」
手をぐーぱーしている、線こそ細いものの、関節部分から何から、人と違う部分は全く見受けられない
ただ、ぱっと見て分かる違和感といえば、この猛者の中、一切の汗をかいていない事ぐらいだろうか
「ふむふむ、七生を頼ってみたり、ご飯を一緒に食べたり… うぅん、もうしてるなぁ、あ…
でも、うん… それはいいかも… ありがとうアーヴィング、道が開けるかもしれないな。」
何かを思いついたのか、ぽん、と手を叩く仕草をしてから、嬉しそうに首をこくこくと振って
■アーヴィング > あー、そりゃ無理だな
こいつは俺の相棒でも誇りそのものでもあるしな
そもそも死ぬまで離れられねーからな
ま、素材を褒められたのなら喜んでおくかね
(褒められれば一転、嬉しそうに、子供のような笑みを浮かべる
基本、根が単純に出来ている男なのである
ちなみに彼に魂の一部を持っていかれたという事に対する忌避感はない
故郷の信仰では魂に対する思索は非常に深いのだが
魂装具という魂に座する武具を扱う騎士にとっては魂とは削りあい、見せつけ、誇るべき物である
それを褒められれば喜びこそすれ、嫌悪などしようもない
まあ、アーヴィングがその辺は無頓着であるという要素も非常に大きいのだが)
距離感にもよっけど、どうやって気を引くかって段階でそれやられたら引くわ
相手の男がそれで喜ぶような性格してたら効果覿面すぎてそのままゴールインの可能性たけーけどよ
女抱きたいだけなら金出しゃ大体の欲求通んだろがよ
(何言ってんだこの女…と、冷めた視線を向け呆れたようにやれやれと
こんな事を言いながらこいつの恋愛感はかなり浪漫入ったものなのだが、それはさておこう)
うちの世界のゴーレムってのは…まあ物を運ぶとかそんな基本的な動作してたくらいだな
中に人工精霊ってのを入れてんだよ
(ちなみにそれを詰め込んでぶっ放すのがカエルーンでのハイマニューバミサイルであるというのは流石に口にしない
能天気そうに見えるがそれで不快感を抱かないとも限らない)
ああ、参考になったなら良かった
欲しいもんがあるなら手を伸ばせ、前に出ろ
んで、絶対に出来るって信じろ
そうすりゃ世の中意外となんとかなるもんだ
(最後の言葉は、自分が空に、騎士に憧れた時に貰った言葉
考えながら言葉にした恋愛感とは違い、それだけはするりと出てきた)
■焔誼迦具楽 >
「そうそう、ケースバイケースね。私も七生とは良く二人きりで遊んでるし。
内緒も秘密も、お互い様ね」
【舌を出すトトに、肩を竦めて答える。
秘密なんて誰にでも、ソレこそいくらでもある事なのだ。
もちろん自分にも ―― 聲 ガ ―― あるのだから】
「そう、ソレは残念。
美味しく食べられるなら、今すぐ襲ってあげたのに」
【まったくそんなつもりもなさそうに言って見せる】
「ふうん、そういうものなのね。
参考に覚えておくわ。
トトも間違えて、そういう直球的なアプローチしないようにね。
まあちょっと意識させるようなそぶりくらいは、してあげたほうがいいと思うけど」
【どうやら迦具楽の頭に響く『聲』は、男に関しては欲求に素直すぎるらしい。
金! 暴力! セックス! と騒ぎたてる聲にこめかみが痛くなった。
とはいえだ。
件の少年はかなり奥手のほうだろう。
引かれない程度のセックスアピールは必要に思えるところだ】
「……それにしてもお兄さん、あなた顔の割りに親切なのね。
子供っぽいところも面白いし」
【赤い瞳で目つきの悪い顔を眺めながら、興味ありげに笑う。
端的に言って、好感の持てる相手だったのだ。
気に入らない相手なら食い殺してしまおうかと思っていた分、少々残念でもあり、僥倖だったともいえるだろう】
■トト > 「大丈夫!僕の体はこの世界の通常の男女と比べると特殊だからね、その事は七生には伝えてあるから
七生の合意がなければ、そういう意味で僕は彼と繋がるつもりはないよ、之は僕なりの【約束】だからね。」
強調するように、約束だから、と続けながら、目を細める
彼女も、トトにとってはなかなかに気になる存在だが、今の最優先は何はなくても七生である
「成る程、聞いた限りだと、複雑な行動より、単純作業を任せたほうが良さそうだね
契約の内容が単純なら、出せる力もより大きくなるものだからね、戦え、よりも突っ込め、の方が楽な感じ。」
口元に指を当てて、考える仕草をしながら呟いて
「うん、… うん、いい言葉を聞いたよ、ありがとうアーヴィング、アドバイス、有効に使わせてもらうよ。」
彼の言葉を聞いて、にっこりと微笑む、それは恐らく、アーヴィングの知るゴーレムには出せないような、自然なもの、に見える
■アーヴィング > 襲われたら音速で蹴っ飛ばしてやるよ
全く、人を食ったヤローだな?
(と、皮肉げな笑みを返す
こういった応酬というのは嫌いではなく、楽しそうで)
相手が意識してねーけど興味あるってタイプのガキならあれだ
あざとく狙わずに抱きついた時に胸当てるとかそういうのが効くんじゃね?
思考能力が残るかどうかはそいつのキャパしだいだな
(自分自身はそういう経験はないが
面倒を見ていた騎士見習いなんかはそういうのにクッソ弱かったことを思い出してぽつりと
あの女絶対にロックオンしてたのにそいつは清楚な娘と信じて疑わなかった
男は脆い物である)
顔の割には余計だボケ
(そしてこの男は女であろうとも間髪居れずに罵倒を飛ばすようなクソメンタルの持ち主である)
男なんざ皆ガキだ、ガキっぽくねーやつはかっこつけてるだけなんだよ
(と、堂々と言い切って)
男に惚れてるなら今のメンタル女寄りなんだろが…
堂々と繋がるとか抜かしてんじゃねーよ…
(あっちの赤い眼の女とはどこかしら気が合いそうだが
こっちのトトという両性類はどうにも苦手だ
女ってのはもっとこう…とぶつぶつ呟いて)
ま、そんなところだ
動作を複雑化すれば思考が単純化、思考を複雑化すれば動作が単純化しちまう
で、お前の場合はどっちも特化型が泥人形に思えるレベルで驚いたっつーわけだ
おう、理想を思い描きゃ気持ちってのはそれに沿おうとするもんだ
上手くいったら、何か奢れよ?から揚げとか
(と、コンビニで数百円出せば買えるような要求をして)
■焔誼迦具楽 >
【――思考に――聲が――約束――記憶が――不適切だ――ウルサイ】
「『約束』――うん、そうね。『約束』は大事だものね」
【約束と聞いて、胸に何かがつかえるかのような違和感を―― ――気のせいだ。
少年との約束を大事にするトトは、両性といわれてもやはり。
乙女だなあ、と思ってしまうのは止むを得ないところだろう】>>トト
「そりゃあ、人を食ってますもの」
【ふふ、と可笑しそうに笑うといつの間にか人型に戻していた腕で、椅子代わりにしている死体を指差した】
「あら。でも顔だけ見たら子供っぽくは見えないじゃない?
事実だから余計じゃないわよ。本当の事だもの」
【そして釣り針に食いつかれれば煽る、こちらも負けないクズメンタルである】
「それならせめて、カッコうつけてたほうがいいんじゃない?
ガキっぽい男よりも、そこそこ格好つけられる男のほうがモテるみたいよ」
【余計なことは積極的に言っていくスタイル。
……とはいえ、迦具楽にはもう喧嘩するつもりはないが。
美味しくないんじゃ、戦っても精神的に損するだけなのだ】
「さ、てっと。
トトもいいアドバイスもらえたみたいだし、私もいい加減寝なおそうかしら。
面白い人にも会ったし、これなら気分良く寝れそうだもの」
【椅子から立ち上がり、邪魔だとばかりに壁際へ蹴り除ける。
正直なところ、とても眠れないくらいに『聲』が五月蝿く、頭が痛くて堪らなかったが。
この恋路をひた走る友人に、余計な心配をさせたくなく――何故?―― コエ ガ サワグ ――。
ボロが出る前に立ち去ったほうが良さそうだと、解散を仄めかした】
■トト > 「……… 迦具楽?」
少し、首をかしげる、まだまだ話した時間は短いが、それでも僅かに違和感を感じたような
「うん、そうだね、時間も、みんなは寝る時間みたいだし、僕も帰ることにするよ。」
んー……… 少し悩んでから迦具楽に同意して、出していたペットボトルをポシェットにしまい込む
「あ、そうなんだ、じゃあ、七生の前では言わないようにするよ、ありがとね、アーヴィング。」
彼の反応はとりあえず参考にしようと思ったのか、こくこくと素直に頷き、ぐっ、と拳を握り締める
「ふふ、同じ泥人形でも、特別といえば、僕も特別だからね?よく覚えてないけど… じゃ、アーヴィングもまた会おうね?」
解散ムードのなか、ばいばいと彼にも親しげに手を振って
報酬に関しては、コーラでいいかな?と満面の笑みで答えたり
■アーヴィング > 不味そうにな
(と肩をすくめて見せて)
まあ年は普通に食ってっしな
見た目ガキっぽいとか言われたらビビるわ
19だぜ?俺
まあ年配のおばちゃんはボンって呼ぶけどよ
(さらに煽り返していくスタイル
内面はさらにその+5歳の人生を経験している
それを考えればかなり子供っぽいと言えてしまうのだが)
めんどくせぇ
別に女に寄って来られてぇわけじゃねーしなぁ
そもそも肩肘張って得るもんが女の興味って吊りあわねー
(とバッサリと切って捨てる
興味がない女に好かれても断り方間違えたらめんどくせーしマイナスばかりだ)
おめーの事は泥人形たぁ思っちゃいねーよ
人を好きになれるような奴ぁ人形でもねーっての
頑張れよ、トト
(と、手を振り見送る
コーラ…と言われれば聞いたことのない飲み物なのでそれで手を打とうと素直に頷く
それが炭酸という未知の扉を開く事になるとは知らず…)
ねぐらどこよ?送んぜ?
(と、迦具楽が立ち去ろうとするのなら勝手に付いていく
どことなく調子が悪そうに見えたが、それはわざわざ口にしたりせず)
■焔誼迦具楽 >
「あら、思っていたより随分若いのね。
二十台半ばくらいだと思ってたわ」
【もちろん煽り返s(ry】
「そうかしら。
いざ好きになった女性に、子供っぽいってフられないよう気をつけてね?」
【しっかりと切り返していく。
中身は中々好感の持てる男性なので、ぜひとも良縁があってほしいものである】>>アーヴィング
「そうそう、もう良い子はとっくに寝る時間だもの。
もうこんなところに来ない方がいいわよ。七生が心配するもの、きっと」
【トトの様子に「ああ気づかれたか」とは思いつつも、そのままなんでもないフリを通す。
去っていくなら手を振って見送るだろう】>>トト
「ねぐら?
んー、家があるわけでもないし。
何時も、この辺のどこか適当なところで寝てるわ」
【だから付き添いは不要だと。
肉塊の転がる路から離れて行きつつ、言外に遠まわしに伝えるが。
時折、ほんのわずかに眉を顰める瞬間があることを、注視していれば気づけるかもしれない】>>アーヴィング
■トト > 二人のお別れの言葉に、それぞれ返しながら、見えなくなるまで手を振って、とことこと歩き去るだろう
来た時と同じ、呑気と言う他ない足取りのままで
ご案内:「路地裏」からトトさんが去りました。
■アーヴィング > あー中身はそんくらいかもな
5年くらい時間経過ほとんどねぇ異界で過ごしたし
(しかしその煽りは真実だったのでヒットせずにすり抜けていく)
好きな女ねぇ……出来てから考えるとすっかねぇ
キャラつくんねーと無理って時点でめんどくさくなりそうだけどよ
(と、本人としては気にした様子もなく
恋愛感情など異性方面では冗談抜きにそこらの子供より劣るかもしれない
ただ知識としては理解しているのでそれほど表には出ないが)
あぶなくねーのかそれ?
まあ、野宿が辛くなったらねぐらくらい貸してやっから言えよ?
(顔をしかめる様子に気付けば、遠回しに伝えるに済ます
あまり、直接的に指摘されるのを好まない性格だろうと
心配は心配だが、今日出会ったばかりの異性にあまり親切心を出されても警戒するか鬱陶しいだけだろう
今日のところはそのつもりがあるだけ伝え…向こうが乗るのなら間髪居れずに快諾するが)
■焔誼迦具楽 >
「……面白い人生送ってるのね」
【ヒットはしなかったものの、奇怪な経験に感心しつつ】
「その時に手遅れじゃないといいわね」
【話を締めるように、少しは気にしておけと釘を刺すことにした。
とはいえあまり色恋に積極的な様子もない。
いずれ誰かに惚れて駆け回る姿の一つも、見てみたいところだ】
「んー、特に危険はないけど……今の所は、それよりも寝心地かしら」
【一応自身の身体を変質させ、クッションを利かせて寝ている。
とはいえ、結局は野外でコンクリの上だ。
そんな中で提案されれば……すぐに飛びつくとは行かないものの、興味は示す。
手の平にスライム状の黒い球体を生成した】
「そうね、それじゃあ、コレを部屋の隅にでも転がしておいてくれるかしら。
通信機器なんて持ってないけど、ソレがあれば場所はわかるし、気が向いたら勝手に使わせてもらうから。
嫌なら適当なところに捨てて頂戴」
【ピンポン球サイズのソレを、投げ渡すように放る。
寝心地以外にも、確かに調子が悪いときに周囲を気にせず休める場所は欲しいと思っての事だ。
受け取れば、妙な手触りのひんやりとした感触が伝わるだろう。
捨てればソレは、すぐに地面へと消えてなくなるだろう】
■アーヴィング > 異世界転移してる時点でもう面白さカンストしてねーかな?
(しかも空間を抉り取る大爆発に巻き込まれているので故郷ではまず死んだ扱いだろう)
ま、自分を曲げてもいいって思えるほどの経験ならそれはそれで糧だろうよ
(惚れたのなんだと他人が騒ぐ姿なら見てきた
だから自分はああはなるまい、と思っているのだが
さて実際そうなればどうなることか)
なんだこれ……
貸すつったけど勝手に使えとは……
くそっ、仕方ねえな
食いもん食うまでは認めてやっから丁寧に使えよ?
あと…三回カウントしたらそれ捨てっから、更新してぇ時は俺見つけて言え、いいな?
(自分の言い出した事だ、自分のねぐらを勝手に使われるのはどうにも腹立たしいが
どうせ部屋を無駄に余らせている現状、少しくらい使わせてやっても痛むものはない
無期限は流石に落ち着かないのでそう約束して…
ちなみにアーヴィングの家は高層マンションの最上階を丸ごとつかった無駄に豪勢なものであり
基本間接照明であからさまにデザイナーが存在するようなもので
こっちに持ち込んだ異界の技術を丸ごと提供して得た金を右から左に移動させてぶっこんだ無計画な物である
やたらでかいテレビのデッキには朝方にやっている魔法少女物のBDが並んでいたり、数人は同時処理できそうな広いバスルームには握ればガァと鳴くアヒルさんが浮かんでいたりとフリーダムな使い方をしている
なお広さは4LDKほどで、無駄なくらいくっそおしゃれな構造となっている)
■焔誼迦具楽 >
「なんだとは酷いわね。
それも私の一部なんだから」
【なんだと言われれば、子供っぽく唇を尖らせて見せ】
「あら、食べ物もくれるの?
お兄さんほんとにやさしいのね。
ならお言葉に甘えて、適度に使わせてもらう事にするわ」
【図らずも寝床を得ることが出来て、幸運に笑みを浮かべる。
ついでに『非常食』も得られたとなれば一石二鳥だ。
今はともかく――いずれ有効活用させてもらうとしよう】
「それじゃあまたね、お兄さん。
貴方も、死にたくなかったらこんな所にはもう、近寄らないほうがいいわよ」
【そう言い残して。
赤い視線は路地の暗がりに溶け込むように消えていくだろう】
■アーヴィング > 他人の肉片受け取ってひゃっほうやったぜって言えるメンタルの奴が居たらお目にかかりてーわ
そいつに近づかないように顔覚えっから
(唇を尖らされても思い切りジト目を送り返して)
寝床貸して水と食い物なくて行き倒れられたとか寝覚めわりーだろ
あ…ちげーな……許可出さずに勝手に食われて腹立てるくれーなら最初から許可しとくほうが精神衛生上好ましい…だな
(今日あったばかりの女だが、そこで自重するかとか微塵も思っていなかった)
おう、死なねーけどな、俺は
(と、それを見送り
手の平にひんやりと残る感覚に何とも言えない顔つきになりながら…
とりあえず風呂場の湯船に沈めてみるのだった
転移座標系のあれなら面白いことになるだろうと)
ご案内:「路地裏」から焔誼迦具楽さんが去りました。
ご案内:「路地裏」からアーヴィングさんが去りました。
ご案内:「路地裏」にスラッシュ!!さんが現れました。
■スラッシュ!! > ハンバーガーをがふがふと喰らう女。
わざわざこんな路地裏に持ち帰って食うことは無いのに。
路地裏特有の匂いに、ジャンクフードの匂いが溶けていく。
久しぶりに見たマトモな食い物を、ヨダレを垂らし眺める違法滞在生徒には目もくれず、自分のスマホを見てはニヤニヤとしている。
その内容は、先日の風紀委員本部襲撃の噂。
あれよあれよという間に、倒れた委員は搬送され、本部の見た目はすでに取り繕われている。
まだ信じぬ者もいる程だ。
まぁ彼女はガッツリ信じているわけだが。
■スラッシュ!! > (これが吉と出る…とは思えないケド。大打撃には違いないんだろナァ。)
風紀委員に敵対心を持つ者たちが隠れる場所は大体決まっている。
犯罪者の蠢く落第街か、辺境の未開拓地域か。
と、なると、襲撃したであろう何かが隠れるであろうそこは、パトロールマシマシ、厳戒態勢となりうるわけだ。
周り回って自分の商売を邪魔にされたわけだが。
人がやったかすらわからないが、やれやれ面白いことを、とにやにやとした笑いが出てくるのだった。
ご案内:「路地裏」に雨宮 雫さんが現れました。
■雨宮 雫 > 「ごめーん、待ったかな、かなー。」
そんな声と共に路地裏の中へと白い髪の毛を揺らした少年が姿を見せた。
気負った様子も無く、なんというか、駅前で待ち合わせでもしてるかのような気安さ。
周りで胡乱げな、あるいは剣呑な目を向ける違法生徒の視線など ありません とでもいうかのようだ。
■スラッシュ!! > 残り一口のハンバーガーを口に放り込み2,3度噛んで飲み込む。
ふぅっと息をつきながら、トランクから立ち上がり、かるぅい声の主の方へ。
まるで劇でも始まるかのような、恭しい礼をする。
「お待ちしてたのニャー♪」
と営業スマイルを張り付けて。
■雨宮 雫 > 「ちょっと入ってくるのに時間かかっちゃったのだね、だね。
歓楽街とか、空気がピリピリしててやだやだなのだね、けひひ。」
にたーと、笑い顔を浮かべながら既に居てくれた相手の方へと歩み寄っていく。
片手に持っていたスマホには掲示板か?の画面が表示されている。
「暑いせいかな、派手なコトするのが居たんだねえ。」
■スラッシュ!! > 「ソレはお疲れ様だったニャ、ポテトでも食べるかニャ?」
先程ハンバーガーの包み紙を捻じ込んだ紙袋から、ポテトを取出し、スマホを覗き込む貴方へと差し出すだろう。
「てか、アレ?アンタ、保険の関係じゃなかったかニャ?非番?」
例の事件、かなりの数の保険課の者達が救護に当たっていたはずだが。
まぁちょろっと気になった程度で、雨宮さんが素性を偽っている、と疑う程の物ではないが。
■雨宮 雫 > 「ぁら、じゃあ在りがたく頂戴しよっかな、かな。
ジャンクフードのポテトってタマに凄く食べたくなるのだね、だね。」
においのせいかな?と、遠慮なくポテトを摘ませてもらう。
2-3本、纏めて口に放り込んでもぐもぐ。
「んにゃ?
ボクは保健課だけども、朝まで色々やってたのだね、だね。
薬作ったり具合見たり、診察したりとか?してたから、現場から帰って昼間寝てー、おきてって感じだね、だね。
ついでに、そっちの顔も思い出したんでメールしてみたのだね。」
■スラッシュ!! > わかるわかる、とスマホを閉まって自分もポテトを食べる。
まだ半分ほど残っているし、スグには無くならないだろう。
「じゃあじゃあ、何か事件に関してオモシロイ情報とか聞いてネーのかニャ!?
犯人とか、その目的とか!」
眼を輝かせてそんなことを尋ねる。
情報も商品として取扱っているからなのか、ただ単に知りたがりなだけか。
見た感じ後者だけど。
「て、そうだったニャ。コレはおまけだったニャ。」
と、思い出したかのように真顔に戻る。
トランクを倒し、開く。
中にはコレでもか、というくらいさまざまな種類の小瓶が入っているだろう。
■雨宮 雫 > 「わーお、凄い食いつきかな、かな。
流石にあの場で聞いて回るわけにもいかないのだね、だね。
ボク的には怪我人に治療する方優先するし……でも、そんな気になるなら何か回ってきたら流してあげるのだね。」
だからとりあえず落ち着いて、と手をヒラヒラ。
そして開かれたトランクに、今度はこちらが目を キラーン と輝かせた。
「おーぉ、随分あるのだね。
コレぜーんぶそうなのかな、かな?
コレお幾らかな、かな、かなあ!」
ぐぐっとスラッシュへと顔をというか、詰め寄る。
■スラッシュ!! > こくこく、と、餌を待つ子犬の様な顔で頷く。
ココで生活委員と仲良くなれたのはやっぱりありがたいコトだった。
と、鼻歌交じり。
が、いざトランクを開いてみると。
「ゲ…スゴイ食いつきなのニャ…」
と、オウム返しの様に同じセリフを返す。
ちょっとだけ引いている。
「ま、値段としては全部で100万いかないくらいかニャ。
あと、顔近すぎニャ。」
おでこの辺りを人差し指でぐいぐいと押す。押し返す。
無論、避けられたりしなければ、だが。
■雨宮 雫 > 「ぉう、のぉう、かな、だね。」
ぐい、ぐい、押されて後ろへ下がる。
ちょっと取り乱したのが自分でも分かったのか、こほん、と仕切り直しをかける、かけるったらかける。
「100万?
なるほどーなのだね、これ効果は全部一緒なのかな、かな?
違いがあるなら教えて欲しいのだけども。だね。」
■スラッシュ!! > 一旦お互いの顔に距離ができたことで、調子を取り戻すスラッシュさん。
相手は男だが、中々に可愛い顔をしているので不快ではない。
不快ではないケド。
こほん、と咳をして。
「こーんなこともあろうかと、表を作ってきたのニャ!!
えっへーん♪」
あれ、どこにやったっけ、と間があく。
一回ポテトを紙袋の中に戻して、と。
スマートフォンをポケットから取り出して。
解除して。
えーッとえーっと…あ、コレだ、とフォルダを探し出す。
気を取り直して。
「こーんなこともあろうかと、表を作ってきたのニャ!!
えっへーん♪」
スマートフォンの画面を見せながら、片手は腰に。
ドヤ顔も決まっている。
■雨宮 雫 > 一回目の時に、ノリを合わせて
「おぉー、サスガなのだね。
消費者のコトを考えてる商売人、いいねいいね、なのだねっ」
パチパチと軽い拍手も加えて持ち上げるの。
で……
ひゅう と間を吹いた風の音を聞きながら
まさかのテイク2が発声した。
「ぉ、おぉー、サスガなのだね。
消費者のコトを考えてる商売人、いいねいいね、かな?なのだねっ」
拍手もつけた。
頑張って、頑張った。
だから、ずずいとスマホの画面を覗き込んでも許されるはずだ。
■スラッシュ!! > 良い観客に恵まれたなスラッシュよ。
そんなことを2人の間をすり抜けたビル風が呟いていた気がする。
いいんだ、そんなことを気にするほどこのスラッシュ、やわやわではないのだ。
「ま、ま、ご覧の通りだニャ、うん。
ちょいちょい見づらいかもしれないケド、そこはご愛嬌ってことで☆」
表には、薬の名前と大体の効果、売値がずらずらずらと縦に掛かれている。
■雨宮 雫 > 「ほうほうーなのだね。
んー…………んぅー……」
真剣な目つきで、薬の名前と効果を読み進んでいく。
キラキラと輝く瞳はこんな場所には不釣合いな位に、好奇心 いう名前の光を放っていた。
上から下まで3回ほど読んで、満足したのか ふー っと大きく息を吐いて画面から顔を離した。
そして。
「全部頂戴。」
そう、満面の笑みでそう言った。
■スラッシュ!! > 純粋な光にあてられた、金の亡者はちょっと悩ましげな顔をしつつ。
次の言葉にぽかんと口を開けるのだった。
「…マジ?」
悲しいかな、それしか言葉が出てこなかった。
■雨宮 雫 > 「ん??
うん、マジだね、だね。」
何で?と、かくんっと首を傾げてスラッシュを見た。
物凄く不思議そうで 何か変な事言ったっけ? という目になっている。
「ぁ、予約分とかあったのかな?かな?
それなら、ソレは諦めるのだけども、だね、だね。」
■スラッシュ!! > 「イヤ…ちょっとビビっただけニャ…
ま、在庫はあるからいいケドにゃ…うん…。」
と、自分に言い聞かせるように。
かといって、そんな注文をされるのも、見るのも初めてで。
このメニューの最初っから最後まで!と言われる気分はこうなのか。
一回深呼吸して。
「で、いくつずつ用意すればいいのかニャ?」
■雨宮 雫 > 「にゃむ?
んー?」
あれ、なんか伝わってない気がした。
全部って言ったのだが。
かくん、と首を反対方向に倒してもう一回、言ってみる。
「うん、全部なのだね。
さっきの、そのカバンの中身なのだよね?
なので、全部ください、なのだね、だね。」
■スラッシュ!! > 「…全部って、全種類かと思ったのニャ。」
とため息。本来であれば喜ぶべきところなのだろうが。
呆気に取られたまま、貴方の方に向けていたスマートフォンを自分の方に向け
「ちょっと計算するから待つのニャ。」
と言う。
アレが2本で、コレが2本で、と時々小瓶を摘みあげて値札を確認しながら、携帯にどんどんと打ち込んでいく。
こなれたもので、モノの数分で終わるだろう。
■雨宮 雫 > 「あ、そのカバンに、さっきのメニュー全種類無いなら後でそっちも欲しいかな、かな。
こーいう時は大人買いするのが正しい買い方だと思っているのだね、だね。
ボク、そーいう教育されたのだね、けひひ。」
へらへらーと笑いながら、しゃがんで大人しくお会計を待つ次第。
視線がもう既にじー っとカバンと、積み上げられる小瓶に注がれている。
エサを待つ猫の如く、じーーっと見ている。
まだかなー、まだかなー?という空気を全身から醸しだす。
「全種類全部、あるだけください、のが伝わったかな、かな、かな?」
■スラッシュ!! > 「じゃ、それはまた今度ってコトで…。
大人買いは嬉しいには嬉しいんだケドにゃ、うん。
やられるとメチャクチャびびるもんなのニャ。ウチも今日初めて知ったけど…。」
と計算を終えたスラッシュが告げる。
「で、お会計がコチラ。」
とスマートフォンを見せる。
当初言っていた通りぎりぎり100万に届かない…といった程度の値段だろう。
■雨宮 雫 > 「そーなのかな、かな。
実家の方だと小売をあんまりしてないから、こういうのが多くて……
ぁ、どれどれかな、かな。」
袖の中をゴソゴソとしながら、スマホの画面を覗き込む。
ほうほう、大体100万くらいのご様子。
うん、と頷くと、袖の中から茶色い、少し厚い封筒を取り出してそのまま、スラッシュへと差し出した。
「はい、じゃあコレでお願いしますなのだね、だね。
細かいのは面倒だから、お釣りはナシということでそのままどうぞなのだね、だね。」
封筒の中身は束ねられた1万円の札束、要するに100万が無造作に入っていた。
■スラッシュ!! > 「実家も薬関係のとこかニャ?
なんつーか・・・、サラブレットって感じかニャ。」
我ながらちょっと難しい言葉をつかえたぞ、えらい、とうんうんと頷く。
封筒を受け取りお札を数える。
ニセ札が混ざってないか…までは確認しないが、一応。
こう見えて心配性らしい。
「うんうん、じゃあ次はまぁ、お釣りに見合う分くらいはサービスしとくのニャ♪」
と、トランクの中に封筒を入れる。
「で…、コレ、どうやって持って帰るのかニャ?」
と素朴な疑問を浮かべ、くいっと首を傾ける。
■雨宮 雫 > 「んー……実家は薬じゃなくて、総合的?な?
分家みたいなものであんまり大きくは無いけど……んー、ボクはどっちかというと、使用人的な……感じ、かな、かな。」
顎に指をやって、うーん、と。
濁しているわけではなく、どう説明したらいいのか悩んでいるという風だ。
お札は勿論、本物だ。
未使用らしく、ピン札が入っている。
「ん?
あ、ここで持って帰るのだね、勿論。
もう持っていっていい?」
言いながら、ひょい、と手を伸ばして小瓶を一つ掴みにいく。
■スラッシュ!! > 「人の過去を聞くのも野暮だし、気にしなくてイイのニャ。
ちょろっと気になっただけだし」
正直、難易度が増して、自分に理解できる気がしなくなってきた。
本人も説明に困っているようだし、これ以上の追及は辞めようと。
切り替えてこの話をなかったことにしようとする。
「いや、持ってくのは良いケド、トランクは絶対貸さんからニャ??」
入っている小瓶の数は200は下らない。
見たところ入れ物を持っている様には見えないが…。
■雨宮 雫 > 「旧家のふるーい面倒な家ってことでよろしくなのかな、かな。
変なシキタリの多い奴、マンガみたいな。」
言いながら、手に取って、小瓶を袖の中へ。
「大丈夫なのだね、だね。
ちゃんと物入れに放り込んでいけるから。」
そしてもう一つ手に取って、袖の中へ。
更にもう一つ取って、袖の中へ。
更にもう一つ、
更に
取っては入れ、取っては入れ、を繰り返す。
膨らんだようにも見えない袖の中へ小瓶が飲み込まれていく。
手を動かしながら、そういえば、とスラッシュの方を見て。
「そいえば、銃の方は都合つけられそうかな、かな?」
■スラッシュ!! > 「シキタリ…ね、実在するもんなんだニャ、アレ。
てっきり漫画の中の話かと思ってたのニャ。」
さぞかし良い所のお坊ちゃん・・いや、使用人か。
自分の家と比べると、虚しくなるだけだからやめておこう。
なんて話をしてたら、ぽいぽいと仕舞われていく小瓶。
おー、超便利、と小さく拍手をする。
容器を持っていないケド、なんて心配は一瞬でどこかに吹き飛んだ。
自分もこの手の異能を持っておきたかった、と心の中で思う。
今度こっそり買っておこう。
「あ、銃は都合つくケド…こればっかりは申し訳ないけど、今日持って無いのニャ…。来週中に受け渡し場所に置いとく…ってことでもいいかニャー・・・?」
なんて珍しく申し訳なさそうに、恐る恐る。
■雨宮 雫 > 「ボクの家は小さいけどね、ホントのスゴイ家はもうスゴイのだね。
ボクには耐えられない感じの……
はい、ご馳走様なのだね、だね。」
小瓶を全部、袖の中に入れてしまうと手を払って立ち上がる。
裾はヒラヒラと揺れ、見た目については入れる前となんら変化は無い。
「ボクらは隠匿術って言えばいいのかな、を覚えててね。
仙人とかが大きなモノを服の中から出すイメージない?ああいうのなのだね、だね。」
だからこれは異能ではなく、魔術の類であった。
「あ、急ぎじゃないから全然、後でもいいのだね、だね。
手に入るならありがたいのだねー、銃は外から貰おうとすると面倒だから……
ここでお代も払っておこうかな?
コレで足りるかな?」
さっき、薬瓶を入れた袖の中から、薬代にと渡した封筒をもう一つ、出して差し出した。
■スラッシュ!! > まるで何も入っていないかのような動き。
袖は手の動きにあわせてひらひらと揺れている。
うーむ、あっぱれ。
「いーなー・・・、ボクもそういうの勉強しよっかニャー・・・」
とじろじろと眺めたりするだろう。
そんなおり、差し出された封筒。
その中から5枚程だろうか、ユキチさんを引っこ抜いて封筒を返す。
「まぁさっきのお釣りもあるし、多少遅くなったし。
いくら急いでないとはいえ、コレくらいでサービスしておくのニャ♪」
とウィンクをしながら。
■雨宮 雫 > 「コレ覚えたいなら、金曜の 「東洋魔術思想と実践」っていう授業を受けるといいかな。
雫の言ってた 袖 を覚えたいって言えば断られないと思うのだね、だね。」
さり気なく、いや全然ダイレクトな宣伝などしつつ。
帰ってきた封筒をまた、袖の中へと戻す。
「そう?
じゃあ、有難く、なのだね、だね。
次はボクが薬を持ってくる番かな、かな。
試供品みたいにいくつか持ってくるから、需要とか見て発注してくれれば嬉しいかな、かな。」
ウィンクに、にこー と愛想のいい笑みを浮かべて応じた。
■スラッシュ!! > 「ゲ…」
前に落とした単位だ、というのは黙っておこう。
「ま、まぁ、気が向いたらぁ・・気が向いたら受けるのニャぁー・・・☆」
何とか平静を取り繕う。
醜態を晒して気持ちのいい性癖は・・多分ないし。
「ああ、そうだニャ。
そっちの都合で構わないから、徐々に渡してってくれると助かるニャ♪
直接会うのが面倒だったら、受け渡しの指示もするからメールなりなんなりしてくれりゃイイにゃ~☆」
と軽い感じで。いつの間にか剥がれていた営業スマイルが帰ってくる。
付け足す様に
「あと、治験したい薬があれば、希望者集めるから、そっちもお気軽にどーぞ、なのニャ♪」
■雨宮 雫 > 「にゃむ?」
何でそんな苦しそうな声を出すのだろうか、と首を傾げる。
が、術の修行は向き、不向きもあるし、前になんかあったのだろう、と自己解決した。
「はーい。
とりあえず麻薬でいいかな、ボクは合成じゃなくて阿片……ヘロインとか扱うんだけども。
後はまぁ、ハイになるのとか、睡眠薬とか、特定の病気っぽくなるのとかもあるよ。
直接打つのでもいいし、お香にするのもあるし、まぁ、次回色々持ってくるのだね。」
とりあえず、と。
赤い紙で包んだ薬包を数個、スラッシュに差し出した。
「ヘロインと、ハイになる奴と、睡眠薬、参考にどうぞ~だね、だね。」
■スラッシュ!! > すごく言い出しづらい、実は麻薬の類を取り扱っていないことを。
が、言わざるを得ないか。
ふぅーっと息を吐いて。
「残念だけど、アタシは麻薬は扱ってなくってニャー…。
頼まれれば売るケド、何人か挟むからちょっと安く買いたたくかもニャ。」
とりあえずは薬包を受け取る。
確認は…、めんどくさいから適当なヤツに金を掴ませて試してみるとしよう。
紙切れでいうコトを聞くヤツなんて、この街ではその辺に腐るほど転がっている。
■雨宮 雫 > 「ぁ、そうなの?
じゃあ別のがいいかな、麻薬以外でも試したい薬一杯あるしね。
異能というか、一時的に魔術の作用で筋力強化したり、感覚が鋭敏になるのとかにする?かな、かな。」
なーんだ、と、アッサリと、薬のジャンルを切り替えた。
余り普段扱ってるのとは被らない方向のがいいかな?と思っただけのよう。
「麻薬系は他でも売れるしね、けひひ。」
■スラッシュ!! > 「んじゃヨソで頼むのニャ~。
にゃーはそんな危ない橋渡りたくないしぃ。」
と、苦い顔をして先ほど渡された薬包を返す様に差し出す。
睡眠薬…はギリギリセーフということらしく、渡さないだろうが。
「ま、麻薬以外ならどんなの持ってきてくれても構わんのニャ~☆
売れないのはウチも買わなくなるだけだしニャ♪」
ある意味、しっかりとしたものを卸してくれよ、という注文だろうか。
相手を信用していないわけでも無いため、冗談っぽく笑っているが。
■雨宮 雫 > 「ぅーん、モロじゃない方がいいのかな、かな。
薬自体はまぁいいとしてーと。」
薬包はしっかり受け取ると、袖の中に仕舞いんだ。
「それじゃ、そっち系のリストにしておくのだね、だね。
今日はそろそろ、ココからは失礼するから またね、だね、だね。」
いい買い物ができたせいか、何時もより、笑顔は3割り増しの輝きを出している。
■スラッシュ!! > 「ん、コチラこそ、今日はアリガトーなのニャ♡」
3割増しな笑顔に返す様に、と投げキッス。
まぁお色気よりおふざけの色が強い物だが。
「じゃー気を付けて帰ってニャーっ!」
と手を振り、見送る。
■雨宮 雫 > 「客商売上手なのだね、だね。
あの店も見習って欲しいかな、かなー。」
投げキッスに目を細めて、嬉しそうに笑って手を振り返し。
すたすたー、と足取りも軽く、路地を抜けて外へと向かっていく。
「またね~だね、だね。」
ご案内:「路地裏」から雨宮 雫さんが去りました。
■スラッシュ!! > なんだか突如として大金が舞い込んできた訳だが。
本当にしばらくは遊んで暮らせそうだ。
頭の整理がイマイチ追いついていないが、それは帰ってからゆっくりとしよう。
「…今日はもう売るもん無いしさっさと帰るかニャ。うん。」
と、随分と軽くなったトランクを閉め、立てる。
トランクの陰から現れた紙袋。
…嫌な予感がする。
「あ゛あ゛っポテトが萎びてるのにゃあっ!」
ご案内:「路地裏」からスラッシュ!!さんが去りました。