2016/07/06 のログ
ご案内:「路地裏」に蕎麦屋さんが現れました。
蕎麦屋 > 夏休みも飽きました。
そんな様子で久々の蕎麦屋台。
服装は一度着ると動きやすすぎて困る。担ぎ屋台にTシャツジーンズはかなり不釣り合いだけど。

「まぁ、客は来ないでしょうけれど。」

怪しいとか沈黙のとか散々な謂れようゆえに――
最近は出前もちょこちょこと注文が来る故に屋台を出す意味も結構薄い。
まぁ、要するに今日も客は寄らない。そもそも表通り出してると最近は追いかけられたりもするし。

蕎麦屋 > そんなわけで。客用の椅子に腰かけて茶など啜る。
御茶請けは安定の蕎麦煎餅。――いや、お茶啜るには少々場所が悪いですけど。

「――はー、お茶が美味しいですね――」

溜息一つ。
要するに割と暇なのである。

ご案内:「路地裏」に陽実 凛さんが現れました。
陽実 凛 > 学校に休暇届が届いてる最中ですが、どこのNINJAだと言われそうな風貌で路地裏を彷徨い気味にあるいていました。

この辺では珍しそうな香りがしているのでちょっと様子を見に行ってみた所。
硬直。

手袋を右手だけ外して側面から指の部分をペタンコにするように折りながら屋台へと歩み寄って行きます。

蕎麦屋 > ずずー、はー、お茶美味しい。
どこの御隠居様だとかいう佇まい。

「おや――?」

お客なのか通り過ぎるだけなのかは判別しかねる。
ので午後のお茶休憩(しかしてない)継続。ぽりぽり、煎餅もなかなか。

陽実 凛 > 歩み寄りながら光景を確認。どう見ても屋台。
よりによってスラムで。
黒装束の布の奥も殆ど変わらないままに

「…………突っ込みが必要。」

そう呟けば、折りたたんだ手袋をハリセンのような扱いで振りかぶってペシーンと叩こうと言う動き。

蕎麦屋 > 「おや?おやぁ――?」

首を傾げつつ眺めている――と。

ぺちーん。
なんか豪く景気のいい音が路地裏に響いた。

「――いたい。」

ちょっと泣き顔である。
それでもお茶は零してない、もったいないし。

陽実 凛 > 革手袋で一回突っ込んだ後、淡々と振りかぶりなおします。

「……商売にならない所で屋台を出す意味について。」

突っ込み位入れていいでしょう。

「他にも突っ込みたい所がある。」

けど二度も突っ込むのも、と他の椅子に座って手袋を嵌めなおす動き。

蕎麦屋 > 「いや、商売っ気ないですし?
 他のツッコミどころ……あ、――営業はしてますけど、食べて行かれます?」

ああ、蕎麦が食いたいのか、納得。
とりあえず湯呑を横に置いて立ち上がる。

陽実 凛 > 「…………何故それなら屋台を。
……手打ちのある?」

とりあえずお品書き見て残りの突っ込みたい所を横に置きました。
口元の布だけちょっとずらしてじーと顔見てから戻し。

「錬金じゃなく。」

蕎麦屋 > 「いや、言っておきますと。誓って手打ち以外だしてないのですけど。」

仕方ないなぁ、と。
屋台据え付けの冷蔵庫から麺を取り出し、器を用意して。
さくっと湯に投入して、その間に器を温め。盛りつけて、汁を注ぎ、刻み葱と海苔を添えて。

「はい、おまち?」

そもそもこれしかメニューがありません。かけ蕎麦です。

陽実 凛 > 「…………?」

物凄く首傾げました。

十秒経過。
一分経過。
三分経過。

「……病院のと拝まれそうなのは。」

突っ込みを追加してから、じゃらじゃらと10円玉を懐から22枚取り出して置いて。

それから…お箸探して。

蕎麦屋 > 「手打ちですよ?」

何を首をかしげる余地があるというのか。

「あ、箸はそちら。薬味と天かすもそちらからどうぞ?」

これまた屋台にちょこんと置いてある箸立の割り箸と、薬味の小皿を示し。

陽実 凛 > 「…………ん。」

突っ込みを諦めました。
顔そういえば出してない事も思い出しました。

箸を取って、どんぶりもってつゆ啜り。

その後に天かすどばー。

蕎麦屋 > 「はい。」

何やら言いたいようだがとりあえず蕎麦を食え。そんな笑顔です。
薬味のチョイスは人それぞれ。

陽実 凛 > 口元の布越しに啜ってどうすると布を外して。
「……ども。」

天かすを蕎麦と一緒に箸でとって、
底の方にあるつゆをちょびっと付けて口へ。
どうも、つけ蕎麦に近い感覚にして食べているようです。

蕎麦屋 > 「――」

中々変わった食べ方されますね。などとちょっと面白く、それとなく見ていたりはする。
それはともかくとして――さて、この『お友達』はなにをしにきたやら。

陽実 凛 > ずずーと音を立てて淡々と蕎麦を啜って、海苔とネギを多めに絡めてもう一口。
最後に残りのつゆを啜って。残っているのは一口分。
視線に小首を傾げて。

「……」

言葉を切り出す切っ掛けがなくなった模様。
何か静かに視線だけむけました。