2016/09/12 のログ
■白椿 > 「人として恥ずべき格好。つまり通常、人であればせぬような格好のこと
今のような、服の概念もよくわからないまま暑さで行き倒れているような感じのことであるの」
まあそれはそれとして、合羽はだいぶ暑い気はする
アレは風が抜けるようになっていてもだいぶきついので、網がなければまあ推して知るべしである
いろいろとアレがアレな感じで残念なのではなかろうか
なればかどわかすのも一興、やることをしてしまうのも一興
さて……
なにはともあれ、猫が先日捨てたアジトについた
しばらくは設備も使えるはずだ
研究室じみた場所故に空調もよく、だいたい夏冬関係なく温度は大きく変わらず快適である
■エアルイ > 「…………ヒトじゃないから、だいじょうぶだぞ?
ふくは、きてないと怒られるって、きいたぞ。ひとのなかだと、きてないとだめだって」
よく分かっているのかいないのか。
辛うじて社会の中でするべきでない格好と、
そうでない格好についての観念は――非常に危ういレベルではあるが、
意識にはあるようである。
尤も、着ないと怒られる、程度のものであることは問題であろうが。
因みに、この格好をしているのはこれが一番体を隠すというだけの理由であり――
龍の頑強さ故に寒さなどは問題になっていなかったが、
纏わりつくような暑さについては熱とは別の不快感に悩まされることになっているようだ。
苦痛と不快は似て非なるものなのか。あるいは幼いが故に不快感への耐性が低いのかは難しいところだろう。
何かを企まれているともつゆしらず、招かれるままに目的地へとたどり着く。
放棄された研究施設にも見えるそれに入るのに、
病院を連想して一瞬躊躇したようだが――しかし、内部から漂ってくる『ひんや~り』とした空気の誘惑には抗えず、
尾をひきずりながら中へと入っていくだろう……
「……!! 涼しいぞ!! ひんやりだぞ!! すごいな!!」
そして、あっさりと涼しさに陥落したようだ
■白椿 > 「人でないのならなおのこと、ただでさえ人でなし。
人の世で生きるにはひとでなしであれば排除されるだけであろ」
この者は危うい
故にどうしてもいい、というのもある
獣であるなら、人にするのもヒトの真似事をさせるのも獣として扱うのも良い
施設に招き入れれば、応接室というのはないものの、スリーパーたちが使うようなロビーなどがあり
中は結構適当に過ごせるところである
狐のアカウントであれば、特に禁止されるような場所もなく
ロックや開閉などの管理も思いのまま
もっとも、特にコレということをいきなりするわけでもないので
ロビーでくつろいでいれば済むという話でもあるのだが
「別にこのようなところでなくてもそういう場所はあるであろ。
探し方次第に思うぞ」
■エアルイ > 「ヒトでなくても一緒にいるし、ヒトでもいられなかったりするぞ?
ヒトデナシって、人でないこと、なのか?」
首を傾げる。質問の意味が理解できていないようであり、
理解ができているようでもあり――なんとも怪しい受け答えである。
幼い中にも、しかし何かを疑念と思う気持ちが芽生えつつあるのだろうが……だが、それはまだまだ未熟といわざるをえない。
「さがすの、むずかしいぞ。かってにはいると、おこられるぞ」
渋い顔をし、喉を不満げに小さく鳴らす。
どうやら、探検の過程で色々とやらかしてきたようだ……
語ることはしないまでも、そこに浮かんだ表情が、
こってり絞られた経験を物語るだろうか
■白椿 > 「だいたい、そなた学生であろ。学生が使える空調のある施設も色々あるのではないかえ?」
まあよくは知らぬが、ここはいろいろとあるはずである。
少なくとも、体力的にマズイものもいると思うので、それを考えれば学内施設に
何らかの便利なものがあるのではなかろうか
……そもそも学内をちゃんと知っているかどうかはさておき
やれやれといったようにロビーのソファに落ち着くと
僅かに目を細め、様子を見て掛かる
「……そなた、獣でいたいのか、それとも人か?
どちらでも構わぬが、人でおりたいのであれば人らしくするがよい。
獣ならば、おとなしく鎖をつけられるか放し飼いであるべきであろ」
じっと、見つめ……少し距離を詰める
■エアルイ > 「がっこうのなか、みんないたぞ。
でも『ようじ』がないのにつかうのはよくないっていったぞ。
いろいろなことをしてたけど、ようがないからはいったらだめだぞ」
こくこくと頷きつつ、ぺたんと床に腰掛ける。
妙なところで律儀であるというべきか……
あるいは、これも未熟であるが故の融通の利かなさととるべきか。
因みに、学内の施設のおおよそは探検しているが……
勉強関連の施設については、あまり探検していないという余談があるのであった。
「? ヒトじゃないからヒトにはなれないぞ?」
告げられた問いに、そう答える。
人ではない。どうあっても竜にしかなれないし、おそらくはこれからも変われないだろう。
自分は自分のまま生きて、死ぬのだろう。
だが
「わかったら、すごいっておもうぞ。
だから、もっとみたいし、しりたいぞ」
それは――あるいは、憧れだったろうか。
ある人は、誇りを以って誰かを救い。
ある人は、己の悪を以って何かを動かし。
ある人は、曲げられない思いを貫くことを選び。
ある人は、どこか寂しそうな優しさで見守って。
みてきた人の姿に――きっと、憧れたのだ。
僅かに近づく影に、黄色の瞳はただただ輝き、見つめる
■白椿 > 学内には少なくとも熱射病にしないくらいの設備はあるはずなので
つまりは空調のない場所しか知らぬということか
らしいといえばらしいが、まあ愚鈍とも言える
わかったようでわかっていない様子の相手は、遊ぶにはちょうど手頃とも言える
「別に種族的にこの世界の人間であることが人ではなかろ。
人でありたいかどうかは己がどうしたいかに過ぎぬ」
指を伸ばせば、鎖骨のあたりをつつこうとするだろうか
まあ、それもこれも一興
赦せば、そのまま指は胸元へと向かうだろう
そして、地面が回転したように思うだろうか
感覚が、捻じ曲げられるのだ……無理に逆らえば、吐くかもしれない
正しいことは間違っていて、間違っていることが正しいと、そう感じてしまうのだから
■エアルイ > 「ニンゲンだからヒトだぞ――」
何かを言おうと言葉を紡ぎ掛けて――その意識が、ぐるりと回転する。
直前に感じたのは、首もとをなぞり、胸に這っていく指の感触。
為すがままにしていたそれが――突然、自分の中をかき回す。
幸運だったことは、突然のことだったが故にそれへ抵抗を示すこともできず、そのまま流されたこと。
不運だったことは――それゆえに、捻じ曲がった感覚に引きずられるように倒れこんだことだろうか。
「……――? ぅ……――る?」
違和感ともつかぬ違和感。異質な何かに、しかし抗えず、そのまま地に伏せる
■白椿 > 「ふむ……殺気を感じなければ抵抗もなし。純故に鈍い、か」
突然、壁がせり上がってきたかのように倒れたにも関わらず、逆に違和感がないだろう
ただし、だからといって狂った感覚が体を動かす手伝いをしてくれるかといえばそうでもないのだが
重力は正しく働いているし、壁がせり上がったわけでもない
単に、自分が世界を正しく理解できなくなって倒れこんだだけの話である
まるで恋人のようにそこに寄り添えば、上からのしかかられているにもかかわらず
自分の正面に相対しているようにも感じるだろうか
「エアルイの。そなた、純で真っ直ぐなのは良いが、その割に小賢しい。
愚直でもないとなると、それはただの愚かでしか無い。
なら……我が楽しませてもらうても、よいよな?」
別に、狐に害意があるわけでもなければ、殺意があるわけでもない
なぶって、慰みものにしたいだけだ
「抗うも良し、受け入れるならそれも良し。
ただ、どちらにしろ今までの己のままでいれると思うな。
くく、涼ませてやった分の礼はいただかぬと」
放っておけば、服をゆっくりとはだけさせるよう、指をなぞっていくだろう
■エアルイ > 「ぐ……r……ルル……?? ぁ?」
自分の中の何かがおかしくなっている。
それがわかるが、同時にわからない。わかっている感覚が明らかにわからないものにすげ代わっている。
だが、それを異常と理解することもできない。
「…………ぐ、ぅ――……」
正面に『見えている』相手。
何かがちがう、ちがわない。『捻じ曲げられた感覚』が伝えるが故に、違和感がさいなみつつも違和感が実感に結びつかない。
聞こえる言葉だけが、頭の中に響いて消える。
故に――動けない。動かない。
「が、ぐぅ……」
真っ直ぐであるが、愚かであると。
それは前にも言われただろうか――思い出す言葉が、頭の中で木霊する。
抵抗しようとしても、できない。
龍の力は狂った感覚が故に満足に動かず、
服にかけられていく手指に抗うこともできず――
対価として引き剥がされる動きを、黄色の瞳が鈍い輝きで見つめ返す。
肌が冷たい指と空気に触れる
■白椿 > 「抗えないか、抗わないか?
何、別に取って食うというわけではないが、取って食うだけのこと。
もしすれば溺れるやもしれぬが、それもまた一興」
その綺麗な……傷も残らず回復してしまったのであろう肌を、ゆっくりと指で味わう
こそばゆく、だんだんとそれだけではすまなくなる感覚を与えつつ、
黙っていれば、やがてゆっくりと唇を味わいに行く
傷つけるとかそういったことは一切なく、ただ愛撫し、愛おしそうにいたわるだけの
ふれあいをエアルイはどう取るかは狐も知らない
知らない故にどう出るかが面白いところではあるが、まあ必要とあれば眷属に落としこむ方法もある
なるようになればよい、というところで
■エアルイ > 「? ルル……? たべ、る……ぞ?」
ソレが何を意味するかは分からないが――
少なくとも、エアルイの中の『食べる』と白椿の言う『食べる』の内実が異なるということ。
ソレは理解できるが――しかし、その違いがわからない。
「ふぎゅ……」
服をはだけられた――先ほど聞いていた言葉を借りるならば、人前に晒せない姿にされるまま、
褐色の肌の上を白椿の指がなぞり、舐める様に這っていく。
何処にあれだけの力を出せる源があるのかと不思議に思えるほどにその肌はきめ細やかで――
吸い付くような柔らかさと滑らかさ、軽く押し返してくるほど良い弾力を伝えてくるだろう。
そして、それはエアルイにも違和感ともつかない、今まで感じたことの無い感覚を伝えてくる。
苦痛でもない。ただ触れてくるだけとも違う。
――寄り添うのとも違う、どこか、染み入ってくるような、じんわりとした、ふれあい。
それは嫌な感触ではなく、体には熱を。
頭の内側には甘い甘い霞をもたらすもので。
だから――あるいは、もう少し『そういう方面』への教育や知識があれば、また違う反応があったかもしれないが。
じわりじわりと伝わる熱は、記憶の中に沈んでいた甘く優しい触れ合いの記憶を引きずりだした。
それは、龍とはいえ、獣の中にあるもので――
「きゅ、ルルルゥ……」
微かに、鼻にかかる様な甘い声を喉から溢しつつ。
身をよせていたならば、エアルイの小柄な両腕がぐわりと広がり――白椿の身を、掴み抱き寄せるようとするのがわかるだろう。
狂った感覚が故に、その動きはかなり大味であり、気づいたならばあっさりと避けられるだろうが
ご案内:「路地裏」からエアルイさんが去りました。
ご案内:「路地裏」にエアルイさんが現れました。
■白椿 > 「ふむ……身を蕩かす方を選ぶか。それもまた善き哉」
獣としてそれを受け入れるも良し
人としても獣としても不十分となればさもあらん
なら快楽が満たせば、それに流されたりもあろう
未熟な純故に小賢しく愚かで不純、染めるのも面白い
「ん、ぅ。ふふ……女子はもう少し優しく扱うものぞ」
抱かれるままにあえて任せ、されるがままに強く抱かれる
■エアルイ > 「く、rrrr……」
柔らかな体に頭を埋めるように身を寄せて……
しかし、膨らみに僅かに押し返され、埋まりきらない。
困ったような声が聞こえているのかいないのか……
掴み寄せる力はがっしりとその華奢な体を固定して。
そう、獣としても、人としても半端な位置に。
未熟な感情であるが故に、肌を、体を撫ではう手指に、
伝わる柔らかさにーー快楽に意識が流され。
故に……それは、エアルイの知る甘い形になって、現れる。
それは、獣の、龍の幼子が母に甘えるがごとくーー
「…………あぶっ」
抱き寄せた白椿の柔らかく華奢な体に、がぶりと『甘え噛み』の牙を突き立てた。
幼く、感覚が狂い、意識が揺さぶられたものであるとはいえ……龍の力で。
■白椿 > 「ん……良いか。ふふ、愛い奴。」
ソファに押し倒した少女と胸を押し付け合い、半ば一方的な愛撫と攻め
とはいえ、蹂躙するというよりかは優しく愛でるような、荒々しくはない
諭すような愛おしむような、そんな指先と優しい口付けは徐々に解きほぐしていくだろうか
困惑しつつも眼の色を快楽に染めていく少女の様子に満足そうに落としこんでいく
本人が望むなら、もっと沈めてもいいだろう
彼女が、そう願った通りの快楽に
感覚を狂わせるのは何も転ばせるためだけではない
そして、噛み
獣相手故にこのままで済まぬかもしれぬ、そうは思ったが、己も狐故にもともと溺れたいのだ
そうされたいのはやまやまなのであって、己が引き込んだのであるから嫌なことではない
むしろ……快楽人形たちにとって、損傷による愛撫は、望むところでしか無い。
「きゅ……ぴぁ、んぅ。好きなようにするがよかろ……
我は、したいように、されたい」
電子音が僅かに混じった声で
首筋のなめらかな皮膜の下、バチッと火花が弾けた
■エアルイ > 「…………v ……rr ……vvv」
肌に食らいつくがゆえにくぐもるその声は、甘くくぐもった響きを直接体に伝えてくるだろうか。
柔らかく体に触れ、じんわりと痕をひく温かさ伝えてくる手つきと、
肌に吸い付いて甘く湿る熱を伝える口づけ。
身を寄せる度にたわみ、震えて押し返し、あるいは受け入れるように押し潰されるふくよかな膨らみ。
狂わされる感覚の方向が動きを狂わせるソレから変わり、
背を尾の付け根をはい回る、ねばつくような甘さになって長太い尾を怪しくうねらせる。
柔らかな肌に、その首筋に食らいついた牙がより深く肌に食い込み……
小さく裂かれた褐色の隙間から、その中に潜み、圧壊させられた機器を覗かせる。
それに、まるで労るように、あるいは甘えるように……
火花を散らす鋼に舌を這わせ、あるいはより奥を覗き見ようとするかのように顔を埋め、肩を掴む手に力が入る。
そのまま、ただ、狂わされたのか、あるいは引き出されたのか。
ただただ、頭を覆う熱に惹かれるままに……
■白椿 > 「きゅ……ぴ、ぁ……、んぅ。くふ……よい、もっと溺れあおうぞ」
びくん、と
今度は狐が震える番である
狐は、損傷を快楽として高めるよう調整された快楽人形としての役目も持っている
故に、こうされてしまうと抗えず、感じてしまうだけである
もっとも、互いに熱を帯びただけで変わらない、という見方もでき、
それはそれで問題がないとも言える
竜は初めてのそれに
狐は弾ける快楽に甘くなぶられてしまえば互いに抗えず
快楽に落ちていくだけの溺れ合う時間になっていった
ご案内:「路地裏」からエアルイさんが去りました。
ご案内:「路地裏」から白椿さんが去りました。
ご案内:「路地裏」に櫛鉈 蛟さんが現れました。
■櫛鉈 蛟 > 「……ったく、勘弁してくれっての」
夜の路地裏、それも此処…落第街のそれ、ともなれば犯罪、違法取引、その他何でもござれの暗部だ。
そんな路地裏の一つ。己の前後に倒れ伏すのは黒服にサングラスを掛けた連中。
如何にも怪しげ…少なくとも、ボディガードとかには見えないだろう。
倒れたその男達は別に死んではいない。ただ気絶してるだけのようで…。
「……何処の外部機関か知らねーが、俺の個人情報ダダ漏れじゃねーかよ…。
…ったく、風紀委員か公安か、どっちか知らないが情報統制はキチンとしとけっての」
ボヤきながら手をパンパンと叩く。ちょっと独学で学んだ体術で熨したのだ。
まだまだ改良が必要だが、この人間の体になって思うのは徒手空拳は馬鹿に出来ないという事。
だからこそ、短刀術や銃の扱いだけでなく、体術も密かに鍛錬しているのだ。
その成果は一応は出ているようだ。しかし…。
「うっわ、拳銃まで持ってやがる…えーと、何だっけコレ。ベレッタ?…あ、ちげぇやコルトガバメントか」
と、黒服の一人の身体検査をしていたら見つけた拳銃。本物特有の重みがある。
それを慣れた手付きで器用に確認。風紀委員の刑事課時代に、銃火器の扱いは嗜んではいる。
■櫛鉈 蛟 > 「……俺の再生体質狙いだろうが、複製しても劣化した再生能力にしかならんと思うがねぇ」
一通り身体検査を終えて溜息を零す。己の血や細胞は、自身の体質と同じ特性がある。
が、それらは所詮己自身の不死身に近い再生体質からすれば、どうしても性能が劣る。
それでも、欲しがる輩はやっぱりゴロゴロ居るのが現実なのだ。
特にこの常世島の暗部たる落第街とその周辺では。…面倒な事だとつくづく思う。
(…ま、人間は業が深いイキモノっつーのは昔から変わっちゃいねぇか)
心の中で呟きながら、黒服からくすねた煙草とジッポライターで一服開始。
何ともフリーダムである。ついでに、ちゃっかり自動拳銃…コルトガバメントもパクっておこう。
襲ってきたのはこの連中からだから、身包み剝がされても文句は言えまい。
これが刑事課時代だったら、まぁ流石にここまではしていなかっただろう。
……多分、…きっと……いや、タバコくすねるくらいは矢張りしたかもしれないが。
■櫛鉈 蛟 > 「…と、やべ。そろそろ眼を覚ますかもしれねぇな…この路地からだと…あっちか」
と、黒服の一人がうめき声を上げ始めた。どうやら覚醒が近いらしい。
長居は無用、とばかりにさっさとその場から離れる…と、いうか走る。
ついでに、途中で壁を蹴って宙を舞い、ボロい建物の屋上に飛び乗る。
いわゆる、パルクールというモノに近い動きだ。そのまま屋上の屋根から屋根へと走り。
「…っと、この辺りまで来れば平気だろ。まぁ、風紀とか公安が動く前にあっちも退散してるだろうし」
トンッ!と別のかなり離れた路地裏へと鮮やかに着地。煙草の紫煙を吐き出して一息。
勿論、ちゃっかり煙草と一緒にくすねてきたガバメントは見えないように仕舞い込んでいる。
とはいえ、予備マガジンが無いので使い続けるなら弾丸の補充が必要な訳だが。
(しっかし、俺はやっぱアウトローな立場の方がしっくり来るな……何で学生とか風紀委員やってたんだろうな俺)
「…アイツ等元気にやってるかねぇ。」
何人かの元同僚達の顔を思い出す。風紀委員のメンツであったり、刑事課の同僚だったり。
まぁ、考えるまでも無く元気だろう。今はドロップアウトしてる自分が割とピンピンしてるのだから。
■櫛鉈 蛟 > 「さぁて、一服したし一度引き揚げっかねぇ」
呟きながら、足元に吸殻を落として靴裏で踏み消しておく。
そのまま欠伸を噛み殺して歩き出そうとする。
これが男の日常の1コマであり、大して珍しくも無いものであった。
ご案内:「路地裏」から櫛鉈 蛟さんが去りました。