2016/09/15 のログ
ご案内:「路地裏」にアイリス(RK1115)さんが現れました。
■アイリス(RK1115) >
長いリペアを終え寄月家にたどり着いた彼女を待っていたのは伽藍洞の家と一通の書き置きだけだった
書面には遺書の文字
思わず家を飛び出した
ドアを思わず逆にこじ開けてしまったがそれだけ混乱していたと言うことだろう
その後のことはあまり記憶にない
気付けば落第街の路地裏にいた
「・・・・・・」
■アイリス(RK1115) >
命をとして挑むと言うからには何か理由があったのだろう
そして彼は風紀委員に出入りしていたという
何か事件に巻き込まれたのかも知れない
となれば可能性が高そうなのは落第街であろう
そう考えれば自分が死んでも相手の罪を問わないというのは妙な話だが
そこまで考えが及ばなかった
「ご主人様―――どこに・・・・・・」
薄暗い路地を走り回る
自分が指揮官機でないのがもどかしい
そうであれば町中の監視カメラをハッキングしてでも主人を見つけ出すことが出来ただろうに
唇を噛む
肉が割れても血は出なかった
■アイリス(RK1115) >
そもそもあの遺書がいつしたためられたものかもわからない
戻るまでにずいぶんと時間がたってしまったことを考えるとすでに手遅れと言うことも考えられる
いや、家が差し押さえられていないことを考えればきっとその可能性は低い
そう言い聞かせる
だが場所柄か、誰に聞きこみをしようとも
にやにやとこちらに目をやるばかりで要領を得た答えが返ってこない
「本当に治安が悪いのですね・・・・・・」
自分の担当区域外であったとはいえその惨状に閉口する
それと共に途方に暮れていた
ご案内:「路地裏」に蕎麦屋さんが現れました。
■蕎麦屋 > 「......おや?」
屋台担いでの帰り道。
通行人が何やら騒いでいるかと思って寄り道してみれば。
見慣れ......てはいないが、知ってはいるメイド服が目に入った。
あんまり関わるのも問題大有りではあるのだけれど。
「えらく不思議な顔していますが......何しているんです?」
放っておける性分でもない。遠間に声を掛け、近づいていく。
■アイリス(RK1115) >
「あ、人を捜していまして―――」
見上げるほどの身長差がある彼女に目を向けそして固まる
その顔は全機体に通知されている
【姉をさらった存在】として
だがくだされた任務は捕縛でも打破でもなく監視
そこもまたちぐはぐであるが
彼女たちに疑問を差し挟む余地はない
「・・・・・・」
ただじっとその顔を見つめていた
■蕎麦屋 > 「人探し?こんなところでそんな格好だと見つかるものも見つからないと思いますけれど。
お手伝いでもしましょうか?」
あ、やっぱり固まった。
さて、出ている命令は何か。積極的な動きは見せていないから即差に喧嘩を吹っ掛けられる心配はしていないけれども。見かければ捕まえろ、くらいはありうる。
そして固まったところを見るに探し人は私ではない。
「......大丈夫ですか?」
とはいえずっと見上げられるのも、気恥ずかしいものがある。
白々しく心配などしてみる。
■アイリス(RK1115) >
「はい
こういう方を捜しておりまいて」
懐から似顔絵だろうか―――一枚の紙を取り出す
やけにリアルなタッチで繊細に描かれている
モノクロ写真をプリントアウトしたかのような精度で描かれたそれは寄月秋輝に見まがいようがなかった
その間も彼女に目を向けたまま
―衛星とリンク
―座標同期
―彼女をアガレス1と定義
―ロック
これでもう彼女を見失うことはない
■蕎麦屋 > 「はい?どれどれ......
おや、アキさん。なんですか、注文からっきしだと思えば行方不明ですか。」
似顔絵?を覗きこめば、ほぅ、と。
見知ったもなにも、先日家に上がり込んだばかりである。
「んー。ただ留守にしているだけじゃないですか。
詳しくは知りませんけれど、その辺りはしっかりしてそうでしたし。
書き置きとかありませんでしたか?」
首をかしげる。
家人に何も言わず出ていくような性格ではなかったし、と。
片手間にデータリンクなどしているなどとは知ってか知らずか、呑気なものである。
■アイリス(RK1115) >
「はい
書き置き―――遺書がありまして
いつしたためられたのかはわかりませんが・・・・・・」
確かに彼が長めの留守をすることは多々あった
そのたびにボロボロだったりしたものだ
だが遺書があったことなど一度も無かった
これで不安になるなと言う方が無理というものである
しかし考えてみれば内容も腑に落ちないことだらけだ
エニィとは何者なのか
こちらも首を傾げる
■蕎麦屋 > 「おや、遺書。
それはまた不穏な話で......?」
ノリで遺書を書くような人種ではないだろう、多分。
となれば、本気だったということ。あっちこっちで刃傷沙汰が絶えない場所であるし、探す場所としては間違っていないのだろうが...
「そうですねー。
とりあえず家に誰も訪ねに来てないならまだ大丈夫じゃないかと思いますけれど。
所属先に確認して......というか、アキさんに連絡とりました?」
生真面目そうであったし、連絡もなしに休んでいれば所属先から確認が入るだろう。それがないなら問題ないだろうとは思う。
■アイリス(RK1115) >
「いえ・・・咄嗟だったもので・・・・・・」
探しに行かなければとの思いが先走り簡単な確認すら怠っていた
流石に携帯電話を持って行っていないということもないだろう
考え込めばそのままうつむいてしまった
恥ずかしいのだろう
しかし彼は正式に風紀委員に所属している訳でもないし
身分としてはやはり学生に過ぎない
連絡が来るかは若干微妙なところか
■蕎麦屋 > 「あー......。
いや、ちょっと意外、とか思いましたけど思い返せばそんなこともないですか。
なんにせよ。
宛などなく探すよりもそういうところから詰めていった方がはやく見つかるかと思いますけどね。
それか空の上から探してみるか。」
咄嗟に。思い付かなかったのか。というのは意外...とも思うが。
ロトを見ていると彼女らにしても案外そういうものなのかもしれない。
言っても狭い島の話。転移荒野に籠られたりしたらお手上げだが、そうでないなら人伝に探した方が早かろう。
それか、と。軽く空を指差してみる。
指の先は正確に、空高く浮かぶ監視衛星の1つを指しているが、気づくかどうか。
■アイリス(RK1115) >
「そうですね・・・・・・まずは公衆電話を探さないと・・・・・・
それにこういった場所よりは学生街や商店の方
足取りさえどこかでつかめれば」
とぶつぶつとつぶやく
秋輝がいつも空を飛んで移動しているなど知るよしもない彼女であるが
当てもなく捜すよりは確かに情報がもらえる場所や人から情報を探す方が確実と言えよう
「・・・?」
空を指さす蕎麦屋には首を傾げる
彼女たちの目はそこまでよくはないのであった
■蕎麦屋 > 「今時いつでも何処でも、電話一本ですからねぇ、活用しないと。」
言いつつ指は引っ込めた。ひとつ納得する。
あの衛星群は別の管轄であるらしい。或いは彼女らの方が下位か。
「あと、此方の方には多分、いませんよ。
確実とは言いませんけれど。
貴女なら、襲われたところでどうとでもするのでしょうけれど、面倒に巻き込まれる前に戻った方がよいでしょう。
...境までお送りしましょうか?」
空飛び回っている、とか気配を消している、となれば、別だが。
あれだけ存在感があるならば、近くにいれば気付く。
提案はーー襲われたところで相手が酷い目に遭うだけだろうが、場所が場所。
万が一何かあれば探し人が悲しむであろうし、と。
■アイリス(RK1115) >
「いえ、ご心配には及びません
ありがとうございます
親切な方」
スカートをつまみ優雅に礼をする
話していて少しは冷静になれたらしい
ならば直接学生街の方向へ向かうより、一度帰って手がかりを探した方が有用だろう
電話も家からかけてみればよい
込み入った事情ならば家からの電話の方が信頼も置ける
それでもダメならば当初の予定通り聞き込みにまわるとしよう
うん、と力をこめるような仕草をとる
気合を込め直したのだろう
ありおわ不安を振り払おうとしたのか
「それでは」
そういって、きびすを返すと駆け出すだろう
■蕎麦屋 > 「おや、そうですか。お気をつけて。
......あ、そうだ。」
大丈夫というなら見送るに留めよう。過ぎた親切は野暮と言うもの。
と、思い出した。
「もし、『お姉様』殺したって凹んでる子がいたら伝言お願い出来ません?
どうするか連絡ないのでとりあえず起こしたのですけれど。
貴女の事も覚えてないようですし、そのうち顔でも出しに来ません?とでも。
何処に居るかは大体把握しているでしょうし。」
そんなことを去り際の背に投げ掛けた。
■アイリス(RK1115) >
聞こえたのか聞こえなかったのか返事はない
だが聞こえていれば彼女達の共有【ネットワーク】でたちどころに伝わるだろう
足取りは速く
見送れば立ち所にその姿は見えなくなる
■蕎麦屋 > 「...いや、帰ってきてとりあえずよかったですね、といったところです?」
見送り...見えなくなってから一人ごちた。
随分と心配していたようであったし、お互いにいい関係のようで。
「...と。
聞いてしまった手前、探す手伝い位はしましょうか。」
屋台を担ぎ直して、ふらりとメイドとは逆方向に。
なんらかの騒ぎに関わったのなら、痕跡を追えば見つかる、かもしれない。
ご案内:「路地裏」からアイリス(RK1115)さんが去りました。
ご案内:「路地裏」から蕎麦屋さんが去りました。