2016/12/21 のログ
ご案内:「路地裏」に黒龍さんが現れました。
黒龍 > 落第街にもそれなりに慣れてきた。こうして路地裏を我が庭の如く歩ける程度には。
元々、無法者の気質が育った環境故に根強いのもあり、こういう混沌とした雰囲気が性に合っているとも。

が、ここ最近は何と言うか面倒な事に関わる機会が増えてきた気がする。

「炎の巨人騒ぎが起こるわ、八百万の情報商会に社員登録されるわ、おまけに正体不明の女を保護…か」

炎の巨人、に関してだけは単に遠くから高みの見物をしていただけで、直接関係がある訳ではないが。
葉巻を吹かしながら、路地裏を一人歩きつつ嘆息を零す。取り敢えず、歩きながら懐から取り出したるはガラケー。
元の世界に似たような通信手段はあった為、手馴れた仕草で液晶画面を確認。情報屋からも少女からも特にメールは無い。
まぁ、何かあれば自分か八百万に連絡しろという事になっているし、大丈夫…とも言えないか。

(つぅか、どう考えても人選間違ってるだろうが、あのキツネ野郎め…)

黒龍 > まぁ、今更嘆いても不満を漏らしてもしょうがない。なるようになれ、というヤツだ。
投げ遣り、というよりもそこをグダグダ考えても無駄だ、と割り切っただけの事。
昼間でも薄暗い路地裏は人気が当然無く、迷路のように入り組んでいるが迷わず進んでいく。

「…まぁ、連絡手段つぅか通信手段手に入ったのはデケぇか…発信機でも仕込まれてそうだが」

あの男が、幾ら必要だからといってあっさり提供してきたのだから裏があると見るべきだろう。
情報屋の言葉や態度を全て信じる、なんてのは愚の骨頂だ。行動には必ず意図があると見るべきか。

(とはいえ、見事に術中に嵌まってんのは否めねぇわな…)

葉巻を吹かしながら、さてこれからどう立ち回るべきか。幾つか課題もあるにはあるのだが。

ご案内:「路地裏」に黒龍さんが現れました。
ご案内:「路地裏」に黒龍さんが現れました。
黒龍 > そうやって、歩いていれば何時の間にか路地裏を抜けて通りへと出て行く事になろうか。
そのまま、男は雑踏に紛れる様にして路地裏から通りへ歩を進めて歩き去るだろう。

ご案内:「路地裏」から黒龍さんが去りました。