2017/01/13 のログ
ご案内:「路地裏」に錐葉 咲さんが現れました。
錐葉 咲 > 裏路地の人気のなくなった深夜、
不気味なくらいに静けさに包まれている。
その中に金属の擦れる音と飛散する水の音が一瞬鳴った。

振上げた刀は月明かりに照らされて青白く光る、
周囲の壁、地面は血液の赤で染まっている。
――ドシャ・・・。
と人が崩れ落ちた。
振上げた刀を地面に向けて一振りし付着した血液を飛ばすと、
ゆっくりと刀を腰につけた鞘へとしまう。
崩れ落ちたその人の傍へ寄りしゃがみ込むと首筋に指先を当てて確認を取る。

「・・・・。死亡確認・・・ってね・・・。」

端末をポケットから取り出して操作。
連絡用のメールだろうか、必要最低限の文字を打ち数分も立たないうちに即刻ポケットにしまう。

「ふぅ・・・。」

包帯の隙間から吐息がこぼれる。
寒さで白く曇りを見せるそれを包帯の隙間から見える視界で見る。

「終わった後は妙に寒さを実感するな・・・全く。」

死体となった人から少しだけはなれ、
壁にもたれて呼吸を整えるべく休息をとる。

錐葉 咲 > 暫くして少しの休息も取れた。
もたれていた背中を離してジャージに付いた塵を手でかんたんにパパっと払い落とす。
再び呼吸を付いては、
(今何時だ・・・?)
確認するべく腕につけた安物の腕時計を見る。
金属は殆どつかわれてなくおもちゃの様なプラスチック製の物。
針は時刻2時30分をさしていた。

「案外時間かかったってーの・・・。あぁ、クッソ、無駄に逃げやがって。」

若干の苛立ちを覚えながらも、
亡骸に当たる様子もなく其方のほうへと視線を向けることもない、
まるで最早どうでもいいといったところ。

深夜にお腹が減るとよく言うが、
確かに昼時張りにお腹は減っている。

「さっさと帰るか・・・あー、着替えもいるのか、めんどくせぇ・・・。」

愚痴を零して亡骸に背を向けゆっくりと裏路地を歩き出した。

ご案内:「路地裏」に柊 真白さんが現れました。
柊 真白 >  
――同業者?

(彼女の進行方向。
 暗い夜には嫌と言うほど目立つ真っ白な姿。
 ――目立つ筈のその姿は、意識しないと見失う程に存在感が薄い。)

仕事を探している。
良ければ紹介してくれると助かる。

(鞘に収めた長刀を右手にぶら下げながら、彼女へと歩を進めていく。
 彼女の後ろで息絶えている死体には目もくれず。)

ご案内:「路地裏」に錐葉 咲さんが現れました。
ご案内:「路地裏」から錐葉 咲さんが去りました。
柊 真白 >  
(後日再開予定)

ご案内:「路地裏」から柊 真白さんが去りました。