2017/05/07 のログ
ご案内:「路地裏」に柊 真白さんが現れました。
ご案内:「路地裏」にステーシーさんが現れました。
■柊 真白 >
(深夜の路地裏に金属音が響く。
ナイフを手に走る男と、それを追う自身の鳴らす音。
地を壁を縦横無尽に跳ねながら、走る男へ襲い掛かる。
その度に男は身をかわし、ナイフを打ちつけ、迫り来る死から逃れようと必死の様子。
今までの標的と比べてやる方らしい。
闇を味方に付けたこちらの優位は変わらないが、後一歩のところで上手く逃げ続けている。
異能か魔術か、もしくは素の身体能力か、どうやら目がすこぶるいいらしい。
それでも少しずつ均衡は崩れてきている。
あまり時間を掛けるわけにも行かないが、このまま続ければやがて男はいつもどおり血の海に沈むだろう。
走る男を狙い、スカートの下から取り出したナイフを投擲。)
■ステーシー >
闇夜を影が、駆けた。
逃げる男に向けられたナイフを抜いた刀で切り払う。
「物騒ね、殺人が趣味なのかしら?」
闇夜を裂いて電流が爆ぜる。
手に持つ黒刀は電流を常に帯びている。
最近、咄嗟にこの黒刀を抜くようになったことに気付いた。
今でも手に馴染むのは、腰に差したもう一本の刀、ディバインブレード旋空なのに。
この刀は呼んでいるのだ。不吉を。
この刀は招いているのだ。戦禍を。
「…………?」
相手の気が読めない。闇夜に紛れているとはいえ、襲撃者が猫の目にも捉えきれない。
何かしらの魔術的な目晦ましがなされているのだろうか。
電流が走る刀を小さく振って男を庇う位置に立つ。
■柊 真白 >
(男の脚を止める狙いで放たれたナイフは、紫電の剣閃に阻まれた。
その刀は見たことがある。
知り合いが持っているはずの刀だ。)
――それ、どこで?
(すう、と。
闇から滲み出るように姿を現す。
極限まで薄めていた気配を、彼女が認識出来る程度まで上げた。
刀は鞘に収めて左腕に。
殺気は無く、ただ彼女の持つ黒刀を見る。)
■ステーシー >
姿が見えた。白い面の暗殺者……それも少女だ。
黒刀について聞かれれば構えたまま答える。
「預けられた。この刀の持ち主を探している真っ最中よ」
「たまにこんな風に事件に巻き込まれるけどね」
刀を見る。不穏を煮詰めたような漆黒の刀身は紫電を奔らせた。
「もしかして、百鬼を知っているのかしら?」
「だったら、この出会いも後ろの男性を守る以上の意味があるというものだけれど」
殺気のない彼女とは裏腹に自分は剣気の領域を広げた。
いつでも白い面の少女の動きに対応できるように。
■柊 真白 >
(仕事以外の殺しはしない主義だ。
出来れば戦闘も避けたいところで。
あの黒刀の能力は自分と相性が良いとは言えないし。)
――邪魔をしないなら、教えても良い。
(とは言え、そう言うわけにも行かないだろう。
一応の取引も提示してみたが、乗ってくるとも思えない。
男は体力が限界だったようだ。
座り込んだまま荒い息を吐いて自身と彼女を交互に見ている。)
攻撃すれば、斬る。
邪魔をすれば、斬る。
動かなければ何もしない。
(静かに条件を告げ、踏み出す。
無造作に、買い物にでも行くかのような足取りで間合いを詰めていく。
――一歩。
彼女の間合いに、足音も無く踏み込む。)
■ステーシー >
「殺人を見過ごせと? 無理な相談ね」
その答えを告げると呼吸を整えた。
少女は近づいてくる。
刀を持った相手に殺気も警戒もなく、この自然体で距離を詰められる時点で異常だ。
異常を常とする者、即ち戦闘慣れしている証左。
見ただけの印象では手足も伸びきっていないであろう少女が、今はこうも恐ろしい。
恐ろしいと感じられる間は正常だ。
正常であるうちは戦える。
相手が踏み込んだ瞬間、袈裟掛けに峰打ちで打つ。
紫電と鉄の塊による殴打、当たれば並の人間なら戦闘不能。果たして。