2017/09/30 のログ
ご案内:「路地裏」に神代 理央さんが現れました。
■神代 理央 > 最近、此方の周囲を嗅ぎ回っている者がいる。
―という情報を仕入れたのは、実質的な実家とも呼べるPMCと付き合いのある公安委員の両方から手に入れたものだった。
自分の様な新米風紀委員を調べて何になるというのだろうか、と思わなくも無かったが、降りかかる火の粉は払っておくべきだろう。
尤も、火の粉を払うのに芭蕉扇を使う様な事態に成りかねないのだが―
「……これで3つ目。全部末端の末端も良いところか。やはり、裏社会の情報ルートというものは持つべきだな。如何せん時間が足りないのがネックだが…」
双方から得た情報を元に、所謂「情報屋」と呼ばれる連中や小規模な違反部活に《聞き込み》を行い続けるも、目立った成果は得られていない。
聞き込みの後、瓦礫の山と化した情報屋のあった雑居ビルを眺めながら僅かに溜息を吐き出した。
従える異形達から伸びる砲身は未だ発射した後の熱を帯び、薄っすらと砲煙を燻らせている。
その様をまるで煙草の様だとぼんやり見つめながら、次は何処に行くべきかと頭を悩ませる。