2017/10/04 のログ
ご案内:「路地裏」に黒峰龍司さんが現れました。
■黒峰龍司 > 「ふんふん…へぇ、成程。結構裏で根回しをしてるみてぇだな…しっかしまぁ異能っつぅのはホント色々あんだな」
そんな独り言を呟きながら、とある路地裏の一角。薄汚れた壁にも構わずに背中を預け、口元に咥えた煙草と極小の明かりの魔術で照らされたメモ用紙を眺める。
最近、暇潰しにと厄介そうな風紀委員会の連中を独自に調べ始めた。
勿論、足が着かないように痕跡は魔術で出来る限り消している。わざと残しているのもあるが。
勿論、暇潰しだけでわざわざここまで調べはしない。予防線、という意味合いも大きい。
(…ま、そこらの連中に負けやしねぇが相手を知って奥に越した事はねぇしそこはまぁ定石だわな)
無効も勘付いているだろうが、こちらは手出しは一切していない。ただ観察して情報を集めているだけ。
放置されても仕方ないし、むしろその方が楽でいいのだが。まぁ仕掛けられてもソレはソレだ。
■黒峰龍司 > 「まぁ、やっぱり目下敵対すると面倒そうなのはイチゴウだろうなぁ…」
顔見知り、という程度には知り合いではあろうロボットを思い浮かべて嘆息。
正直、あの決戦兵装を仮に使われたら結構キツい。まぁ転移荒野以外では現状使えないだろう多分。
その他には、異形を引き連れた"鉄火の支配者"と異様な腕前の"魔弾の射手"。他にも数人ほどメモには名前や所属が書かれている。
「…やっぱ共通して飛び道具持つ奴が多いな…接近戦でヤバいのもリストアップしておきてーんだけどな」
好みがそもそもシンプルな殴り合いとかなので、そういう輩の情報にも今後期待したい所だが…。
紫煙を燻らせながら、メモを頭の中に叩き込んで一瞬でメモを燃やし尽くす。証拠隠滅完了、と。
■黒峰龍司 > 「んで…流石に公安の方はガードが固いっつぅか俺のコネだとキツいな…あーもうちょい情報処理能力ありゃいいんだが。
…あっちに居た頃にその辺りのスキルも磨いとくべきだったかもしれねぇなぁ。」
ボヤきながら1本目を吸い終えれば吸殻を一瞬で燃やし尽す。次いで、懐から黒いパッケージの箱を取り出して中身から一本抜き出す。
最近はすっかりこの黒いパッケージのアメスピを愛用するようになってしまった。
(…とりま、魔術的な仕掛けなら腐るほどストックがあるし、折を見て使ってみるか…実験台にもなるし)
2本目を咥え、魔術で点火して紫煙を燻らせながらあれこれと思案を巡らせる。
ご案内:「路地裏」に刃々斬鈴音さんが現れました。
ご案内:「路地裏」に黒峰龍司さんが現れました。
■刃々斬鈴音 > 路地の奥から一人の少女が現れる。
「ねえ、そこのお兄さんタバコ臭いんだけど?
あれだよ、タバコはまわりに出してる煙の方が有害なんだよ。
知ってた?」
タバコの匂いが溢れるのに漂う血の匂い。
少女が腰に下げた刀からする匂い。
「鈴音の健康の事を考えたらここでは吸わない方が良いと思うな。」
二本目を吸う様子をジトーっとした感じの目で見ている。
■黒峰龍司 > 「あン?…ああ、そうかそりゃ失礼。じゃあテメーがどっか煙の届かない場所に行けばいいんじゃねーか?」
血の匂い、独特の気配にも特に動じる事は無く、淡々とした口調で答えながらサングラス越しに一瞥する。
勿論、喫煙タイムを咎められた程度で止める男でもない。俺様気質なのもある。
これが、まだ学園だったら控えたかもしれないがこの場に置いて遠慮するつもりも無く。
つまり、少女の健康云々などどうでもいい、という事でもある。
おまけに、話はそれだけかと言わんばかりに視線をそっちから逸らしてしまう有様だ。
■刃々斬鈴音 > 「ええっ!?おかしくない?
確かにお兄さんの方が先にいたけど何で鈴音がどっか行かなくちゃなの!?
お兄さんは譲り合いの精神に欠けてるよ!」
おかしいのは鈴音の方であるが全く譲らない。
タバコを吸う男の方を睨みつけると
「もういいよ!鈴音好きにするから!」
そんな風に言っていきなり刀を振るう。
火のついたタバコの先を切り落とそうとする。
■黒峰龍司 > 「…っていうかやかましいぞ小娘。人が折角一服してんだからもう少し静かにしやがれ」
彼女の抗議も何処吹く風、とばかりに受け流す。睨まれようがなんだろうが全く持って平静だ。
無論、こういう態度が挑発に繋がる事も男は承知している。が、今は改める気は特に無い。
「…おい、人の煙草に何しやがるテメェ」
平然と"生身のほうの右腕で"刀を受け止めつつ淡々と。スーツが裂かれているが、何故かその下の皮膚は無傷だ。
むしろ、相手からすれば金属よりも硬い"何か"の手応えを感じるかもしれない。
■刃々斬鈴音 > 「タバコ吸うにしたって場所は選んでよ!
鈴音がいる時はここは禁煙だよ!」
ギャンギャンと喚く。
…動じない男の様子に更に声量が増した気がする。
「な、堅!」
タバコだけを切るつもり軽く切ったつもりだったがそれでも斬れていないのは妙だ。
何らかの異能?魔術?
【異能か魔術か或いはそういう体質か。】
「多分異能だよ!魔術っぽい感じしないもん!」
刀から声がする男か女かも分からない金属的な声だ。
「もう!動かないでよ、タバコだけ狙ってたのに!怪我するよ!
…何って煙の元を断てばいいかなって思って…。」
ご案内:「路地裏」に黒峰龍司さんが現れました。
■黒峰龍司 > 「あーー五月蝿い五月蝿い黙れっての…」
面倒くさそうにサングラスで隠れた黄金色の瞳を細める。相手がただの少女でないのは普通に把握している。
だからといって、それで男が動じるかと言われればそんな事は無い。
喚く少女とは対照的に、こちらは淡々とした俺様的な態度を貫くだけだ。
「…どっちも外れだな。お前"ら"出直して来い」
そもそも、人の姿とはいえ龍種なのだ。生半可な斬撃も異能も魔術も防ぐ必要は無い。
そして、刀から響く声にそちらを一瞥する。男の居た世界にもこの手の武具は普通にあった。
(魔剣、妖刀の類――血の匂いからして、そっち関連の能力持ちか。
…と、なるとこの小娘の方も何か手は持ってるって事になるな)
と、冷静に分析しつつ煙草は蒸かしたままだ。むしろ、一度口から右手に持ち替えて。
「……あ?怪我するとか冗談は寝てから言え」
真顔で言い切った。まるで彼女の攻撃なんて通用しない、とでも言わんばかりである。
■刃々斬鈴音 > 「ちーちゃん外れだって!」【だが、答え合わせはさせて貰おうか。】
刀の表面から赤黒い液体が染み出してくる。
錆びた鉄のような匂いのそれは月の光を受けてテラテラと輝く。
「冗談じゃないよ。
…本当に怪我するよ?」
引き絞るように身体を逸らせそこから一気に突きを放つ!
狙うのはさっきと同じタバコの先端!
【血腐レ─剣血】「バージョンその2!」
刀の周囲に着いた赤黒い液体は鋭い刃のように堅く薄くギラついて…。
恐らく、鋭さ以外にも何か仕込まれていることは想像に難くない。
■黒峰龍司 > 「……やれやれ。」
何に対してなのか溜息を露骨に一つ、男は零した。答え合わせに付き合う義理はないが。
刀の表面から赤黒い液体が滲み出し、月光を受けて輝く様を淡々と眺めつつ。
「――圧殺術式、…手加減してやるから感謝しろ」
瞬間、彼女とその刀へと異常な重力が真上から襲い掛かってくるだろう。
勿論、相当に身のこなしが素早ければ交わせる筈だ――魔術の発動に予備動作が一切無い事を除けば。
残念ながら、今夜は長居する気は無い。小娘と刀を纏めて動きを封じておこうという魂胆だ。
それは、まさに少女の突きが煙草へと到達する直前という、絶妙のタイミングも狙っての事である。
攻撃を繰り出してこちらに命中する。その段階からの回避行動は難しいだろう。もし、仮に術式を食らっても重さで数分動けなくなる程度だから遠慮はしない。
ご案内:「路地裏」に黒峰龍司さんが現れました。
■刃々斬鈴音 > 「感謝なんて…っあ!」
言葉を言い終わる前に大きな力に地面に押し付けられた。
刀を纏っていた滴りは当たりに飛び散り刀は元の様相を取り戻す。
「ぐっ!!卑怯だよ!そういうの!卑怯もの!
大人しく鈴音に斬られてよ!さっきの当たってたら絶対切れてたのに!」
地面に押し付けられながらも男を上目遣いで睨み付け減らず口を叩く。
…生殺与奪を握られている状況であるというのにためらいはない。