2017/11/06 のログ
ご案内:「路地裏」にラウラ・ニューリッキ・ユーティライネンさんが現れました。
ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 暗い路地裏。学園に蔓延る闇のような場所。
そんな場所の中でも比較的治安の良い、露店が並ぶ通り。
露天といっても、落第街のような規模ではないが、怪しげな店が並ぶ場所。
その闇の中を、不釣り合いな感じの少女が歩いていた。

「軍にいた頃は弾は支給品でしたから、注文書を書いて会計に回せば手に入ったのに。
 この島ではさすがにそんな軽いノリで手に入るものではないですよね……」

本心はこんな場所には足を踏み入れたくはないが、そうしなければならない理由があった。
いつも背中に抱えているギターケース。その中身は到底一人で使うには重さも威力も手に余る機関銃だ。
その弾丸は普通の拳銃弾ではない。普通でないとなると手に入れるにしてもそのハードルが上がるのだ。
当初は正規ルートで購入しようとしたが、手続きは面倒だし、値段も軍にいた頃の比ではなかった。
その結果、一種の興味でこんな場所で購入するに至ったのだが……

「どこにいるんですか…いないじゃないですか……」

約束の場所に来ても、それらしき人物がいない>

ご案内:「路地裏」に八百万 頼さんが現れました。
八百万 頼 >  
まいどー。
八百万情報商会のものですー。

(彼女の後ろから軽快な関西弁で呼びかける。
 振り向けば、彼女から一メートルほどの至近距離に猫のような顔をした男――自身が立っているのがわかるだろう。)

どーもすんません、遅うなってしもて。
えぇと、ご注文の品は銃弾とのことでよろしかったですやろか。

(ニコニコと人懐っこい笑みを顔に貼り付けたまま、どこからか取り出したスーツケースを開く。
 そこから古今東西さまざまな銃弾を取り出して、これまたどこからか取り出したテーブルへと並べていく。)

とりあえずまぁそれなりに色々取り揃えてます。
ココにないもんも言うてもらえれば多分ご用意出来ますよって。

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「最悪の事態とかも想定はしていたけど、まさかそのパターンになるなんてことは……」

最悪の事態、結論から言えば欲しいものを買えず、挙句の果てに自身が危険にさらされることも想定はしていた。
しかしこれは単純にすっぽかされたか。はたまたこれから何か来るのか。

「あと10分待ってこなければ帰ろう……
   ―――っ!?」

声をかけられた。いつもであればなんともなく振り返るが、場所が場所だ。
ほとんど反射的に腰元に携えていたロッド式の警棒を伸ばして振り向く。
そこに立っていたのは長身の男。いつの間にここまで距離を詰めたのか。
そんな疑問が過った。が。

「あ、えっと、はい。
 50口径の…ベルト弾倉の奴…9ヤードの…」

そこにいた男が待ち合わせ相手だと悟ると、途端に俯き加減になり、ほとんど単語をならべるように話す。>

八百万 頼 >  
やーホンマ申し訳ない。
えー、50口径の9ヤードベルト弾倉……12.7ミリでよろしいやろか。

(ニコニコと笑ったままスーツケースを漁りつつ謝罪の言葉を繰り返す。
 やがてジャラジャラと長く連なった銃弾を取り出した。)

ボックスマガジンはいります?
サービスしときまっせ。

(続いて取り出した箱型のマガジンを見せつつ、そう尋ねる。)

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「……少し驚いただけ…あまり気にしないで」

ニコニコとした様子でスーツケースから弾を取り出す彼。
表の商店街で関西弁なら親しみやすいかもしれないが、
正直この路地裏で彼のテンションは自分以上に浮いているように思えた。
それが若干気味悪いとすら思えるが、
日常的にこんな場所に足を踏み入れない身なので単純になれていないだけかもしれない。

「もらえるなら。追加でお金がかかるならいらないわ。手持ちでいくつかあるし……」

ボックスマガジンはこの島に来てからあまり使わなくなったが、もらえるならもらっておいてもいいだろう。
個人的には必要なものを買ったら早くこの場所から去りたいというのが正直なところだった。
やっぱり正規のルートで買えばよかったと、内心後悔していたりもする>

八百万 頼 >  
サービス言うたやないですか。
タダでお付けしまっせ。
お姉さん美人やさかい。

(箱型のマガジンをテーブルにドンと置く。
 続けてジャラジャラと弾帯をその隣に。)

先に御代を。
いただきましょか。

(ニコニコ笑顔をニヤリとした笑顔に変えて、右手を突き出す。
 左手は弾薬を抑えたまま。)

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「…私を褒めたって相場以上のお金は出ないわ」

少し顔を赤くしつつも、そんな易いお世辞に流されるほど馬鹿ではない。

「日本円換算で1発350円。ベルト弾倉110発を5帯。それに諸々の手数料を込みで…はい」

お代を先に。
そう言われると、ベルトポーチの中から封筒を取り出す。
中には弾そのもののお金と、ベルト弾倉としてのお金、それに手数料が全部込みのお金がぴったり入っている。
それをテーブルの上に置いて、確認するよう促す>

八百万 頼 >  
毎度ー。
――ほいぴったり。

(テーブルの上の封筒を手に取る。
 中を確かめもせず、ただ手に取っただけでぴったりだと告げて、消した。
 比喩でも表現でもなんでもなく、文字通り金の入った封筒が綺麗さっぱり。)

いやぁ、しかしお姉さんみたいな人がこないな買い物するとは。
その身長で――いや失礼、機関銃振り回す言うんは、なかなかにアンバランスで、それがまたええなぁ。

(彼女が商品を受け取れば、テーブルもスーツケースもどこかへと消してしまう。
 あとに残ったのは銃弾と弾倉と、自身と彼女だけである。)

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「ぴったりって、中身あけてすら……って、え?」

封筒をうけとると、それをあけることもしないで消し去ってしまった。
別にお金を少なく入れていたとかではないが、確認をしないというのが信じられなかったし、
それ以上に今目の前で封筒をきれいさっぱり"消す"のを目の当たりにして、少し動揺する。
きっと空間系の異能か、魔術を保有しているのだろうが、
今まで見たことが無かったために少々驚いた。

「お姉さんて…あなたの方が年上よ。
 別に子ども扱いされたいわけじゃないけど……」

どうにも胡散臭さが尋常じゃない彼。
人見知りを自覚している身としては、一番苦手なタイプかもしれない。
さっさとそこを立ち去ろうと、あらかじめ用意していたスーツケースに弾やマガジンを収めていく>

八百万 頼 >  
ボクの特技でな、大抵のものは触ればわかるんよ。
身長、体重、スリーサイズ、乙女の秘密もなーんもかも。

(ニコニコとしながら右手をわきわき動かす。
 さわやかな笑顔のまま、無駄にいやらしい動きで。)

お嬢ちゃん言うのも失礼やろ。
それにボクお姉さんの名前しらんもん。
あ、ボク八百万頼言いますー。

(無駄にうやうやしいお辞儀とともに名刺を差し出す。
 「好きなあの子の欲しいものから高性能爆撃ヘリまでなんでもご用意いたします 八百万情報商会 八百万頼」と書かれた名刺を。)

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「ふーん、それはとても便利な能力―――って……!?」

彼の説明に初めはただ頷く。計測系の能力か、それとも物体の情報を読み取る能力か。
いずれにせよ封筒が消えた理由には直結しなさそうな力だ。
そして何よりも続く彼の言葉。女として、そして生き物としていろいろな警報が鳴る。
思わず飛びのいて身構える。無言で「触ったら殺す」と言わんばかりに睨んで。

「間違ってないんだから、そう呼べばいいのに。下手に持ち上げられた方がいろいろ嫌よ。
 私はラウラ。たぶん、あなたから弾を買うことはないわ」

彼が名前を名乗れば、こちらも名前を口にする。しかし、フルネームは言わなかった。
彼がどれだけ物体から情報を抜き取れるかわからない今、必要以上にこちらから情報を与える必要はないだろう。
差し出された名刺のキャッチコピーを見て、内心
「好きなあの子もヘリも必要としている人なんているのかしら」
なんて思ったりして>

八百万 頼 > 1 
あっはー。
そんな警戒せんでも触らへんよー。
ボク紳士やから。

(うふふ、と顔の横で両手を合わせて腰をくねらせる。
 胡散臭い。)

しかしなぁ。
ラウラちゃん、この辺あんま慣れてへんやろ。
そんなんやとぼったくられるで。
この辺のヤツら、がめついからなぁ。

(彼女は纏っている空気が明らかに表側だ。
 しかも甘く見られがちな女性で、更に歳もそこまで若くない。
 舐めるなと言う方が無理な見た目だろう。)

ボクのこと贔屓にしといてくれた方がええと思うで。
――聖母の機関銃、ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネンちゃん。

(にい、と笑う。)

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「私、本当はあまり戦いとか好きじゃないんだけど、今回は別。
 さわったら本当に殺されると思って」

紳士だから。どの口が言うのだろうか。
信用できる要素なんてどこにもない、純度100%の胡散臭さだ。

「……なれていないのは確かよ。でも舐められては困るわ。
 こんな私でも、"そういう世界"で生きる最低限の術は持っているもの
 ―――……名前を聞いただけで"そういうこと"までわかるのね」

確かに裏側の世界というのは未知の世界だ。
しかし単純な荒事であればその辺のゴロツキに劣らない自身がある。
そんなふうに強がるが、目の前にいる男にはそういうのとは違う驚異を感じざるを得ない。
本国での通り名を口にした瞬間、そんな感覚はハッキリと形を伴った不気味さへと、豹変した>

八百万 頼 >  
わかっとるわかっとる。
指一本触れません。

(降参するように両手を挙げて一歩引く。
 命一つと引き換えにするには、あまりにも商品として弱い情報だ。)

いーや舐めとんのはそっちや。
この界隈で腕っ節が役に立つのは表面の表面、浅いトコだけや。
ラウラちゃんやと多分相場の三倍は吹っかけられるやろ。

(慣れていないものはまず舐められる。
 となれば真っ先に身包み剥ごうとしてくるのがこの世界だ。)

そこで力に訴えてみ。
自分ち帰るまでに、帰る家も家族も友達もみーんな一切合財持ってかれてまうよ。
「慣れてない」言うんはそう言うことや。

(両手を広げてオーバーリアクションに語る。
 裏を使うと言うのはそう言うことだ、と。)

一応ボクんとこは情報屋やからな。
名前と12.7ミリの銃弾、それに弾帯。
こんだけあれば手持ちのカードと組み合わせて、最低でもフラッシュは固いで。

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「情報屋さんは親切ね。鴨にするにはちょうどいい客にわざわざ丁寧な忠告までしてくれるなんて」

両手を上げて引く相手。続く言葉は…きっと正しいのだろう。
知らない土地に足をふみこむというのはそういうことだ。
それが軍隊の侵攻であろうと、裏の世界に入ることであろうと。

「それでも、あなたが考えているよりずっと、私は強いわ」

そう言い切るだけの自身はどこからわくのか。
その所以は紛れもなく自身が一度も本気を出しだことがないというのが大きいだろう。
戦いを避けてきた、そして常に力をセーブしてきたから。

「あなたがどんな時でもフラッシュを作れる凄腕だとしても、
 私の手札までは見えないでしょう?そういうことよ」

私の手札。それはわかりやすく言えば最終兵器みたいなものだ。
今まで一度も使ったことのない、そしてこれからも使うことのない兵器だ>

八百万 頼 >  
わかってへんなぁ。
ラウラちゃんがどれだけ強かろうが関係ないねん。

(馬鹿にしたような笑顔。)

やろう思えばラウラちゃんを犯罪者にも出来るんやで。
まぁそこまでやる奴もそこまでされる奴もそうおらんけども。
この落第街っちゅー場所はそんな甘いとこやないよ。

(普通のトラブルならそこまですることも無いだろう。
 が、彼女がそこまでしてしまう可能性はゼロではない。
 腕っ節が立って、知らないのであれば尚更。)

それに、ラウラちゃんより強いヤツも仰山おるよ。
ボクはここじゃ下から数えた方が早いやろけど、それでもラウラちゃんに殺されるほどではないやろなぁ。

(目を開く。
 腕を広げ、挑発するような態度。)

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「郷に入っては郷に従え。日本ではそんなことわざがあるみたいね。
 もちろん、私だってこの場所を荒らすつもりはないわ。
 できることならひっそりとしていたいし、可能ならここへはもう足を運びたくない」

どうやら彼は、私が迫る敵をなぎ倒す様を想像しているようだ。
まぁ、できなくは無いのだけれど。
しかし私自身が誇る強さはそういう強さではない。

「あなた、頼って言ったかしら。
 私がどうして聖母の機関銃って呼ばれているか、その所以を知ってる?」

腕を広げて、挑発するような態度の彼。
なるほど。彼は私に殺されない自信があるようだ。なら見せてあげよう。
私の通り名の所以を。そう思ってから、彼のもとに歩き出すまでにはほとんど時間はかからなかった>

八百万 頼 >  
中には荒らしたい奴もおるようやけどな。
そいつらは上手いこと共存出来とるからそうなっとるだけや。

(要はバランスだ。
 ギリギリで保たれているバランスが崩れれば、一気に崩れる。)

さぁ、そこまでは。
流石に島の外までは手ぇ回りきらんから。

(近付いてくるのをただ突っ立って眺める。
 何をされるのかを確かめるように。)

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「私がここを荒らすような生意気に見えるかしら?」

もし見えるのであれば、それはお姉さんでもお嬢ちゃんでもない。何者でもなくただの邪魔だ。

「あなたは私が人を殺すところを想像しているようだけど―――まぁできなくもないんだけど。
 私の本当の強さはね?」

先ほどは触るなといって自ら距離をとっていたが、
今はもうお互い手を伸ばさずとも接触しそうなほどに距離を詰めている。
そしてそこまでくると両手を広げて――抱き着いた。
180センチ近くある彼に抱き着くと胸元に顔をうずめるような形になる。
無論、ただ抱き着いたわけではない。
十数秒もすれば、彼の心が異常なまでに穏やかになってくるはずだ>

八百万 頼 >  
お?

(抱きつかれた。
 かと思えば、なんだか妙に落ち着いた気分になってきた。)

はー、なるほど。
そう言うことかぁ。
でもな、ラウラちゃん。

(ニッコーと飛び切りの笑顔を浮かべたまま、)

――もーちょっとしっかり食べた方がええんとちゃう?

(そんなデリカシーの欠片も無いセリフを吐く。)

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「……? ―――ッ!!」

不思議そうに顔を上げて、彼の言葉を聞く。

もう少し食べた方がいい。

その言葉の意味するところがしばらく理解できずにいたが、数瞬遅れて理解した。
すると抱き着くために回していた腕をほどき、ニッコリと笑って一歩後ろに下がる。
そのまま無言で気合を入れれば、掌底。
女子供といえどもともと軍人。さらに言えば人間ではなく獣人。
そんな存在が繰り出す掌底が如何ほどの者かは、想像するにたやすいだろう。
まぁ、殺されるほどヤワではないといっていたし、多少手加減抜きでも問題ないだろう>

八百万 頼 >  
いやぁ、スレンダーなんもええと思うけど、ボクとしてはやっぱそれなりに出るとこでてた方がオンフッ!!

(離れた彼女に更に言葉をかける。
 地雷原でタップダンスを踊るような真似をすれば、当然飛んでくるのは怒りの鉄拳。
 顎へ見事にクリーンヒットし、仰け反って後頭部を地面へ打ち付けた。)

――。

(それだけならただ顎に強烈な一撃を喰らっただけだっただろう。
 だが、倒れたところにちょうど尖った石があった。
 ぐんにゃりと四肢を投げ出し、頭の下から血溜りが広がっていく。
 動く様子は無い。)

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「ったく、これだから男の人にこれを使うのは嫌なんです。
 たまにいるんですよ、心が穏やかな状態になってもそういうこと言う人。性欲の化物ですか。
 いっそのこと二度と人間として生活できないくらい感情の起伏がなくなるまで使ってあげでもいいんですよ?
 ぺったんこの気持ちを身をもって味わうべきです」

拳を入れたのち、心の内を吐き出すように悪態をつく。まるで別人だ。
しかししばらくすると赤い液体が足元に広がっていることに気づく。
よく見れば彼の頭から出ていると察すると、さーっと血の気が引いていく。

「頼……さん?」

呼びかけても応答がない。

「え、嘘……"殺しちゃった"?私が?
 頼さん、頼さん!!」

呼びかけには応じない。焦りが生まれてくる。
身体をゆすろうと肩に手をかけるが、ハッとしてやめる。
そこは軍人、周囲を見渡す。しかし手伝ってくれそうな人がいない。
携帯電話を取り出して救急を要請すると、自らのシャツを破っって頭の後ろの傷を抑える。
頭を動かさないようにしつつ何度も呼びかけるが、相も変わらず返事はなくて、
次第に泣きながら救急車を待って>

八百万 頼 >  
はーい慌てない。

(ぽん、と後ろから肩に手を置く。
 相変わらずのニコニコ顔のまま。)

言うたやろ、ラウラちゃんには殺せへん、て。

(目の前の「死体」から彼女が目を離せば、次にもう一度そこを見たときには何も残っていないだろう。
 死体も、血溜りも、なにもかも綺麗さっぱり。)

こういうとこや、ココは。
人一人殺した程度でそないに泣いてまうんやったら、大人しゅうボク頼るか二度と近付かんことや。

(肩を叩いたときに破れたシャツは「直して」おいた。
 何事も無かったかのようにケータイを操作し、彼女が呼んだ救急を丁重に断る。)

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「――!?」

数瞬ののち、手から重さが消えた。
無意識のうちに能力を使ってしまったかとも思ったが、違った。
目の前から彼が消えると、次の瞬間には後ろから声をかけられる。
何が起こったのか理解できず、泣いたまま抱き着いた。
安堵と、混乱と、いろいろな感情に流されるように>

八百万 頼 >  
おおっとぉ?

(急に自身の胸に飛び込んできた彼女を抱き止める。
 一瞬戸惑うが、すぐに優しく頭を撫でて。)

ほら、わかったやろ。
ここには殺しても死なん奴とか、殺せん奴とか、殺しても生き返る奴とかがゾロゾロおるんや。
――あーもう泣かんでええから。
女の子やろ。

(よしよしと頭を撫で続け、困ったような笑顔を作る。)

弾薬やらなんやら必要ならボクに連絡くれれば配達もするから。
せやからもうこんなとこ来んとき。
な?