2018/01/22 のログ
ご案内:「路地裏」に刃々斬鈴音さんが現れました。
■刃々斬鈴音 > 「雪ー!」
もこもことした温かそうな服に身を包んだ少女が雪を手に乗せてはしゃいでいる。
この路地裏はそのはしゃぐ様子にこの島でも随一の似つかわしくない場所であるだろう。
「いっぱい積もるかな?」
【…おそらくこの島の地理から見てそれほど多く積もる事はないだろうな。】
「へー。」
自分で尋ねておきながらも興味なさそうに降る雪に向かってブンブンと手を振っている。
■刃々斬鈴音 > 「それにしてもやっぱりちーちゃんは凄いよね!雪降ってるのに寒くないんだもん!」
【…毒で触覚を麻痺させているだけだ。あまり良い状態とはいえない。】
よく見れば少女の指先に小さな傷跡が見えるだろう。
自分を手にした刀で刺した跡。五感を鈍らせる刀の力の有効活用。
「それでも寒いよりはいいじゃない?」
鈍った触覚は判断を鈍らせるし刀を持っている重みも感じない。
ハッキリ言っていい状態ではない。
ただ、感じないというだけで寒さはそこにあるのだから。
■刃々斬鈴音 > 「…埋まれる位まで降ったらおもしろいのに…鈴音かまくら作ってみたい。」
【何らかの異能、魔術による干渉があれば可能だろう。
この島では何が起こってもおかしくなはいだろうが。】
そんな事を言いながら空を見上げる
「…静かだね。」
そんな風に言った途端にこの路地裏に男が一人飛び込んできた。
息を切らして何かから逃げるような様子だ。
…その必死な様子に鈴音の中の悪戯心が芽生えてしまう。
必死で走る男の足元に鞘に入った刀をのばせば男はその勢いのまま転んでしまう。
「お兄さん、そんなに急いでどうしたの?足元は見ないと危ないよ?」
ご案内:「路地裏」にジョゼフ・マーキンさんが現れました。
■ジョゼフ・マーキン > 「ゆーきやこんこん—————」
鼻歌を歌いながら路地裏へと到着する。
この辺りはかなり危険な場所だと同期の人間から聞いたことがある。
その背には布で包まれた獲物があり。
「そういう悪戯はちょっと可哀そうなんじゃないかなぁ?
えっと...君はうちの学生なのかな。」
路地裏で入った際に、その光景を見れば口に出してそう言ってみる。
ついでに転んだ男性に目を向ければ笑みを浮かべて。
「この辺は危ないからね、特にこの時間はさらに危ないと聞く。早めに帰ったほうがいいと思うよ、あーでも。」
すんと鼻を鳴らせば目を細めて、5mほど距離の離れた彼女へと視線を移す。
煙草を口に咥え、火を点ければ、煙を吐き出した。
「君には少しお話があるかなぁ...どうもいい匂いがするからさ。」
■刃々斬鈴音 > 「えー?でも、鈴音は走ってきたのも悪いと思う。
ぶつかってたら怪我してるよ!!」
転んで怪我した様子の男にめっ!!とか言ってしかりつける。
生徒なのかと言う問いに対しては答えない。
「いい匂い?おじさん鈴音をナンパしたいの?
でも鈴音タバコ吸ってる人嫌いだから鈴音はお話ししたくないな…。」
かなり痛そうな様子でやはり逃げるように行く男を見送くればこの路地には二人きり。
二人の距離は近づかない。
少女の鞘に入った刀からの匂いが少し強くなったような気がする…。
■ジョゼフ・マーキン > 「確かに、でもだからと言ってああいう悪戯は辞めたほうがいいと思うよ?最近は怖い人多いからね。」
一口煙草を吸えば、虚空に煙を吐きつけ、携帯灰皿に煙草を捨てれば。
問いに答えない相手を目を向ければ。
「ナンパ...で済めばいいんだけど...。あぁ、すまないね。さて、これでお話ししてくれるかな?」
スンと鼻を鳴らせば違和感に気づく。元の世界で四六時中嗅いだこの匂い、鉄の匂い、忘れるわけもないと背負っている獲物を小脇に置けば。
「君からはどうもいやーな匂いがする訳。学園の先生としても、色々教えて欲しいなぁって?」
自分が纏うそれと同じ匂い、同族だ。
■刃々斬鈴音 > 「分かった…もうしないね。」
拗ねたような口調でそんな風に言う。
実際にしないかどうかはともかく…。
「ナンパで済まないの?そういうの鈴音良くないと思うな…。
でも、タバコ止めてくれたからお話ならいいよ!」
無警戒に無造作に距離を縮める。
「おじさんは何が聞きたいの?というかおじさん先生なの!?
へー。」
珍しそうに視線を顔と地面に置いた布に包まれた荷物とに交互に目をやる。
■ジョゼフ・マーキン > 「いい子だ。素直な子はおじさん大好きだよ。」
笑みを浮かべ、嬉しそうにそう言ってみる。
相手の言い分など気にしない、目の前の相手は獣だ。
距離を詰められ、獲物をぐっと強く持つ。
「おじさんがお嬢さんに聞きたいことはたった一つだけだよ。」
無警戒...という訳ではないだろうと思いながら作った笑みを解けば目を細め、鼻をすんとならす。
「お嬢さんからは血の匂いがする。体に染みついたその匂いは簡単にゃ消せない。
お嬢さん...アンタ何をしてきたんだい?」
興味ありげに自分と獲物を見る彼女を見据えれば、そう問いかけた。