2018/02/17 のログ
ご案内:「路地裏」にアーバリティ エルグランデさんが現れました。
■アーバリティ エルグランデ > 「ふむふむ…これ面白そうかな!」
古びた、今に崩壊してもおかしくない壁の上に座って魔術の本を読む。
最近の強者との連戦に幸運を喜ぶと同時に自身も戦力アップを計ろうと思ったのだ。
そのために魔術の本を売る違反者をぶち転がし奪い取った魔術の本で新たな魔術を開拓する。
今のところ彼女の目を引いたのは電撃の魔法ー雷属性ーと瞬間移動である。
後者は大量に魔力を食うが…
そして彼女の持つ最強のーただし一つのものにしか効果を発揮しないがーの劣化版とも言えるシールドの魔術だった。
とりあえず覚える魔術をこれらに定めて電撃の魔術の項目に視線を注いでおり
■アーバリティ エルグランデ > 「………よし!覚えた!」
数分間、本を凝視し続け、魔術の発動方法を暗記する。
魔術は使うほど体内に経験が蓄積され使い方を意識する必要が無くなる。
逆に言うと覚えたては意識する必要があるということでー
触手を一本出して近くの関係無い建物の壁にぺたりとくっつける。
そしてー
「『宝雷』!」
目を潰しそうな程の光が発生し壁が、建物が音をたてて崩壊する。
思っていたより高い威力に喜びガッツポーズをとる。
強烈な電撃によって死んだ触手を回復させてから引っ込めて再び詠唱。
放たれた電撃は空気を伝い追い討ちをかけるように崩壊した建物に襲いかかり派手に土煙をあげる。
空気を伝うことに満足すればいくつか雷属性の他の魔法も試してみる。
全てなかなかの効果を見せてくれた。
そして次は瞬間移動を覚えにかかってー
■アーバリティ エルグランデ > 「…………うーん…難しそうかな…?」
瞬間移動の魔術を覚えるのにはかなり苦労したようだ。
先程の3倍、15分ほど本を睨み付けておりー
ようやく覚えたのか、先程の言葉を放つ。
覚えてなお自信無さげなのはこの魔術がそれだけ難しいことを示しており。
「…ふー…『空間転移』!」
名前は瞬間移動ではないが要するに瞬間移動。
移動先を意識しー
成功した。
崩壊した建物の瓦礫の上に降り立った(?)彼女は成し遂げたという感じがひしひしと伝わってきて。
あと二、三回繰り返せばシールドの魔術の使用方法を暗記しはじめて…
■アーバリティ エルグランデ > 「なーんだ…簡単じゃん」
一通り目を通しての第一声がこれである。
軽々しく、呆れるように言い放たれる。
何故なら普段のマジックシールドと使い方はなんら変わらないからだ。
「何」から守るか指定しないだけで何からでもある程度守ってくれるシールドをはれるのだ。
「『防護壁』!」
彼女の前に一枚の円形をしたシールドが生まれて発動者を守らんと銀に輝く。
神々しいそれを眺めれば最初の二つを30分ほど練習して去って行ったー
彼女の魔術練習後は悲惨なもので建物は原型をとどめておらず、地面はひっくり返されていたというろ
ご案内:「路地裏」からアーバリティ エルグランデさんが去りました。