2018/02/20 のログ
ご案内:「路地裏」にアーバリティ エルグランデさんが現れました。
アーバリティ エルグランデ > 先日使って以来、かなり気に入った獣人の姿ーこの前とは一部違うがーで汚い壁ーできるだけきれいな部分を選んだが…ーにもたれて両の腕に本とライフルのような長い銃を持っており。

「えーっと……「収納」」

今日買ったばかりの銃だが大きすぎて常に持ち歩こうと思うとかなり邪魔だった。
火力と耐久性の2つのみに重点を置いたので仕方がない。
なので魔術で補うことにした。
先日あわれな店主をぶち転がして手に入れた魔術の本多数をあさり良さそうな魔術を探し出した。
内容は物を謎空間に仕舞えるといったものだ。
仕舞う物の体積が大きいほど魔力消費量がー微々たるものだがー多くなる。
そして限界もある。
しかし銃、しかも長い銃を仕舞うには充分だ。
魔術式を構成し、魔術を発動する。
黒とも白とも言えない謎の物が手元に現れる。
うまくいったことに拳を握って表情を嬉しそうな猫に似たものに変えれば銃と本を雑に放り込みー

「閉じろ…おお閉じた閉じた」

謎空間がシュッと閉じたのを確認すれば軽く欠伸ー気分の問題でしかないーを漏らして伸びをする。

アーバリティ エルグランデ > 「あー…今日あいつに会えればよかったんだけどなー…戦いたいなー。
折角武器も手に入ったしー」

先日で会った切人のことを思い浮かべる。
彼とは早いところ決着をつけたいが昨日はお互い武器選びが目的だったため戦闘はしなかった。
しかし今日は武器も手に入、こうして暇している状況にある。
彼でなくとも風紀委員ー最近僕に目をつけたらしいしーとでも会えないものか、と期待を込めて辺りを見回すが人影等見当たる気配もなく…

「やっぱり…こっちから出向いてみるのもいいかもなー…」

下手な組織とは訳の違う、風紀は強力な戦闘組織だ。
とくに特別攻撃課は強いらしい。
先日イチゴウと会った場所では二人でそこそこ大きめの組織を崩壊させていた。
やはり桁違いなのだろう。
是非ともまた戦いたいものだ…

「歩いてれば会えるかなー?
ふーきいいんさんでーておいでー」

何かのリズムに合わせて大きめの声を出して多少の期待と共に路地裏を歩き出した。

アーバリティ エルグランデ > 「これで出てきたらすごいけどねー」

相手が準備万端、迎撃体制にあるところに出ていくのは余程の実力者かどうしようもない愚か者である。
そんな愚か者は風紀にいないことを信じて前者を探るために叫んだが今のところ来る気配は無い。
風紀といえど24時間パトロールや任務でこんなところにいるわけでは無いだろう。
風紀のロボットを半壊させた相手に好んで戦いを挑むものもそういないだろう。
少し最近やり過ぎな気がする、と自分をかるーく叱咤しながらも強者と戦いたい気持ちは収まる気配どころか膨らむのを止める気配すら無い。
十字路に差し掛かったところで大声の内容に風紀が本当に来るかもしれないことを恐れたのか、一人の細い顔色の悪い男が口に人差し指をつけて静かにしろ、と言ってくる。
雑魚の戯言と判断して無視し、前に進み続けて。

アーバリティ エルグランデ > 「もう違反組織でも叩き潰しに行こうかなー…
数あれば多少は楽しめるでしょーし」

別に虐めたりすることが好きなわけではない。
出来れば強者と戦いたいが数が多いと時には一人の強者より厄介になる。
…はずだ。
今までそんな事はなかったが。
組織の中にそこそこの奴がいることは多いがそこそこ程度では何も楽しくないのだ。
やはり強者との戦いが一番楽しい。
一度立ち止まり冷えた土の上に座り込み後ろに手をつき溜め息を吐く。
道を塞ぐ座り方のため表であれば咎められるがここでば誰も咎めない。
自分のためにならない咎めなどしてる余裕は無いのだ。
それにここは力の世界。
上位者に文句や悪口を言ってしまい消される者は多い。
そのため誰もが言動には常に注意するものである。

「あーあー……そう言えばアレって使えるのかな」

アレとは殺した一級学生から奪った学生証的なやつである。
アレさえあれば一級学生と同じ施設を利用できるそうだが正直使う事などないので使えるかの検証を後回しにしていたのだ。
いい加減しておくかな、と思いつつ立ち上がれば再び歩きながら大声で風紀を呼び続ける。

ご案内:「路地裏」にアーバリティ エルグランデさんが現れました。
アーバリティ エルグランデ > 「だーれも…いない…かなぁ…」

残念そうな声が口から漏れるように放たれる。
強者と戦うどころかここ2日戦闘すらしてない。
麻薬のように、戦闘、特に強者との戦闘はやめられない。
2日分晴らす方法など強者との戦い以外無いだろうが…
とりあえず一日分でも晴らすべく、適当な組織を崩壊させる事を決めると来た道を戻り出す。
ついでに途中で静かにしろなどという口を叩いた男を殺しておこうか、等と考えており。

「体力の無駄だし見逃すかなー」

どうせ強くなるわけでもないが。
別に苛立ったわけでも無いし放っておくことにする。
あの様子だとそろそろ栄養失調か病気で死の道を歩き始めそうであったし。

一度立ち止まって空を見上げる。
ここは暗いため星がよく見える。
歓楽街の方向に少し光が見える。
カジノでも行ってみるのもいいかもしれないな、等と考えており。