2018/07/13 のログ
ご案内:「路地裏」に江風 白さんが現れました。
江風 白 > (中身の詰まったアイスボックスを重そうに運びながら、目的地へ向かう。
学園には何とか入学できてはいるものの、やはりお金が足りない。という訳でバイトである。)

これでどれくらい稼げるかな...。こういうのあまりしたくはないんだけど...。

(街灯の光しか当てのない暗い道を進む。
寝ている浮浪者、捨てられた空き瓶、まき散らされている吐瀉物。
見て見ぬふりをしながらも足早に進む。)

江風 白 > (小さくも荒い息を漏らしながら目的地に到着する。が、受け取り人が見当たらない。
少し早すぎただろうか?周囲を見渡すも人影はない。)

少し早かったかな...。生ものだから早く渡して帰りたいんだけどな..。

(足元にアイスボックスを置けばふぅと一息。今更だが携帯端末を確認すれば少し遅れるとのこと。
こんなことならいつもみたくギリギリに来ればよかったと今更。)

江風 白 > (早く来ないかな、なんてそんなことを考えていると足音が聞こえる。
それが受取人だということを確認すれば、笑みを浮かべてお辞儀をする。)

お待ちしてましたよ。お約束のお品物です!今回は少し多めに用意してます。

(それを聞けば、受け取り人は中身を確認する。中身は形容しがたい赤い何か。
無論、全て数時間かけて自分から引きずり出したそれだ。
先生達から頂いた体をこういう風に使うのは気に食わないが、手段は選べない。)

貴方方とは仲良くしたいですからね、僕からの気持ちですよ。

(張り付いた笑みのままそういえば、箱は閉じられ、厚めの封筒が手渡される。これでしばらくまた生活ができると思うといい仕事をしたと思う。)

江風 白 > うん、ではそろそろ失礼しますね。
また見つかると面倒ですから...。

(笑顔のままその場を後にする。そういえば最近自分を嗅ぎまわってる連中がいるらしい。
彼らのケアもしないとこれも続けられないなと。そんなことを思いながら。)

ご案内:「路地裏」から江風 白さんが去りました。
ご案内:「路地裏」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > それは、殲滅では無く狩りであった。
狩猟では無い。獣が獲物を追い立て、喰らい尽くす様な狩り。

逃げる者は撃たれた。動けぬ者は潰された。車に乗り込んだ者は、車体ごと炎で炙られた。
以前の様に、他の風紀委員の所へ追い立てたり、わざと逃がす様なものでは無い。
ただただ、獲物を殺し尽くす殺戮。主の命を受け、金属の異形達は思うがままに蹂躙した。

「狭い所に逃げ込めば、このデカブツは入り込めないと思ったか?良い判断だが、こんな薄い壁では障害物にもならんよ」

撃たれた足を引きずり、路地裏へと逃げ込んだ違反部活の構成員。しかし、逃走用の抜け道があるべき場所には、崩れ落ちた壁とその壁を乗り越える巨大な異形の姿。
絶望に打ちひしがれる男の背後から、金髪の少年が声をかけた。

「もう少し逃げ回ってくれても良かったが…まあ、十分楽しめたよ。お疲れ様」

そして、少年が右手に構えた拳銃が、乾いた発砲音を上げる。
崩れ落ちる男を醒めた瞳で眺めながら、任務終了の報告を通信機に告げた。