2018/09/02 のログ
ご案内:「路地裏」に黒峰龍司さんが現れました。
■黒峰龍司 > 最近、落第街やスラムで幅を利かせている『パンデミック』騒動。
乗り遅れた…と、いうかここ数ヶ月は島の『外』をブラついており、日本全国を放浪していた訳だが…。
「……で、帰ってきてみたらすっかり出遅れてんなこりゃ」
ついさっきも、赤いゾンビやら何やらに襲われたが凍結粉砕で纏めて粉々にしておいた。
風紀に目を付けられると面倒なので、その場をさっさと離れはしたが…相変わらず騒動には事欠かない街な事で…。
手近な路地裏の壁に背中を預けつつ、懐からアメスピの黒いパッケージを取り出せば、片手で一本抜き出して口に咥えて。
そのまま無詠唱で煙草の先端に点火。ゆっくりと紫煙を吐き出しながら軽く首や肩をコキコキと鳴らして。
「あーー外も悪くねぇが、こうも動いてねぇと鈍ってしょうがねぇな…。」
■黒峰龍司 > 「広域探査魔術は…どうせ他に妨害か逆探知されるのがオチだしな…地道に大元を探すか?
…つーか、魔術じゃなくて異能主体だと俺にゃ分が悪ぃかもしれねぇなぁ…。」
まぁ、探してどうするかと言えば特に考えていない。男にとってこの騒動は暇潰しだ。
知人が巻き込まれていたら助力程度はする…が、積極的に沈静化に動く気は無い。
そういうのは風紀や、パンデミックで被害を被っている裏の連中の領分だろう。
「…最近は八百万のヤロウも捕まらねーし…ま、自分のをアテにするしかねーか」
これでも、情報屋経験を積む中で独自のネットワークを築きつつある。
まだまだ粗も穴も多いが、それを埋めたり修正するのは面倒だが意外と暇潰しにもなる。
煙草の煙を宙へと吐き出しつつ、さぁてどうしたもんかねぇ、と。
■黒峰龍司 > 「……そういや、俺にも異能はあるみてーなんだけどなぁ。」
以前、学園の禁書庫で出会った女生徒の不思議な歌。その歌で男も異能に目覚めた…らしい。
らしい、というのは未だにどんな異能かハッキリしていないからだ。
一応、嫌々ながらも”隠蔽工作はしつつ”異能判定検査を研究区でして貰ったが…。
「――結果は、異能反応はあるが不安定でハッキリせず。大まかな系統すら不明、ねぇ」
この学園は異能も魔術も研究は進んでいるらしい。少なくともこの世界では有数なのだろう。
で、異能の形がまだ定まっていないという意味合いで【無形】という仮称を付けられた。
勿論、微弱すぎる異能反応がある以外は何にも恩恵も代償も無いものだが。
「…こっちの世界の方が異能については俺の世界よりは進んでるっぽいからな…。
ぼちぼち判明したらこっちとしても助かるんだが。」
現状は、異能はあるが未知数どころか形にもなっていない。赤子以前の状態と見るべきか。
ご案内:「路地裏」に黒峰龍司さんが現れました。
ご案内:「路地裏」に黒峰龍司さんが現れました。
■黒峰龍司 > 「…さて、こうしててもしょうがねぇ、ブラつくか」
落第街やスラムの様子を探るのもいい。そのまま、短くなった煙草の吸殻を一瞬で灰にして風に流して。
そのまま、両手はスーツのポケットに突っ込んで気だるそうな足取りで歩き出して。
ご案内:「路地裏」から黒峰龍司さんが去りました。