2018/09/13 のログ
ご案内:「路地裏」に國宏一実さんが現れました。
國宏一実 > 「恥を知れこの犯罪者がッ!!」

路地裏に響く怒号。その声から数舜後、鈍い音が路地裏を満たす。
振り切った拳を強く握り、犯罪者と呼んだ相手の胸倉を掴む。
怒り、憎悪、様々な感情が自分を満たし、それら全てをこの屑に叩き込む。

「何したか分かってんのか?この屑野郎がッ!!」

顔を掴み、コンクリートの壁に思い切り叩きつける。
これでも怒りは、憎しみは収まらない。脳内で異形はやれやれと言わんばかりに溜息を吐いている。
殺しはしない。ただこいつには死んだ方がマシな目にあわせてやる。

國宏一実 > 『オイ。』

「んだよ、水差さないって約束だろうが。って...あぁ、わかったよ。」

次はどう痛めつけるか、そう考えていると静かに異形が語り掛ける。
舌打ちをして異形の方に意識を向け、ここで正気に戻る。
胸倉を掴んでいた相手はビクビクと痙攣するだけで意識らしいそれはなかった。

「もう終わりかよ...。」

軽蔑の目をそれに向ければ、道のわきに投げ捨てる。
異形の制止がなければ殺していただろう。それだけは絶対にしてはならない。
深呼吸をして落ち着けば、投げ捨てたそれを見つめ。

國宏一実 > ただでさえアンデッド相手に忙しいのに、こういう時に限ってこういう奴が増える。
だが、ここらへんで身を潜めてた奴を狩れると思えば一石二鳥で都合がいい。
それに最近は異形化しなくてもある程度戦えるようにもなった。

「この調子なら安定はしそうだな、居候。」

異形に声を掛ける。姿形はないが、こちらの声は聞こえているだろう。
返答はない、何か言ってもいいじゃないかと不機嫌そうな顔を浮かべた。