2018/11/18 のログ
神代理央 > 僅かな金属音に視線を動かすと、売人の死体を押さえつけたままの異形がこのままで良いのかとばかりに義眼を動かしていた。
もう動いて構わないと思念を送り、再びピルケースに視線を戻そうとして―

「……あれ、今、コイツの考えてる事……というより、異形が思考…?」

もう一度己の召喚した大盾の異形に視線を戻すが、何事も無かったかの様に微動だにせず鎮座している。
気の所為だっただろうかと、僅かな違和感を覚えながらも緩く首を振った。

神代理央 > そんな思考をかき消すように、端末が鈍い振動音と共に震える。
開いてみれば、落第街近辺にて大規模な魔力反応の報告が複数寄せられていた。
相も変わらず厄介事ばかりか、と深い溜息を吐き出して―

「…面倒事にならなければ良いが」

恐らくは面倒事になってしまうのだろうが。そろそろ冬期休暇前の試験勉強も始めなければならないし、どうしたものかと再び溜息を吐き出した。

神代理央 > 「何にせよ、早いところ調査結果が出てくれれば良いのだが」

制御薬にしろ、アンデッドにしろ、任務の回数が増えることはあっても減ることは無さそうだ。
待遇改善を訴えても良いかな、等と少し悩みながら、鼻歌交じりに薄暗い路地裏を後にした。

ご案内:「路地裏」から神代理央さんが去りました。