2018/11/24 のログ
白鈴秋 > 「了解だ、約束通り後処理は任せるぞ。お前の手柄にしておいてくれ」

 ヒラヒラ手を振るう。
 もし追撃となればこんな場所だ。最悪逃げられていたかもしれない。

「本当にな。まぁ買い手の身分を洗い出せば……その辺はわかるはずだ」

 視線を地に伏している男達に向ける。
 ここから先、風紀委員の尋問が始まるだろう。まぁある意味で彼らにしてみれば幸運だ。風紀なら尋問で済む。本来なら強制的に割らされていたのだから。

「さて、じゃあ俺はそろそろ行かせてもらう。風紀に鉢合わせすると面倒な事この上ないからな……今度は物騒な場所じゃなくて普通に飯屋かどこかで会いたいものだな」

 軽く手を上げると建物の上へと消えていく。足音はすぐに消えてしまうだろう。

ご案内:「路地裏」から白鈴秋さんが去りました。
ご案内:「路地裏」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > 「違いない。瓦礫と硝煙ではなく、陽光と珈琲の匂いが揺蕩う場所で、落ち着いて話をしたいものだな」

異形達が取り囲む男達に一瞬視線を向けた後、僅かに苦笑しながら飯屋かどこかで、と告げる彼に頷いた。

「ではな。貴様なら大丈夫だとは思うが、帰り道は気をつけ給えよ」

立ち去る彼を見送り、入れ違いの様に近づいてくるサイレン音を耳にして吐息を吐き出した。

結局、制御薬そのものに関する主要な情報は得られなかったものの、大量の制御薬を事前に抑えられた事について満足そうに目を細めつつ。やって来た後処理の車に乗って路地裏を後にした。

ご案内:「路地裏」から神代理央さんが去りました。