2015/06/11 のログ
ご案内:「スラム」に白崎玲刃さんが現れました。
白崎玲刃 > 指名手配される以前は考えもしなかったが、こうも堂々と聞き込みが出来るというのはいいものだな。
【そう落第街にあるスラムの片隅で苦笑いと共に呟いている男がいる、彼の名は玲刃である。先の事件により、指名手配の解けた玲刃は、久しぶりにスラムへと情報の聞き込みに来ていたのであった。】

白崎玲刃 > 【スラムにて情報の聞き込みを行っていた玲刃は、とても数日間に起こったとは思えないほどの、数多の情報を得ていた。】
しかし、だ。こうも数日間に立て続けに何かしら起こってるとはな…どうなってるんだ?この学園は…
【それらの情報を聞いて、現在思い出しながらそれらの情報を吟味している玲刃は、流石に苦笑いを浮かべるしか無かったのである。】

白崎玲刃 > しかし、まさかドラゴンとはな…俺も依頼で小型のドラゴンとはやり合った事があるが…落第街とはいえ人通りも多い方の中央区に、しかも、貴種龍のグリーンドラゴンが現れるとはな…冗談としか思えない話だが、見たって奴も多数いるしな…本当にどうなってるんだよ、この学園…
【彼は疲れた様な苦笑いでこの冗談としか思えない様な真実の情報を思い浮かべて思考する。玲刃が実際に現場に居た、炎の巨人は勿論、その前日には、落第街中央区に「門」が開きグリーンドラゴンが現れたという情報があった。そのグリーンドラゴンはその場に居合わせた勇気ある生徒達によって無事「門」の向うへと押し返されたらしい。】

白崎玲刃 > そして、転移荒野への不審な巨大建造物の転移に、歓楽街での異形騒動ねえ…歓楽街での騒動には魔王バラルを名乗る少女が関与していたという噂がって、そして、転移荒野の建造物は、城の様な建造物らしいな…まさか、魔王城とかな?まさかな…ははは、まあ、異世界の創造神様も破壊神様もいると来たこの学園だ、今更、魔王が来た所で驚くってのもな…はは
【彼は聞いた2つの情報を照らし合わせながら、またしても疲れた様な苦笑いを浮かべて呟く。歓楽街での異形騒ぎにおける魔王を名乗る少女、そして、転移荒野へと現れた謎の建造物、果たして二者にはどのような関係があるのであろうか。】

白崎玲刃 > 後は、夜な夜な行われているといわれる、高速道路でのレースに、突然届く「生きるということは素晴らしいことだ」と書かれた謎のメールに、風紀委員を切りつけた刀を持った少女、そして、魔術師喰いときたもんだ…細かな事だけどもこれだけある…流石に事件多すぎだろ……
【他に聞いた細かな事件について、思い起こしながら要調査と書かれた紙にメモしてゆく玲刃、その顔はげっそりとしていた。】

白崎玲刃 > 更には、ロストサイン関係だと、これまた沢山あるな…ロストサイン壊滅したんじゃなかったのか……?
【ロストサイン関係と思しき聞いた噂を思い出しながら、ロストサインは壊滅したのでは無かったのか?と疲れ切った様な笑みで首を傾げる玲刃であった。】

白崎玲刃 > ロストサイン、かつて俺が雇われてたあの組織には長であるグランドマスターの下に8人のマスターがいた筈だ…とはいえ、俺が実際に見た事があるのは数人だけで、話した事があるのは、俺を雇った戦創屋<ウォーモンガー>だけだな…
で、8人には二つ名が存在したはずだ、確か、葬戯業<メメントモリ>、失落園<フォールアウト>、殺刃鬼<ヒトキリ>、時刻剽<デイウォッチ>、調慄者<ピースメーカー>、そして、戦争屋<ウォーモンガー>か…残り2人、仙人と吸血鬼はなんだったかな、まあ、忘れたものは仕方ないか…
【玲刃は真剣な表情で眉を顰め、己がかつて雇われていた組織であるロストサイン、その幹部についての事を思い出しながら呟いていた。】

白崎玲刃 > まずは、殺刀鬼<ヒトキリ>だな。こいつは、落第街大通りでの目撃例、あとはこのスラムでの目撃例に、落第街での喧嘩騒ぎか…ふむ、落第街を中心に活動していると見るべきか…。しかし、そういえば、あいつとは、先日俺の家の跡地でも遭ったな。あいつは正直こちらから挑みか掛らなければ危険度もそこそこって感じだな…ただ、真正面から戦ったら俺だったら、確実に負ける、それは確かだ。だからこそ、何か対策が必要だな…
【和服で長い白髪で刀を2本持った男について聞いた情報を、頭の中で整理しながら、玲刃は真剣な表情で呟く。東郷は確実に強者である、故に何らかの対策を立てねばならない。だがしかし、今現在において、有効な対策は思いつかず。】

白崎玲刃 > カジノに出没した…というのは、仙界と言ってたらしいな、つまり、仙人か。こいつとは、面識が無い故にどれくらいの力を持ってるかはわからないが…
【カジノに現れたという、ロストサインを名乗る褐色の童女について、考える。玲刃は、彼女とは面識が無かった為、彼女がどのような人物でどのような強さを持っているのかはわからない、しかし】
カジノでは、「門」を開き何らかの生物を呼び出そうとしたらしいな…未遂で終わったそうだが。しかし、仙術か…混成補助魔術にも一部の理論を組み込んだ事があるが、もう一度調べてみるのも良さそうだな…
【カジノでの彼女の行動についての情報を思い起こしてメモを取りつつ、彼女が使うという仙術について、図書館なりなんなりで、本を使って調べようと、玲刃は考えたのであった。】

白崎玲刃 > そして、弱水の海岸で艦艇と戦闘していたといわれる漆黒の騎士。ロストサインのマスターで漆黒の鎧を身に纏ってる奴といったら、あいつしか居ないか…失落園<フォールアウト>。
もし艦艇と戦闘して勝っているというこの情報が真実だとしたら、正直戦うのは自殺行為だな。それに公安委員の予知の巫女も撃破されたそうだとすると、相当の使い手だな…こいつ相手には何か弱点を見出さなければ勝機は無いだろうな。
【艦艇に勝利したという、黒い鎧を纏ったマスターの情報を聞き、玲刃はその戦力に驚愕を禁じ得なかった。そいつと戦うのは、何らかの確実な対策を立ててからでなくては難しいだろうと、玲刃は自分の力の及ばなさを感じ、悔しげに唇を噛みながら思考する。】

白崎玲刃 > 最後に、学園のカフェテラスや公園更には、第一教室棟の屋上にまで現れたという、ウェインライトだな。こいつは、ロストサインに雇われてた時に聞いた噂だと、絶大な力を持っていたらしいが、情報を聞く限りだと、現在は力を失っているらしいな。それに、他の情報によると、 すぐ死ぬらしい…一体どういう事なんだ…
【かつて猛威を振るっていたという噂を聞いた事のある、ウェインライトが出没したという情報を得て、玲刃は最初驚愕したものの、力を失っていたすぐ死ぬという情報を得て、困惑し別の意味で驚愕するのであった。】
しかし、だ。こいつについてはBBSにも書き込みだあったな…敵意が無く力を失っている為、更生の見込みがある…か。随分と偏った内容ともとれる書き込みだったが、得た情報を吟味する限り、真実の可能性もあるな…それに、だ。もし、ウェインライトをこちら側へ引き込めれば、戦力とは期待できずとも、他のマスターに関する情報を得て対策を練れるかもしれないな…
【PCショップで買ったエロゲを隠れ家へと持ち帰った際にパソコンでBBSを見た時に見えた書き込みを思い出しながら、玲刃は真剣そのものの表情で考える。もし、ロストサインのマスターの一人をこちらへと引き込めれば、他のマスターの情報を更に得られるのではないかと。】

白崎玲刃 > 今の所、出没の情報があるのは、この4人か…
あと何人生き残ってるのかはわからないが、これで5人の生死は確実になったな。
【真剣な表情で考え込みながら呟く玲刃。しかし、今、玲刃は何と言ったであろうか、5人の生死は確実になったである。現時点で4人しか情報が無いのにも関わらず、何故彼はそう言ったのであろうか。それは、何故ならば…】
戦創屋<ウォーモンガー>…俺を雇ったあいつはあの時に心臓を貫いて殺した筈だ…生き返ったりでもして無い限り、あいつは死んでる筈だ。あいつにだって、入念に何重にも罠を張り巡らせたうえでやっと勝てた様なものだ…そんな奴が、いや、それ以上の奴が、この先4人…いや、3人か(平然とウェインライトを省く玲刃であった。)、は確実にいるって事だろ…それに、情報の無い他のマスターにも生きてる奴はいるかもしれない…これはちょっときつ過ぎる戦いになるな……
【かつて玲刃が殺した戦創屋<ウォーモンガー>も他のマスターに漏れず強敵であった。玲刃は戦争屋<ウォーモンガー>を幾重にも罠に掛けたうえで戦ったにも関わらず苦戦を強いられ、右腕を失うほどですらあった。それほどの強敵が最低でも他に3人、場合によっては6人である。正直きびし過ぎる戦いと言えるであろう。
故に玲刃は考える、これから先、ロストサインに立ち向かっていく方法を、彼の強力な力を持つマスター達に立ち向かってゆく方法を…そして、何れ現れるであろう、それらのマスター達よりも更に強力な存在であるグランドマスターに立ち向かう手段を…玲刃は考え続けるのであった。】

白崎玲刃 > っと、もう得られた情報はこれくらいかな…
【そう言って、玲刃は寄り掛っていたスラムの片隅の壁から立ち上がる。】
よし、空も明るくなってきたし、そろそろ帰るとするかな…いや、いっそこのまま学園に向かうか…?
【玲刃は、飄々とした笑みで呟きつつ。どっちにしようか考えながら、スラムから出て何処かへと歩いて行くのであった。】

ご案内:「スラム」から白崎玲刃さんが去りました。