2015/07/08 のログ
ご案内:「スラム」に石蒜さんが現れました。
石蒜 > 暇、落第街のスラムを歩く少女。漆黒の白衣と血のよう紅い緋袴を履いた少女、石蒜の頭のなかそれで埋め尽くされていた。暇だ。
最近落第街は割りと平和だ、グエンも暴れていないし、殺刃鬼とかいう人斬りもおとなしい。そして私、石蒜はここで暴れないという約束を守っている。

石蒜 > いや、暴れてもいいが騒ぎを起こさないが条件だったかな?
確かそうだ、それで後片付けもちゃんとすればいい。
ならそれはそれで楽しみ方があるじゃないか。
石蒜の口が三日月のように裂けた。笑っている。

石蒜 > 今はサヤも眠っている、存分に殺せる。体の中の混沌に働きかける。
どろり、と石蒜は漆黒の液体へ溶けていった。

そのまま地面に染みこんで、外からでは殆ど見えない状態のまま、移動する。
狙いは、少し離れたところに、路上で寝ている哀れな少女。

石蒜 > ゆっくりと這い寄っていく、音を立てず、気配を出さず……。

そして石蒜は寝ている少女の真下についた。
漆黒の液体が触手に変じて、少女を縛り、引きずり込もうとする。
突然の拘束に目覚め、驚く少女。助けを求めて泣き叫んでいる。
「うるさいなぁ、静かにしてくださいよ。」黒い液体から、石蒜の上半身が出現する。それを見て、少女はさらに悲鳴を上げた。

石蒜 > 少女の口に、黒い触手が突っ込まれる。
「これで静かになった、どうですか?私の言ってることわかりますか?わかってるなら首を縦に。わからないなら殺します。」細い触手が少女の首に巻き付いた。少女はガクガクと首を縦に振る。
「よろしいよろしい、では質問しましょうか。」

石蒜 > 「騒いだら首を絞めます、落ち着いて答えましょう。正解したら帰してあげます。」少女の口を塞いでいた触手が外れるが、少女はガチガチと震える歯がぶつかる音を立てるだけ、何も喋らない。
「よろしいよろしい、では質問です。あなたは誰ですか?」

石蒜 > 少女は恐怖につっかえながら、自分の名前を告げた。
「名前ですか、じゃあ同じ名前の人はみんなあなたなんですか?違いますねぇ、不正解です。腕を折りましょう。」太い触手が、少女の腕に絡みつく。ギリギリと力が入っていく、少女がまた叫びそうだったので口は塞いだ。

石蒜 > 「ほーらポキンと行きますよー?」徐々に触手に力がこもっていき、ある一点を超えた時。ボキッという音が腕から響いた。
「おー痛そうですね!ですが、めげずに頑張っていただきましょう
!」
「次の問題です」口から触手が外される。
「あなたは、誰ですか?」少女の顔が絶望に歪む

石蒜 > 少女は一瞬考え、生年月日や学年、二級学生であることなどを口早に叫んだ。
「ふむふむ、生年月日、学生なんですね。でも、同じ日に生まれて二級学生やってる人が他に居るかもしれませんね、その人達はあなたなんですか?あるいは、学年進んだり、正規学生になったらあなたはあなたじゃなくなるんですか?違いますねぇ、不正解です。もう一本折りましょう!」

ご案内:「スラム」に白崎玲刃さんが現れました。
ご案内:「スラム」に久藤 嵯督さんが現れました。
石蒜 > また泣き叫び初める口を、石蒜が自らの口で塞ぐ。そうしてる間にも、太い触手が少女の残った腕に絡みつく。
「ん……ちゅぷ、れろ……♥」恐怖を宿し、許しを乞う目を至近距離で見て、石蒜は楽しんでいる。
「ぷぁ……では左腕もいっちゃいま、しょー!」ボキリッ

白崎玲刃 > 【転移荒野での戦闘の後、開拓村にある隠れ家で数刻休んだ後
落第街へと情報収集へと来ていた玲刃は
路地裏にて少女が別の少女へと暴行を行っているという場面に出くわし顔を顰める、
しかし、投げナイフを投げたとしても被害者の少女まで傷つけてしまう事を配慮し
身体強化を発動しながらその場へと近づいて行く。】

………石蒜か。
【近づいた玲刃は、暴行を行っている少女が石蒜だと気付き顔を更に顰める
サヤを救うと決意したものの石蒜を元に戻す手段が未だ思い付かず
どう対応するべきかと測りかねながらも、とりあえず、被害に遭っている少女を逃がすべく身構えて近づいて行く。】

久藤 嵯督 > 突如として、触手のもとに二本の苦無が飛来する。
柄尻の輪には強化されたピアノ線が通っており、苦無の軌道をより確かなものにせんと制御している。

「―――よう、石蒜。騒がせなければ見つからないとでも思っていたのか?」

道の奥から、ゆらりと歩いてくる黒い影。白金の頭髪だけが、暗闇の中を照らすようにゆらゆらと揺れている。
”糸”の索敵範囲に入りさえすれば、発見することは容易い。ただし時間と位置が近ければ、の話ではあるが。
今宵は、それが近いものであったのだ。

石蒜 > 「はぁー……」肩をすくめてため息。
「人がせっかくそちらに配慮して静かに楽しんでるのに……。」困ったなぁ、といった風に笑う。

そして近づいてきた白崎に気付き
「白崎さんじゃないですか、どうしました?私を助けに来てくれたんですか?サヤの心にトドメを刺した時みたいに」嘲りの笑み、挑発の笑み。

白崎玲刃 > ……!?新手か…いや、とりあえずは敵では無いか…
【突如飛来した苦無を察知し警戒するも、
その軌道が自分では無く石蒜の方へと向かっている事を確認して苦笑いと共に呟く。】

ははは、助けに来たと言いたい所だが、生憎今は方法が見つかって無くてな……
すまないが、今は助けに来たわけじゃあないさ。ほら、サヤの時みたいに余計な事をしてもいけないだろう?
【石蒜の挑発に対し、全く動じた様子も無く、
冗談めいた笑みで皮肉めいた口調で言葉を返す。

そして、そのまま歩みを進め、石蒜に襲われている少女の元に歩いて行こうとする。】

久藤 嵯督 > 苦無に通された糸は、左右の薬指から伸びる糸と繋がっている。
もし少女を盾にするようならブレーキをかけられるし、貫いたならばそのまま引き剥がそうとするだろう。

「『マグロ』相手にそこまで欲情するとは、お前の股座も随分と安くなったもんだな」

見下すような視線と、皮肉気な嗤い。
内心がっかりすると同時に、この程度の事でしか溜飲を下げられないことを哀れんでいた。

「今までにどれだけそうやって遊んできたのかは知らんが……
 遊びたいってんなら、俺が相手になってやるよ。まあ、もう一人いるようだがね」

そう言って同い年と思わしき少年を見やる。

「風紀委員、久藤嵯督だ。この度は石蒜の確保を第一目標としている。
 俺はそのつもりで戦うが、構わんな?」

石蒜 > 苦無が突き刺さった触手はどろりと溶けて液体に戻った。

「じゃあ何しに来たんですか?この間みたいに中途半端な攻撃でも?いいですよ、私が気持ちいいだけですから!そういうの、大好きです!!」ずるり、と黒い液体の中から石蒜の全身が現れた。

「おっと、踊り子へのおさわりは禁止ですよ?」両腕を折られ息も絶え絶えな少女は、新たに生み出した触手によって、石蒜に正面から抱きつくような姿勢に固定された。まるで鎧のように、少女を纏う。
「アハハハハハ!!まさに肉の盾ですね。さぁさぁ、どうします?」


「アハアハアハ、でもやっぱり、生きのいい相手のほうが嬉しいですよ。痛めつけるより傷めつけられるほうが楽しい!さぁ来てください!私ごとこの哀れな少女を貫いてあげてください!」右手に異能を使って刀を呼び出し、構える。

白崎玲刃 > ふむ、風紀委員か……俺は、白崎玲刃だ。
石蒜の確保か…構わないが容易な事では無いぞ?
ああ、あとそうだな、もし協力が必要なら手を貸すぞ?
【苦無を糸で制御している男を一瞥して、言動から彼もまた険呑なタイプの人間だと判断し苦笑いする。
そして、名を告げた後、冗談めいた笑みを浮かべながら、
石蒜の確保に協力が必要なら手を貸すと告げた。】

何をしに来たってそりゃあ、助けに来たに決まってるだろう?お前じゃ無くてそっちの方を
ああ、いや今のところお前に攻撃をするつもりは無いが…
【そして、石蒜の言葉に、少女を指さして苦笑いを浮かべて応えながら、触手で固定されている少女の元へと近づいて行く
そうして、少女の元へと辿り着くと、
無謀にも、身体強化による力と速度で強引に触手群へと手を突っ込み少女を助け出そうとする。】

久藤 嵯督 > 糸を引き、苦無を回収する。

「だろうな。先ほど初めて見たが……あのように液体になられては、
 ただ締め上げるだけの拘束だと無理な話だろうな」

『しかし手が無いワケではない』と付け加えて、ふんと鼻を鳴らす。

「さっくりやってしまえば話は早いのだが、風紀委員の立場もある。
 なるべく生かして、どうしようも無ければ殺す」

つまり拘束のための手は尽くすが、それが駄目なら『現場の判断』で行動するということだ。

「何をするにせよ、被害は最小限に…だ。
 白崎玲刃。お前はまず、あの少女を救出しろ。援護位はしてやる」

元々この糸の技術は援護向きのものである。
単独行動の多い嵯督は一人用の技術をいくつも習得しているが、決して推奨されるものではないのだ。
自分が正面に立てないのは残念だが、明らかな前衛型との連携ならばこれがベストポジションなのである。
何事にもベストを尽くす性格上、無駄に状況を悪くすることは控えるのであった。

嵯督はポケットから二本の注射器を取り出すと、それらを束ねて首に射す。
射した箇所から緑色の筋が立ち、魔力のない肉体にソレが補填されていく。

石蒜 > 「親類縁者でもないのに必死なこと。」白崎が少女を剥がそうとすると、触手は少し抵抗したが、すぐに千切れ、あっさりと引っぱり出される。
白崎の視界、少女の肩と首の間からかすかに見える石蒜は、嗤っていた。
「アハハハー!!」引き剥がされた少女と合わせるように前に飛び、少女ごと白崎をつき貫こうとしている!

白崎玲刃 > ふむ……約束がある手前殺されては困るのでがな
それにあれは歪められた結果でもある、故にまずは
【殺す可能性もあると言い放つ久藤に対して、やはりそういう手合いかと理解しつつ、
石蒜を介錯しようとしていた時の自分を思い出しながら苦笑いしながらも、
畝傍がサヤを助けようと奔走している手前殺されては困るなと、いざという時に石蒜を久藤から逃がす事も考慮する。】

ああ、了解だ。
【そう言いながら、
石蒜から少女を引き離す、
しかし、】

……まずっ……
【石蒜が少女ごと玲刃を貫こうとしたのを確認し慌てたし表情を浮かべる】

とでも言うと思ったか?その手はお見通しだ
セット B
【ふりをして、直後に、にやりと悪戯めいた笑みを浮かべて
左手に隠し持っていた呪符を発動する。
呪符B(Barrier)つまり濃縮された防御魔法が込められた呪符、
一枚でも並の装甲以上の強度を誇る防護を展開するそれを3枚発動し
石蒜の刀から少女と玲刃を守ろうとする。】

久藤 嵯督 > 「ほう……」

中々の判断力を以って状況に対応する少年を見て、感嘆する。
学園にもこのような手合いがいたとは、あそこもまだまだ捨てたものではないということか。
何にせよ、面倒な助力が要らないのはこちらとしては大助かりだ。

これなら、割かし穏便に事を運ぶことになりそうだ。
少しばかり残念な気もするが、これはそういうゲームなのだから割り切る他無い。

「ならば、そうならないよう努めることだな」

石蒜を円で囲むように、両手の糸を地に這わせる。
際限なく伸びていく糸は、円の内側に呪文を描いていく。
少しでも魔術をかじったことがある者ならば、それが転移魔術の類であることが判るだろう。

石蒜 > ガギンッ!と突きは途中で弾かれた。並みの防御だったら貫いていたかもしれないが、ここまでの強度を瞬時にとは!「あはぁ♥」楽しめそうだ!
反動を利用して後方に飛び退く。
着地点に描かれる陣、転移か?となれば私を牢獄にでも連れて行くつもりか?
着地の直前、足の裏に魔術で斥力を発生させて、円から逃れる、だがぎりぎり、右足首が円の中だが。
「……♥」一部だけ転移されたらどうなるかな?期待に満ちた目で、陣と右足を見守る。

白崎玲刃 > …………ふむ。
【助け出した少女を抱いたまま後ろに飛び退きながら
久藤の書く術式を見て、久藤が発動しようとしているもの転移魔術の類という事を把握し
何処へ転移させるつもりかと訝しみ首を傾げつつも、
今は、腕を折られている少女への対処を優先すべきと判断し、
更に後退し石蒜から距離をとろうとする。】

セット C
【玲刃は後退しながらも、収納の魔術を判断し呪符Cを2枚ほど取り出すと、
少女のに呪符を当てて呪符C、治癒の呪符を発動させる。
呪符は1枚1枚が制作に1時間程かかる代物ではあるが、緊急事態であるが故に惜しむつもりは無かった。】

久藤 嵯督 > マジックカートリッジ二本分の魔力を以って発動した転移魔術は、石蒜の右足首だけを攫っていく。

右足首の行く先は、異能や魔術といった全ての超常をキャンセルする密室。
―――風紀委員の管理する牢獄だ。
転移で送ることは出来ても呼ぶ事は出来ない、一方通行。

「……まあ、それ位は足掻いて貰わねばな」

嵯督の首から、緑色の筋が引いていく。
が、再びマジックカートリッジによる魔力補充が行われ、緑色の筋が再び現れた。

手持ちの糸は一度陣を解いて、石蒜の逃れる先180度に複雑な結界を作り出す。

石蒜 > 右足首が消えた。直後、切断された足が地面に着地し、激痛を送ってくる。
「んひっ…♥」痛い!痛い!ああ最高だ!よだれが止めどなく口の中から出てくる、それをごくりと飲み込む。

逃げる先、つまり後方は塞がれた、なら!
九藤めがけて駆ける、右足首がない分ぎこちないが、それでも素早い。
「……♥……♥……♥」切断面が地面につく度に痛みが走り、快楽に表情が歪む。

走りながら左手で袖の中から小銭を取り出し、白崎と少女に向けて親指で弾いて連射した。
斥力で加速されたそれは、拳銃弾ほどの威力を持っている。

白崎玲刃 > ……っぅ!
【玲刃は弾かれた小銭を察知して咄嗟に抱きかかえていた少女を飛来する小銭の軌道から逸らすも
玲刃は、小銭の連射を受け、その身体のに数個の銃創を穿たれる
幸い急所は逸れていた様ではあったものの、小銭は銃弾と違い直径が大きく
小銭によって開いた穴銃弾によって開いた穴とは違い、回復魔術によっても穴は塞がらず止血程度にしかならぬのであった。】

ふむ……どうするべきか…
【玲刃は、石蒜を久藤に任せ、少女を抱いてこのままここから離脱するべきか、
少女を安全な場所に置き、久藤に助太刀するべきか
どちらにするべきか思案する】

久藤 嵯督 > 「……フ!」

石蒜がこちらに向かって駆けて来るのを見るなり、口元を歪に釣り上げる。
少なくとも白崎が復帰するまでは、命がけの打ち合いを楽しめるのだ。

……そう、思っていた。しかし現場の判断がそれを許さない。
今取り得る最善の行動は、自分が石蒜とぶつかる事ではないのだから。
三日月嗤いが、次第に引いていく。

「―――代われ、白崎玲刃」

返事は聞かない。石蒜に背を向けて、治療を追えた少女の方へと走っていく。
走りながら結界を解き、少女の下に魔方陣を敷いた。転移魔術の陣だ。

”久藤嵯督は、少女を確実に安全な場所に移そうとしている。”

その行動が、少年にどこまで伝わることだろうか。

石蒜 > ああ、楽しみだ、楽しみだ!殺し合いは楽しみだ!頬を歪ませて笑い、走っていると。
相手が背を向けた。
「ああ!逃げないで下さい、よ!」力場を右手に移し、斥力で加速させながら、刀を投げつける。それは弾丸のような速度で、回転しながら久藤の背中めがけて飛んで行く!!

白崎玲刃 > ………なるほど。
こちとら、怪我を負ったばかりなんだがな
【代われと良いこちらへ向かって駆けてくる久藤に苦笑いを浮かべ苦言を申しながらも頷くと
玲刃は少女を下ろし、そのまま駆けてくる石蒜へと向けて駆けながら】

そうは、させるわけにはいかないんだな…!
【収納の魔術を発動し大剣を取り出すと、久道へと目掛けて投げられた刀へと向けて
玲刃自身も身体強化による音速の半分程の速度で力いっぱい振り下ろした。

今は石蒜であり、例え刀が折れたとしても精神に問題は無いだろうと推測し、
あわよくば、折ることで戦力を低下させようとする目論見だ。】

久藤 嵯督 > 「元気そうじゃないか」

軽口と共に、無事に転移魔術を発動させる。少女は無事、風紀委員会の庇護下に置かれる事だろう。
こちらに飛来するナニかがどうなったかは知らないが、それで死ぬというのならそれはそれでいい。構いやしない。
決死の覚悟とは似て異なる心意気で、石蒜の方を振り返る。

石蒜 > 刀は邪悪な方法で強化され、血に飢えた妖刀と化している。
ちょっとやそっとの衝撃では刃こぼれすら出来ないだろう。
「ちぇっ」と不満そうに口を尖らせる。右手を軽く振ると、糸で引っ張られたかのように刀が石蒜の手元に収まる。

「まぁ、でもこれでそちらは守る対象がなくなり、全力を出せるんですね?いいですよ、傷めつけてください、とびきりひどく!私も精一杯、お返ししますから!!」2人に向かって、駆ける。
斥力を足に集中させ、すさまじい速度で近づいてくる。そして刀の間合いに入れば。
まず厄介なのは転送を使う、久藤。腕を狙って上段から刀を振り下ろした!

白崎玲刃 > 感謝する。
【久藤のお陰で少女を無事に離脱させる事が上手く行った事について礼をする。】

…っ思ったよりも堅いか…刃こぼれくらいはさせられると思ったのだがな…
【少し苦々しい笑みで言いつつ、
大剣を構えながら体勢を整える、先程の小銭の弾丸は拳銃程度の威力であった為
さほどダメージは受けていないようだ。】

いや、俺は傷め付けるつもりは無いんだがな
【久藤はどうかは知らないがと、苦笑いと共に呟きつつも、
久藤に切りかかった石蒜を一瞥しつつ、下手に横やりを入れるべきでは無いと判断しながら
自分に方に向かってきた時に備えてカウンターを狙う構えをとる。】

久藤 嵯督 > 「後にしろ」

これで厄介な足手纏いが一人消えた。
出来ればまた一対一で戦いたかったものだが、少なくとも今、それは適わないことだ。

「40万だ」

すさまじい速度で近づいてくる石蒜を前にしてもまるで意に介さず、流水の如く刀を抜き、振り下ろされる斬撃を払う。
そのまま鍔迫り合いに持ち込もうとする。
指の糸は、魔方陣を即座に展開するために取っておかなければならない。

「足手纏いを抱えたお陰で、ただの一戦で40万がトんだ。
 こんなもんだから……また風紀委員って立場は厭になる。
 だけど、もう」

ギィン!! と、金属音じみた音を立てながら表情が歪む。それはまさに、生物らしからぬ轟音である。
その顔はひどく嗤っており、白い歯がぎらぎらと光っていた。

「それも終わりだ」

ようやく”ひとつ”、タガを外せた。

斥力の込められた足の踏み込みにも負けず、その身体能力のみを以って地を踏む。
そうすれば、固い地面に大きく亀裂が奔る。

石蒜 > 「アハハハ!!強いですね!とてもお強い!!」動きが止められてしまった、二対一では圧倒的に不利。
はやくこの状況を脱する必要がある、押し切るか、引くか。ここは押そう!楽しい!
笑いながら、奥歯を噛み締めて、渾身の力を振り絞る。足の斥力も全開で、押す。
一般的な刀ならこの力の押し合いにそろそろ耐え切れなくなるころか?
何か相手は力を隠しているようだ、ならこのまま鍔迫り合いを続けたほうが相手もやりやすいだろう。
何をされるのかな?とても痛いと嬉しい。
期待に目を輝かせながら、押す。

白崎玲刃 > 40万……か、ちと痛いが賠償していやれない事は無いぞ?
【久藤の呟きに、苦笑いで軽口を投げかけ。
その後、二人の戦闘を見守る事に徹する。】

ふむ…………
【玲刃は二人の戦闘に手を出さず、
まるで裁定者の様に戦況を見守る、
久藤が勝ち、石蒜を確保するならばそれで良し、殺そうとするならば全力で止める
同様に、石蒜が勝ち久藤を殺そうとするならばそれを止める為に

勝負が佳境に入る期を待ちつつ、玲刃は身構えたまま気配を遮断する。
鋭いものならば即座に察知する事が出来るであろうこの未熟な気配遮断はしかし、
戦闘に集中している二人に対しては効果は如何程のものであろうか】

久藤 嵯督 > 迫り来る斥力が増す度に、押し返す力も増していく。
存外丈夫に作られた大量生産品も、そろそろ限界が近付いてきた。
嵯督の持つ打刀にヒビが入り、それからすぐに刃は砕けた。

すると砕けた刀の柄から、圧縮されたガスが噴出してきた!

ガスの正体は亜酸化窒素。俗に言うガス麻酔薬である。
地面に投げ捨てられた柄は、辺りに麻酔を撒き散らし続けている。

嵯督は刃を肩で受け止めながら、石蒜に密着。刃の突き刺さった肩からどくどくと血が流れる。
自身は息を止め、両手を用いて相手の両腕を押さえつけようとする。

石蒜 > 刃が、砕けた!笑みを深くし、刃を進めようとして「!」ガスをまともに浴びる。
慌てて飛び退こうとして「あはっ…♥」動きが鈍い、毒ガスか。
そのまま両腕を押さえられる。「あは、ぁ♥ つかまっへ、しまいまひらぁ♥」麻酔でろれつが回らない。
「ほれで、これひゃらどうふるんでふ?40万れしたっけ?その分だけわらひを殴って鬱憤をはらひまへんか?♥」ニタニタとした笑いは崩さない。この状況をも、楽しんでいる。

白崎玲刃 > ……っ!麻酔か…
しかし、このまま石蒜が捕まってくれればベストだが……どうなるか…
【久藤の刀からガスが出るなど全く予想もしていなかった玲刃は、あたりに満ちる麻酔をもろに吸ってしまう
再生の異能により、毒の類が効きにくい玲刃であっても
多少はその効果を受け、気だるそうに戦況を見ながら呟いた。】

久藤 嵯督 > 「………」

嵯督は言葉を返すこともなく、口を閉じた状態でにんまりと歪んだ笑みを張り続ける。
殴るだけの余裕があれば良かったのだが、これで結構ギリギリなのだ。肩も負傷しているし、油断をすればうっかり麻酔を吸い込んでしまう。
今も直接吸ってないにしろ、若干の量は体内に侵入してしまっている。

このまま相手が弱るのを待った後、すぐに転移させる必要がある。
しかし、カートリッジの残り本数は一本。
転移魔術の使用に必要な魔力には一本分届かない。
ならば、どうすればいいのか?
じわじわと効いてきた麻酔の中で、七つの思考回路をフルに回転させる―――完了。

   コンクルージョン
《―――結論:可能である。》


麻酔で石蒜が弱ってくれば、その身体ごと押し倒す。
自身も若干ふらついているのか、若干重力に引かれている様子だ。
ずっと息を止めているので、顔が若干赤くなっている。

石蒜 > 「ああ、わかりまひたよぉ。わらひが弱っれから、転移しゅるつもりれひょう?」押し倒されたまま麻酔がきいてきて、ぎこちなく笑う。
「ざんねんれしたぁ、このままマウントポひひょョンれなぐっへくれればよかったのひ♥」石蒜の目が漆黒に染まり、その目から、口から漆黒の液体がどろどろと溢れだしていく。
その液体の中に溶けるように、石蒜の肉体も形を失っていく。どろどろと、なんの光も返さない漆黒の液体に、変わっていく。

白崎玲刃 > ………やはりそれか…鳴羅門火手怖…
【以前も路地裏で見た石蒜の拘束からの逃れ方を見つつ
嫌悪感に顔を顰めながら
現在、石蒜がそのものとなっている異形の存在の名を吐き捨てる様に呟く】

久藤 嵯督 > 「……やれやれ、脱がす手間が省けたな。
 むしろリーズナブルな形になってくれて大助かりだよ」

溶けていく液体の上に、糸を泳がせる。
液体に歪な形をした魔法陣を描き、最後のカートリッジで魔力を補給した。

    ア ン サ ー
《―――答え合わせ:効果範囲を最小限に留めること。》


狭い場所から狭い場所への転移。これならば一本分での魔力でもなんとか事足りる。
転移先は風紀委員本部の地下に置かれた、久藤嵯督の第二装備『七代転生殻』の内部。
形のない化け物をヒト型に留めたまま力を使うための外骨格であるが、起動認証なしではヒト型に固定するための”型”としてしか使えない。
常世財団による認証が貰えないため埃を被っているような使えない装備であるが、それを逆に利用するのだ。

転移の魔術は、上手く働いてくれるだろうか―――

石蒜 > 「おっと、まずいかな」じゅぽん、と水音を立てて地面に染みこんで逃げるが、逃げきれなかった一部が、転送されてしまう。

そして少し離れた場所に、黒い液体が染み出してきて、石蒜を形作る。右足首と左手首が欠けている。
「アハ、危なかった。冷や汗モノでしたよ。ふふ、私の一部が飛ばされてしまった、また補充しないといけませんねぇ。」楽しそうに嬉しそうに、欠けた体を眺める。

「もうお疲れのことでしょう、私も疲れました。ふふ、今日は帰ってゆっくりやすみますよ。それでは、それでは、それでは。アハハハハハ!」また石蒜の体は漆黒の液体に溶け、地面に染みこんで石蒜は姿を消した。

久藤 嵯督 > 「フ、また補充されると……欠片の解析は急がせた方が良いな」

肩をすくめ、次第に笑みが引いていく。
ここで終わってくれなかったことは、むしろ楽しみが増えて嬉しい限りである。
手土産もいくつかあることだし、全く成果が無かったというワケでもない。
言い訳はつくだろう。

ガスは既に薄れているが、体内に入った分が大分回っている。
嵯督は懐からデスジュースを取り出し、ぐいっと一気に飲み干す。
マグマを飲み込むかのような感覚と共に、意識がはっきりとし始める。普通なら逆に気絶していそうなものだが。

「おい、白崎玲刃。お前生きてるか?」

白崎玲刃 > ふむ……逃げたか…まあ、妥当な結果か。
【逃げてゆく石蒜を見ながら、玲刃としても石蒜の捕獲を成功させられるとも思っていなかった以上
妥当な結果に嘆息しつつ、
ある程度少ない被害で済んだ事に安堵するのであった。】

とりあえず、被害者を助けられただけでも良しとするべきというよりも、俺としては当初の目的を達せられた以上ベストな結果でもあるのだが…
【そして、久藤を見ながら、被害者を助ける事よりも、石蒜に用があったと思しきこの男は
どのような思いを抱いているのかと見やる。】

しかし……補充…か。
【石蒜が呟いた補充という言葉を訝しみつつ、それによる被害者が出ない事を願うばかりだと玲刃は考えるのであった。】

ああ、生きてるぞ。これくらいの傷なら1日もあれば治るだろうしな
むしろ、俺としては今日は転移荒野での戦闘の方が過酷だったしな。
【そして、久藤の言葉に、冗談めいた表情で軽口を返すのであった。
玲刃も再生の異能によって麻酔はだいぶ抜けているようだ。】

ご案内:「スラム」から石蒜さんが去りました。
久藤 嵯督 > 戦闘中とは打って変わって、今は鉄仮面のように無愛想な嵯督の面持ち。
普段はこんな顔で世の中を生きているのだろう。

「転移荒野で? ……ああ、タイミングが悪いな」

少し前まで未開拓地区に入り浸っていたというのに。
少しだけ残念に思いながらも、その表情はまったく変わらない。
言葉を返す少年の方はというと、大分麻酔が抜けている様子だ。
『治る』と言っているあたり、そういう異能でも持っているのだろう。

「……ともかく、俺の世話が要らなさそうなら、それに越したことは無い。面倒だしな」

当たり前のように言い放つが、この男は風紀委員である。
とても風紀委員とは思えない発言だ。

「そう言えばお前は、ヤツについて色々と知っているようだったな。
 知っている事を聞かせろ」

白崎玲刃 > ふむ……タイミング?
【久藤が未開拓区に居た事をしらない為
玲刃は何の事かと思い首を傾げる。】

ああ、面倒な事はしないに限るな。
それに俺も人の手を借りるのはあまり好きではないしな。
【過去に何度が、病院に連れられた借りを思い出しながら苦笑いを浮かべて呟く
風紀委員については、わりとぶっとんだタイプの例ばかり知っている為、久藤が風紀委員でも違和感が無い様だ】

……そうだな、別に良いが…どこまで教えればよいか?
ああなる前も含めてか?
【石蒜について問われ、玲刃は問う。
久藤は石蒜になる前のサヤについては興味無いだろなと推測しながら問うのであった。】

久藤 嵯督 > 「正直興味無いが、何が解決の糸口になるのかわからんしな。
 軽い説明をして貰って、そこから気になる点だけを掘り下げて行きたい」

ご明察。少年の考えている通り、彼女そのものに興味は無い。
そこにあるのはただ、仕事としての問いだけだ。

「……が、その前に少しやらなければならん事がある。
 悪いが後日、事情聴取をさせて貰いたい。
 パトロールしているタイミングで訪ねられてはいかんので、連絡先を交換しておこう」

そう言って携帯電話を取り出した。
液晶画面には番号が表示されている。

白崎玲刃 > ああ、なるほどな。
じゃあ、とりあえず一つだけ教えよう、
あいつは、元ロストサインのマスターの腐条理って二つ名を持つ奴に汚染されて、鳴羅門火手怖って神みたいな奴と等しい存在になってるらしいぞ
あとは、鳴羅門火手怖については異邦人街の方に祠があるらしいな。
【事務的な答えをする久藤に対し一つだけ、
もしかしたら、個人として興味が沸くかもしれない、石蒜についての一つの情報を伝えた。】

ふむ、別に事情聴取は構わないが……生憎だが…俺は携帯持って無くてな。
パソコンのメールアドレスでも良いか?
【荒事が多く、携帯を持っていても故障する事が多い玲刃は携帯を持たない
故にパソコンのメールアドレスを手近な紙に書いて久藤に渡そうとする。】

久藤 嵯督 > 「鳴羅門火手怖か……なるほど、情報提供に感謝する」

得をさせて貰ったのであれば、礼をするのは当然の事。
いくら倫理に疎い嵯督でも、それ位は理解していた。
かの神格の名前を聞けば何故だか懐かしい気持ちになったが、それはきっと気のせいだろう。

「ああ、構わん。連絡さえ出来ればな」

これは嘘。久藤嵯督は機械が苦手だ。
それでもパソコンぐらいならまだなんとかなるかもしれないが……
メールアドレスの書かれた紙を受け取ると、嵯督もまたメールアドレスを紙に書いて差し出した。

「では後日、また会おう」

それだけ言い残すと、その場から去っていくのであった。

ご案内:「スラム」から久藤 嵯督さんが去りました。
白崎玲刃 > ああ、また会おう。
【久藤からメールアドレスを受け取った後
去ってゆく久藤の背に別れの挨拶を告げると。】

さて、そろそろ俺も帰らないと音音を心配させてしまうな…
いや、帰ったとしても、この様じゃあ心配されるか、ははは。
【現在の、傷だらけの自分の身体を見て
また音音に、バカとか言われて心配されるだろうなと、苦笑いしながら
玲刃は落第街を出て、開拓村にある隠れ家へと向けて駆けて行くのであった】

ご案内:「スラム」から白崎玲刃さんが去りました。
ご案内:「スラム」にヴィクトリアさんが現れました。
ヴィクトリア > ……さーて。
【いつものように落第街を歩く

……今朝は随分と寝覚めが悪かった
ホテルで起きたらもう夕方になっていたし、なんかいやな夢を見た気もする

こういう時はこのへんの連中を集めて遊ぶに限る
どーせこのへんはボクの言いなりだし、向こうだって好きでついて来るんだ
適当に回れば自然とそうなるだろう

そんなことを思いながらスラムをうろつく】

ヴィクトリア > 【新しいヴィクトリアは、事実など知らない
いつもの日常があるだけだ
いつもやってる……今日からの新しい日常が

以前の彼女と違い、助けを求める相手が増えたのだから

ヒマになれば適当に男女を集めてパーティをする
別に誰彼抱き合っても構わないし、ボクが相手をシてもいい
連中はボクのものなんだ、構うことはない

文句をいう連中にだって簡単に対処できる
いくら二級の連中だって一人二人を殺すぶんにはともかく、何十人も殺してみろ、たちまち大問題だ
理由もなくそんなリスクを犯す奴はいない

あとは……ボクを楽しませてくれるよーな面白いことがあるかどうかだけだ】

ご案内:「スラム」に松渓 つばめさんが現れました。
ご案内:「スラム」に須崎さんが現れました。
ヴィクトリア > ……しかし参ったなアイツには
まったくめんどくさい……いい気味だ

【犬飼があんなやつだとは思わなかった
自分の目的のためにボクを利用しようとしてたなんてな
……あんな奴に一時でも気を許してたのかと思うと、どうしようもなくイラつく
記号(ID)剥奪してちょうどいい

チュッパチャップスをガリガリと削りながら通りを歩く】

須崎 > フィールドワークはたーのしー...

くない♪

【妙な歌を歌いながらスラムを歩く男が一人
ふと通りを見るとなんだかスラムに似つかわしくない
子供が歩いているのが目に止まる】

んー?
こんなところにお子様が一人?

松渓 つばめ > 白ずくめにゾンビの面。スラムや裏通り一人で歩く時、ザックにはそのための服が入っていて、今、つばめはそれらを身につけていた。
危険な地域ほっつくのでは外聞も安全性も問題、ということで対策、というつもりだ。
「今日はー、収穫ゼー、ロー、ねー、と」

が、誰かといる時には、当然その限りではない。
おやあれは、確か私が犬飼先輩に顎蹴り喰らった時近くにいた……

変装をささっと解く。5秒でカバンに収納できるのだ。特殊能力。

ヴィクトリア > 【もし洲崎が彼女の開発運用に関わっているなら、すぐに誰だかわかるだろう
逆に、関わっていないのなら何の情報もない】

【特に気になる相手がいるわけでもない
理由がなければ適当にこのへんの連中を連れてドコかで遊ぶつもりなだけだ
何処かに紛れてもいい

何にしても、別段、特に何をするわけでもない
むしろ、するのはこの後だ】

須崎 > んー?

【少女を眺める、何だかどこかで見たことがあるようなないような...
直接開発には関わっていないが自分が異能開発局に配属された折に
何かの資料で彼女を見た事があったが...パッと見ただけでは何も思い出せず】

まぁでも、可愛い子が居たら気になっちゃうよね♪

【だが興味は湧いた、バレないように気をつけながらもヴィクトリアの後をつけていく】

松渓 つばめ > 変装が着膨れしないようにとはいえ、脱いだ後の姿はちょっと場違い……いや、下手したら客待ちとしてしっくり来てしまうかもしれない。

「あいつ、こんな所に来るの?」
端金を口にする足元の覚束ない男にゴメンネーしながら、ちょっと様子をみてみようか、と思う。
「いや、別に平気でしょ」

この少女、犬飼とヴィクトリアの関係もなにも知っていない。
ただちょっと、記憶の中で何人も侍らせていた姿とのギャップを感じた、だけだ。

「あれ、この前ぶり?」
シュパッと彼女の正面路地に回りこんで、出て、いかにもという風で声をかけてみる。
(やりすぎたかな・・・?)

ヴィクトリア > お、このまえぶりっちゃこのまえぶり?
んー、なんか用?
って、別に用がなきゃいけないってわけでもないけど一応

【特にお互い深く知ってるようなわけでもない
ヴィクトリアの方も特に何かというわけでもないので普通に接する

尾行には気づいていないか、気付いていても気にしていない】

須崎 > (多分バレてはないかなぁ...

【二人から遠すぎず近すぎずの距離でそっと会話に聞き耳を立てる】

松渓 つばめ > 覚えられてた。ということに意外を感じた。
傍観者ってのはそういう物なんだろうか?
「んん、用?」

そりゃそうだ。普通人ってのは用がなければあんまり声かけたりしない筈。
不審者とか思われた?うわあ

「えー?用はこの辺りにあったんだけど。なーんでこんな所にいるのかなって思ってさ」
「んまぁ、あたしも人のこと言えないけどー」と付け足して。

「もしかして良く来るの?」
微妙な距離の観察者にはまだ気づいていない。

ヴィクトリア > 【うーあー、というげんなりした顔をした】

あー、ちょっとやなことあってさー、誰かと遊ぶなり何なりしよーかって
ぶっちゃけパーッとできれば何でもいーしー
ボクさー、こういうダウンな気分はぶっちゃけキライでさー
なーんかどーにかならないかなーって思ってんだよねー

まあよく来るっちゃよく来るね、っていうかむしろこの辺がメイン
よくうろついてるよー

【なお、基本的に彼女の情報については極秘であり、場合と内容によっては厳重な処分対象となる
もっとも、研究や開発などそんなものばかりではあるのだが】

須崎 > 【猫耳パーカーの少女を観察する
やはり何かで見た筈だが....まぁ思い出せないのは仕方ない、と盗み聞きを続ける】

松渓 つばめ > ぉぉぅ。という顔。遊ぶ?誰かと?ここでー?マジですかー。
「遊ぶってー。いうとー。……この辺ああいう感じの所ばっかーりな気がするんだけどね、あたしの気のせいですかね」
モーテル。モーテル。モーテル酒場モーテル。くさそう。
「あー。……ヴィクトリア先輩、ですよね」
こいつ生徒会の関係者じゃなかったのか、と考える。
炎の巨人事件の時そんなことを言ってたことから、少々学園名簿にアクセスしていたのだ。

「見なかったことにしたほうが、良いですかね」
そういった事に興味はあるが……ねぇ。

ヴィクトリア > まーこの辺じゃネコミミで済ませといたほうがいーねー
そのほうが通りいーし

んー? 別にパーティでもいかがわしいパーティでもどっちでもー
何なら2人きりでも?

ボクは別に憂さが晴れればどーだっていーからねぇ……
正直ホントやなことあってさぁ……慰めてくれる人募集中的な感じで泣ける
【ふええという表情をしながら、もっと深く踏んできてもいーんだぜ?
とばかりにわかりやすく話を振って様子見
生徒会の関係者ではあるが、ほとんど学校でも見ないどころか生徒会周りでも見かけないくらいにはレアキャラである】

須崎 > 慰める..ねぇ...

【なんとなく嘘ではないとは分かり】

結構面白そう♪

【そう呟き、二人の元へ歩を進める】

松渓 つばめ > 「ふたりきりて」多分いかがわしくない方で言ったんだろうなー、と心は理解しているが、
いかがわしくない→いかがわしい→ふたりきり と順番にこられると、たじろがざるを得ない。

「はは、あたしまだまだガキだもんで……って、いやおかしい。先輩も14だったよーな」

「てゆか、そうやって遊ぶならこの間一緒にいた人たちとかでいーんじゃないですか?
わっざわざこんな所に来てまで人集めても、ヘタしたら生徒会がヤバイと思うんですが」

と。歩いてくる影に気づく。照準が向いていることはわかる――。
ちょっと冗談めかしていた眉が、ム、と反応。

ヴィクトリア > ……んー?
なんでそんなこと知ってんの?
っていうかたぶんボク、生徒会って話もしてないと思うし

あいつらでもいーっちゃいーんだけどさ
ま……なんてゆーか、それだと相談になっちゃうんだよ

それに、別にさァ、このへんでなんかあっても特にどうって話にはナンないでしょ
だってあの公安があんだけやらかしてあの程度で済んでんだぜ?
別に委員会活動でなんかしてるわけでもねーのに、プライベートまでそこまでうるさく言われちゃなァ

【もともと住居は歓楽街のホテルなのだ
素行不良は今に始まったことではないし生徒会活動に関しては別件だ
だいたい、彼女自身も、機能上もコレは学園とは関係ない個別の行為であって
学校とは一切関わりがないプライベートということになっている】

ん?

【人影に気付くと意識を向ける】

須崎 > ヤッホー可愛いお嬢さんたち♪
特にそちらの傷心中の猫耳ちゃん、憂さ晴らしに遊びたいってのは
僕もよーーく分かる気持ちだよ。

【二人の近くで立ち止まり、スラスラと話し始める】

だからさぁ、一緒に遊ばない?

あぁ僕は須崎って言うんだ、よろしくね♪

ヴィクトリア > んん……なにお前?
その話しぶりからするとわざわざ聞き耳立ててたよーなヤツがさァ、なーにをえらそーに
よーくわかるじゃねーよばーか
まにあってるからあっちいきな、しっし

【どう見てもナンパである、しかも落第街のナンパだ、
となれば、須崎に対する返事は非常に素気ない答えだった】