2016/02/13 のログ
ご案内:「スラム」に風間理音さんが現れました。
■風間理音 > スラム内にある、小さな広場。
そこは近くに住む者たちが集まる、ちょっとした憩いの場となっていた。
今も、寒空の下、焚き火を囲んで数人の男女が、それぞれの時間を過ごしている。
「…食べる?―――あっそ」
どこから持ってきたのか、ボロボロになった二人掛けのソファに腰掛けた少女が、近くを通った男にお菓子を差し出す。
しかしやんわりと断わられ、つまらなさそうに自らの口に運んだ。
そのまま特に会話を交わすわけでもなく、ぼんやりと揺れる火を見つめて。
■風間理音 > ソファの肘掛けで頬杖をつき、足を組む。
地べたに座っている男がスカートの中を覗こうとしているが、気にしない。
小脇に置いたポテチの袋に手を突っ込み、一枚口に運ぶ。
「―――はぁ?今の状況でやるわけないじゃん、あったまわるっ」
足元に置いた、お菓子が大量に入った袋を指差し、先ほどとは別の男が
聞いてくる。『それ盗んだの?』と。
それに対し、面倒そうに答えながら、男から視線を逸らした。
代わりに、近くにいた女に視線を移し、チョコ系のお菓子を放り投げて。
「そういえばこれ。頼まれてたやつ」
そんなやり取りを交わしたあと、自身の髪を弄り始めた。
■風間理音 > 「近付くな、いい加減キモい」
スカートの中を覗こうとしていた男が、こちらへ這い寄ってくる。
その姿を見つけ、一言。
組んでいた脚を崩すと、ゆっくりと立ち上がった。
足元に置いていたビニール袋を持ち上げると、広場から立ち去る。
途中、12、13歳くらいの女の子に一つお菓子を渡してから、
自室へと戻っていった。
ご案内:「スラム」から風間理音さんが去りました。