2016/06/10 のログ
ご案内:「スラム」に伊都波 凛霞さんが現れました。
伊都波 凛霞 > スラムの入り口にて、走っていた少女は立ち止まる

「(今……)」

名前を、呼ばれた気がした

伊都波 凛霞 > 念話が飛ばされてきたわけでもない
でも、不思議と気のせい…とは思えずに

「……司ちゃん…」

名前を呟く

アレは、危害は加えないというような素振りだった
けれどそんな言葉をただただ信じるわけにもいかない

「………」

真っ直ぐに、ごみごみとしたスラムの通りを見据えて

伊都波 凛霞 > 抱えていた麻袋の紐を解く
もう、ここまで来たら白日に晒しても良いだろう
もはやここは既に、無法に晒されたエリアなのだ

備州長船

影打ではあるものの、歴史ある一品
四尺五寸を超える大業物

それを手に、再び走り始める

「───待ってて、今助けに行く!」

ご案内:「スラム」から伊都波 凛霞さんが去りました。