2016/07/02 のログ
ご案内:「スラム」に”マネキン”さんが現れました。
”マネキン” > 【フード姿の男子生徒がスラムの人気の無い適当な路のそばに箱を置く。
シートを広げると、がらくたを並べていった。】

本業のほうもそつなくこなしておかないとな。
客が来るかどうかはともかくだが。

【安物のアクセサリー、それだけでは役に立たない部品、良くわからない歯車、怪しげな食料の缶詰、など
スラムで取り扱うに相応しい、たいした価値もなさそうなものが並べられていく。
一通り並べ終わると、木箱に座りこんだ。】

”マネキン” > さて…そろそろ片方は会いに行ってあげないと。
必死にあがいている頃合だろう。そのままでは増殖しない発見できないウィルスの特性に苦労しているとは思いますが。

以前は我々もそれでずいぶんと苦労させられた。
どうやらどこかに検体でも預けたかな…?微量過ぎてよく分からないが。

【懐からスマートフォンを取り出す。
そのなかに表示された連絡先を見つめる。】

姉妹のほうも、どう出るか…。
あの妹はずいぶんと難物のようだ。会って見てよくわかる。

”マネキン” > 【指先が画面を弄る。
スマートフォンのメールアプリを立ち上げた。メールを打っている。】

高峰司のほうは呼び出すか。
文面は…ビジネス文書でいいだろう。

来ない可能性は…ないはずだ。手がかりなのだから。


…しかし、客が来ない。
先日また暴れた連中がいるせいか?

妙な自称魔王がいるとも聞く。

【フードを目深に被ったままの顔を上げる。】

”マネキン” > 【再び顔を下ろした。顔の部分が影になる。】

時候の挨拶、差出人は誤魔化しておいて…署名は文末にしておこう。
用件は…右足の調子とあちこち動いている蕎麦屋の具合を聞くだけでいいか。

…のこのこ蕎麦屋を連れてきた場合のために対策をしておくか?
いや、蕎麦屋の存在を過度に示唆する程度に留めておこう。どうせいないほうが会話がまともに進む。

【メールを打つ手が一度止まる。
すぐに文面を多少訂正し、送信を押した。】

最近少し離れていたから、こちらの事情が多少疎かになったが…。
どうにも違和感があるな。

後で少し調査をしてみるか…?

【スラムの周囲を見回した。】