2017/02/16 のログ
ご案内:「スラム」に黒龍さんが現れました。
黒龍 > 偽造学生証で一応は学生身分になっているとはいえ、表側の眩しい世界はどうにも馴染めない。
そんな訳で、必然と男の活動場所はこちら側になってくる訳で…それは落第街のスラムも例外ではない。

相変わらずの黒スーツ姿にグラサン、そして口に咥えた煙草は紫煙を立ち上らせて。
本来男は葉巻派なのだが、とある不良娘に紹介して貰ったこの煙草…アメスピが最近のお気に入りだ。
黒いパッケージというのも悪くない。黒は好きだ。己の格好にも名前にも、その本性にも男には黒が付いて回る。

「……スラムっつぅのは別世界でもあんまし変わり映えはしねーんだよなぁ、結局」

足場の悪いろくに舗装などされていない道を歩きつつ呟く。男の居た世界にも当然スラム…貧民街はあった。
無論、貧富の差を嘆くなどという事は無い。どうしたってそれは生じるものだから。

黒龍 > 「…しっかし、俺が情報屋もどきになるとはな…」

偽造学生証を手配して貰った代償は、八百万情報商会の一員となる事。
まぁ、了承した訳で彼なりに適当にほっつき歩きつつもそれとなく情報を集めてはいるが。

(…つぅか、俺程度が仕入れる情報なんざヤツが既に手に入れてるのばかりだろうしな)

ぶっちゃけ、そちら方面で役立つとは思えない。どちらかといえば荒事専門であるからして。
煙草を吹かしつつ、歩きながらも場所が場所だけに追い剥ぎや喧嘩売ってくる連中も多い。
…が、全員デコピン一発のみで撃沈させていく。むしろ、手加減しなければ相手の頭は消し飛ぶ。
手加減というのも地味に気を使ったりするのだ…加減はただでさ苦手なのだが。