2017/09/18 のログ
HMT-15 > 「任務終了、通常モードに移行。」

見えなかった筈の姿が徐々に現れてゆき
そこに佇んていたのは四足のロボット。
人間だったものに視線を移している。

そうしてすぐにこの場を去るかと思えば
人間だった肉塊を目の前にして

「・・・。」

思うものがあるのか
降りしきる雨に打たれながらその場にしばらく立ち止まる。

HMT-15 > 「バッドラック。」

それだけ、ただそれだけを言い残して
ロボットは反転し再度姿がを消しつつ
このスラムを去っていく。

理不尽に消えたごく普通の男子生徒は
学園の裏でよくある不幸の一つとして流れてゆくだろう。

ご案内:「スラム」からHMT-15さんが去りました。
ご案内:「スラム」にHMT-15さんが現れました。
ご案内:「スラム」からHMT-15さんが去りました。