2017/10/26 のログ
ご案内:「スラム」に陽太さんが現れました。
陽太 > 「ふぅ...」

今にも朽ち果てそうな橋の上、
欄干に腰かけたみすぼらしい風体の孤児。
遠くの方で最近よく聞こえる戦闘音が聞こえてくるが、
殆ど耳に入らないようで。

物憂げな溜息と、複雑な表情は
彼が今とても迷い、悩んでいることを伝えていた。

陽太 > 制御出来ない異能、
貯蓄できなかった冬の備え。
...課題は山積みだが、何よりも。

「...ねぇちゃん、ごめんなさい」

浅ましい願いを抱いてしまった。
許されないことを乞うてしまった。
____許されないのは変わらない。
贖罪は終わらない。

それでもいい。
ただひとつ。
もうひとり、姉が欲しい。
自分を抱きしめ、受け入れてくれた存在。
彼女を姉と慕いたい。愛してみたい。

そんな赦されないことを。
...あまつさえ、そんな罪を肯定している自分がいること。

「最低だ、おれ」

自嘲する。
何もかも崩れそうで、こわい。