2018/01/22 のログ
ご案内:「スラム」にアーバリティ エルグランデさんが現れました。
■アーバリティ エルグランデ > 「よわいなー。僕に傷一つつけられてないじゃーん。せーっかく期待してたのにー」
右腕にまとわりつく触手が彼女の言葉に呼応するかのようにうねる。左手の触手が人間だった肉の塊から引き抜かれて血しぶきが上がり彼女の太腿とパーカーを赤く汚す。そんなことは気にせずに血のついた触手を舐める。はたからみれば狂人であるが彼女にとっては普通のことなのだ。
触手がパーカーの中へと消えて行くなか、その場に座り込み殺した男をじっくりと眺める。力が強いだけの自惚れマッチョまんの肉体をひっくり返したりしながらじっくりと眺める。爪の先から頭のてっぺんまで。丸裸にして余すことなく眺めれば男の服を肩にかけてその場から立ち上がって指をピンと立てる。
「スラッシュ!」
満面の笑みでそう唱えれば無数の斬撃が飛び男を八つ裂きにする。飛び散る血飛沫を全身に浴びるが気にしない。元がなんだったかもわからなくなった肉の塊を適当に蹴飛ばしてその先へと歩を進める。次なる強者を求める彼女の目には狩人の眼光が輝いておりー
■アーバリティ エルグランデ > 「変身のレパートリーも増えてきたなー。あんなの正直いらないけど…弱そうだし。」
組織のトップでも殺せれば発言力や金銭が手に入る。うまく使えばそんなことだって出来てしまうこの異能が僕は大好きだ。それで全部かっさらって皆殺しにしたい。雑魚でも束ねれは多少は楽しめるのではないかと思う。しかし何の策も講じなければ下手すると死にかける。
その点組織のトップであればある程度物事を知れるし内部から荒らす事も容易い。
「でもなー…やっぱそう言うのは表出てこないし…やっぱり攻め込もうかなー。鎧でも着込めば痛くないかな?」
電撃食らったら受け流せそうにないな、と案を捨てる。適当に風紀委員会員でも襲って特殊な装備でも手に入れようか。腕を組んで考えながら歩く。
■アーバリティ エルグランデ > 「そろそろ…帰るかなー。あの肉塊見つかったら結構騒ぎになりそうだし。裏の情報は早いからなー」
その場で立ち止まり後ろを振り返る。まだ肉塊が少し見えるが人影はない。戦いの騒ぎ程度では人も来ないのだろう。むしろ静かになった方が人が集まりそうだ。
「うん、帰ろーっと」
触手を近くの建物の天井に伸ばして自身を引っ張りあげる。
あとは屋根伝いに帰るだけだ。曇っている空を少し見上げて一雨くるかなーとつぶやけば屋根から屋根へと跳び何処かへと帰って行った。
ご案内:「スラム」からアーバリティ エルグランデさんが去りました。