2018/07/29 のログ
ご案内:「スラム」に國宏一実さんが現れました。
■國宏一実 > 『コレデ粗方片付イタナ、少シハ満足シタカ?』左腕に纏っているゲル状の物質に真っ白な歯と赤い歯茎が生成され、こちらに話しかけてくる。
足元には数人の男が倒れており、どれも腕や足を折られており辛うじて生きている状況だ。
ここは麻薬の売買がされていた事務所、というか今潰したばかりなのだが。
「少しだけだがな。オイお前等、俺を忘れるな?この目を、姿を死ぬまで恐怖しろ、脳裏に焼き付けろ。」
憎悪に満ちた目で男達にそう言えば、足元に唾を吐き捨てる。
能力を解除し、左腕に纏わりついていた異形は消滅し、いつも通り頭の中に入ってくる。
『イツマデモ続ケル気カ?最後ニ残ルノハ虚シサダケダゾ』異形が語り掛ける。そんなこと言われるまでもない、続けると返せば建物のドアを開け、外へ出る。
「あ~...結構時間経っちまった。いつもの店開いてっかなぁ...。」
空を見上げれば、明るい月がこちらを照らす。周囲を見渡すも街灯もない。スラムにも街灯くらいつけてやればいいのにと大きなため息を吐いた。
■國宏一実 > 若干駆け足で目的の店へと向かう。目的地は果物屋、前回立ち寄った際に店主がドライフルーツ作りにハマッているらしい。
手作りのドライフルーツとあらば、是非食べてみたいと思っていたのだが。
『変ナ寄リ道スルカラダゾ』異形が文句を言ってくる。今回はぐうの音も出ず、悔しそうな顔を浮かべる。
「あああああ、悪かったよ。今回は俺が悪かった!」
店のシャッターは閉まっており、しかも明日は定休日。
俺達の好物は月曜日までお預けということだ。
■國宏一実 > 『マァ落チ込ムコトモ無イダロウ、今日ハ別ノ収穫ガアッタコトダ』随分と優しいこと言ってくれるじゃないかと指で前髪を巻きながら再びため息を吐く。
確かに犯罪者に制裁を加えることもできたし満足と言えば満足なのではあるが、やはり満足いかない。
「もう一個別の場所潰すか?」
『結構離レテイルガ、位置ハ記憶シテイル。』異形の方も今回はノリノリのようだ。
こいつもこいつで鬱憤が貯まってるのだろう、偶には発散させないといけないか。
薄っすらと笑みを浮かべれば異形のナビに従い、スラムの細い道に入っていく。そこは先程よりも暗い、湿り気のある嫌な場所だ。
ご案内:「スラム」から國宏一実さんが去りました。