2016/07/24 のログ
ご案内:「魔術学部棟第三研究室」に獅南蒼二さんが現れました。
獅南蒼二 > 獅南が研究室に籠るようになって2週間が経とうとしていた。
いつもなら夏場は開け放たれている扉も締め切り,鍵をかけている。
この重厚な鉄の扉の向こう側で何が行われているのか知るものは殆ど居ない。

授業が休講になっていることもあり,生徒たちの噂の種くらいにはなっているだろう。

ご案内:「魔術学部棟第三研究室」に美澄 蘭さんが現れました。
獅南蒼二 > 獅南は目ぼしい魔導書をかき集め,魔導具や触媒をかき集め,
そしてペンと大量のA4コピー用紙を持ち込んだ。
それから,大量の煙草と珈琲。カップとライター。

全くと言っていいほど生活感が無く,そして生活に必要な物資も無い。

扉が開くのは数日に1回とも言われており,
中で死んでいるのではないかという生徒や教師も居るほどである。

美澄 蘭 > 実習区はともかく、研究区まで足を運んだことはあまりない。
個別の教員に聞きたいことがあれば、授業の前後か、職員室で足りることが多いからだ。
…それでも蘭がこの研究室を訪ねたのは、魔術言語に関することを聞けて、それなりに縁のある教師というと、この人物くらいしか思い当たらないからである。

「………」

重厚な扉の前に、息を呑む。
…それでも、決心したように強く息を吐きだし、扉を見据えると…扉に手を伸ばし、ノックをした。

「すみません…獅南先生、いらっしゃいますか?」

恐る恐るの、少女らしい可憐なソプラノが扉の前で発された。
縁起の良くない噂を面白半分で流す者もいるが…そんなことはないはずだと、信じたかった。

獅南蒼二 > ノックをしても,声を掛けても中から返事は無い。
金属の扉を叩いたその音だけが廊下に反響する。
中からの音は一切,不自然なほどに聞こえてこない。
だが,貴女が扉をノックしてから10数秒が経ったころ,
ガチャリ,と重々しい金属音を立てて扉の鍵があいた。

…が,どうやら扉まであけてくれるつもりは無いようだ。

美澄 蘭 > 「………」
(反応が無い…)

静寂の中、ノックの姿勢でしばし硬直する蘭。
頭が、良くない方、良くない方へと思考を暴走させかけるが…
そんな折、重々しい音が扉から発せられる。
手をかけてみると…鍵が開いたようだ。

「………失礼します」

恐る恐る、重い扉を押して中に入ろうとする。

獅南蒼二 > 重量のある扉だが、押せば軋む音を立てることも無く開かれる。
研究室の中は,噂で聞くような変死体もなければ,禍々しい実験の痕跡も無い。
ただ,床を埋め尽くすほどに積み上げられた魔導書の山と,それからメモの山。
そして,貴女に気付きながらも視線さえ向けず,机に向かう獅南の姿。
……相変わらず,顔色が悪い。

「休講中だというのに研究室を訪ねて来るとは,見上げた意欲だ。
 ……私に何か用か?」

手元の魔導書を閉じて,貴女へと視線を向ける。

美澄 蘭 > 「お忙しいところすみません…ちょっと、術式の改造のことで相談がしたくて」

入ってくると、頭を下げてから近づいてくる。
周囲のうず高く積まれた魔導書にきょろきょろと視線を向けながら歩き…そして、近づいて確認した獅南の顔色を見て心配そうに眉を寄せた。

「………ところで、お身体大丈夫ですか?よろしければ、治癒魔術、かけさせて下さい」

獅南蒼二 > 「気持ちは有難いが,今ここで魔術を発動しない方が良い。
 ……周りを見ろ,お前の術式にどんな魔導書が喰らい付くか分からんぞ?」

楽しげに笑う獅南が示すのは床に積まれた魔導書の山。
初歩的な物から,明らかにヤバそうな物まで様々に取り揃えられている。
……そして,確かに,禍々しい雰囲気を醸し出している魔導書もある。

「術式の改造…改善,と捉えて良いのか?
 まぁ,ともかく話してみろ。」

取り敢えず座るか?と,ソファを示した。
ソファの上だけは何も置かれていないから,座ることはできるだろう。

美澄 蘭 > 「………ぅ…
…せ、先生も、こんな魔術書のそばで長居したら身体に良くないですよ」

教師に指摘されて気付く禍々しい「気配」。
蘭の顔色は、その禍々しさを直に感じているように思われるものだった。
…それでも、獅南の身体にコメントをつけるのを忘れないあたりお節介である。

「あ、はい…
これなんですけど」

ソファの方に移動して座ると、自分の横に鞄を置いてそこから巻物とノートを取り出す。
ルーン文字で記述された、高度な物理防御術式が2種類巻物に記述されていた。
ノートには、その一方…より難度の高い方の、自分を中心にシャボン玉のように球状に展開する防御術式を改良しようと格闘した形跡が記されている。

獅南蒼二 > 「慣れてしまえばどうということは無いさ。
 毒蛇を飼おうとも,噛み付かれなければ無害なのと同じだ。」

そんな風に楽しげに笑う。
獅南は,体感的にはさほど体調が悪いとも思っていなかった。
……すでに治癒魔法やら何やら,だいぶ酷使した後なのだが,貴女はそれに気づいても気づかなくてもいい。

「……ほぉ,ルーン魔術とは随分と古典的だな。」

小さくそう呟きつつ,歩み寄ってノートを手に取った。
思考の流れを読み取るように,改良しようとした形跡を読み取っていく。

「やろうとしていることは分かった。
 …で,この術式を完成させて何をするつもりなんだ?」

美澄 蘭 > 「………あんまり、慣れたくないような気はします………」

楽しげに笑う獅南に、蘭は引きつった笑顔を向けるしかなかった。

「元々は別の文字を使ってたらしいんですけど、私向けに書き直してくれたらしいんです。
…ルーンはあんまり勉強したことがないので、四苦八苦してますけど」

そう答える蘭。
実際、巻物の記述は術式として成立はしているものの欠落の形跡も見られる。

「…道を歩くのに使うのに、ちょっと大きさが不便なので…
これ、元々は「雨をしのぐ」ために後輩が使ってた術式を、教えてもらったものなんです。
大きさの調整が出来るようになれば…日常で使いやすくなると思って」

蘭が四苦八苦していた「改造」は、「防御術式の展開の大きさの調整を可能にする」というものだった。
ルーン文字の意味の中で短絡的に記述しようとした結果、元は狙撃が防げるくらいある防御術式の強度が不安定な形になってしまっている。

獅南蒼二 > 「なるほど……。」

小さく頷いてから,術式から幾つかの要素を取り出していく。
いつも通りに,A4の用紙にメモを取るような形で。

「これでは雨を凌ぐには出力過多だろうが,弓矢を防ぐには薄いだろうな。
 ルーン文字には数の概念が無い,細かい調節を必要とする術式構成には不向きだ。」

防御を象徴するエイワズのルーンを中心として,獅南の書く術式は非常に単純なものだった。
指向性の指定のためにはマンナズのルーンを使い,人,つまり術者自身を防御するよう指定する。
そして形状の指定にはラグズとソウェイルを用いて,泡のような球状の水の膜として描き上げる。
ここまでは,元の術式と大差はない。ただ,非常にシステマチックに,整然としている。

「さて,問題はここからだ……どの程度の防御性能が欲しい?
 雨を防ぐ程度か,雹を防ぐ程度か,槍を防ぐ程度か,それとも核爆発から身を守るくらいか?」

楽しげに笑いながら,聞いてみる。

美澄 蘭 > 「あー、やっぱり………
文字の意味を調べても細かい調整に向いてそうなものがなくて、いっそ獅南先生に教わったもので全面的に書き換えようかと思ってたんですよね」

説明を聞き、獅南の記述する術式を見て、納得したように頷く。
なるほど、シンプルだ。

「………とりあえず、元が狙撃に耐えうるくらいなので…それを維持出来れば良いなぁ、と。
防御魔術ってあんまり知識がないので、使えるものは大事にしたいんです」

強度を尋ねられれば、そんな風に答える。

獅南蒼二 > 「狙撃に耐えうる程度…か。」

小さく肩を竦めてから,視線を貴女の方へ向けた。
疲労をの色は隠しきれないが,その瞳は済んでいる。

「術式構成そのものは非常に簡単だ。だが,もう一度聞こう。
 お前はこの術式を完成させて,何をするつもりなんだ?」

美澄 蘭 > 「とりあえずは、横殴りに近いような天気の日でも濡れずにすむように、ですけど。
………いずれは「社会科見学」の役にも立てられれば、とは。」

後半、一瞬目を伏せがちにはしたが…それでも、獅南のまっすぐな視線から目を逸らしはしなかった。

獅南蒼二 > 「1つ忠告しておくが,この類の術式を過信しない方が良い。
 魔術師は防御を術式に頼る傾向があるが,それを貫かれれば身を守るものは何もない……。」

そう告げながらも,自然による破壊を防ぐためのハガラズや人為的な破壊を防ぐためのスリサズを書き込む。
この時点で獅南はこの防御術式の欠陥を見抜いていた。この防御術式は魔術に対する抵抗力が皆無に近いのだ。

これはルーン文字が使われた時代背景による欠陥だろう。古代北欧において,魔術を使う者は戦士とはならない。
それ故に,この術式は槍と剣で戦う戦士を守るためのものとして機能するのみである。

「……後は大きさだったか?これは形状の指定を少し弄れば簡単だ。」

太陽のソウェイルと炎のカノを組み合わせ,氷のイサを制御棒代わりに書き込む。
カノに魔力を流し込めばそれだけ太陽は大きく燃え上がり,イサに魔力を流し込めば炎は鎮まり太陽は小さくなるだろう。
獅南にしては感覚的な調整だが,ルーン文字を使った術式構成から離れなければそれだけ単純で,美しい術式が完成する。

「こんなものか?」

術式構成のメモが書かれたA4用紙を貴女に差し出した。
……以前の獅南の術式構成よりもよりシステマチックで,一貫性のある“きれいな”術式が描かれている。

美澄 蘭 > 「………分かっています」

含むものはなくもなさそうだが、答える声は比較的冷静だった。
実は改良前の術式は、既に「実験」済なのだ。
…その際には、術式より先に自分の度胸が駄目になってしまったのだが、逆に言えば「術式に頼って足を止めてはいけない」程度の実感は既に得ていた。

「………これで拡張と収束、ですか?」

書き加えられた調整術式を見て、首を傾げながら聞き返す。

(…あの文字の逆位置を使って…あ、でもそうすると構造の中で混乱が起こるかな…?)

頭の中でそんなことを考えつつ、

「ありがとうございます、形状の指定の制御の組み方、凄く勉強になりました」

術式構成のメモが書かれた紙を受け取った。

獅南蒼二 > 「ルーン文字の特徴はその象徴性にある。
 複雑に構成するよりも,いかにその特徴を引き出すかを意識したほうがいい。
 苦痛から逃れるための防壁ならば,ナウシズでも組み込んでみろ。
 もし破壊された先を心配するのなら,ジュラか,それともベルカナが良いかもしれん。」

言わずもがな,この術式は未完成である。
完成品をぽんと渡すような真似を,この教師がするはずもなかった。
幾つかのヒントを告げてから,男は机へと戻り…引き出しを開ける。

「…後は,術者次第だ。」

美澄 蘭 > 「象徴性…ですか。
数式を組んだりするイメージよりは、絵を描くときの絵の具を選ぶくらいのイメージの方が良いでしょうか?

………あっ、ベルカナは面白いかも」

ルーン文字の特徴について講義を受けながら、示唆の一つは閃きが食いついたらしく、目を大きく何度か瞬かせる。
その瞳は、まだ純粋に知的好奇心に駆動される輝きに満ちていた。

「色々と示唆をありがとうございました、獅南先生。
これを参考に、自分でも頑張ってみます」

受け取った紙やノート、巻物を鞄にしまうと立ち上がり…そう言ってお辞儀をした。

獅南蒼二 > 「私は苦手だが,むしろお前の方が上手く扱えるかも知れん。
 だが…忘れるな,防御術式はどれほど複雑に構築しようとも,重厚に張り巡らそうとも,鉄壁ではない。
 そして………。」

引き出しから獅南が取り出したのは,誰でも,その形状だけは良く知っているだろう小さな武器。

「………生と死を分けるのは,この状況でそれを適切に行使できるかどうか,だ。」

ごく自然に,それこそ,普段からそれを使い慣れているかのように,
握られた拳銃の銃口が,確かに貴女の額へと向けられていた。
映画でしか聞いた事のないような,金属の擦れ合う音。安全装置を外した音が,響く。

美澄 蘭 > 「どうでしょう…まだまだ、魔術は学ぶことばかりですから…!」

頭を上げながらそんな謙遜を口にして…頭を上げて、言葉を失う。
かちりと、非現実的な「アンロック」の音。
術式の行使「だけ」ならば、難しいことではない。鞄の中に入っている巻物に向けて、魔力を流すだけで良いのだから。
この状況なら、応用版である必要性はないのだし。
しかし…この部屋に入って来たばかりの時に押された「念」のことを、蘭は忘れていなかった。

(どうすれば…)

その時だった。蘭の魔力が急にふくれあがったかと思うと…

「!」

「現象としての」雷属性…静電気が、部屋中に走った。
それは、「魔術ではなかった」。

「…あ、だめ…!」

蘭は動揺極まって、身体のバランスを崩してその場に崩れてしまった。

獅南蒼二 > むやみに発動させれば上書きして止めてやろうと思っていた。
どうやら,それほど愚かではなかったようだが…

「………!」

…魔術ではない。単純な魔力の暴走とも言い難かった。
積み重ねられていたメモが静電気によって摩擦力を失い,床じゅうに散らばる。
それ以外には何ら影響らしい影響のない程度だったが……

「…なるほど。」

獅南は小さく呟いて,それから拳銃を引き出しの中にしまい込んだ。
この放電現象は恐らく,異能によるものだ。

「少々やり過ぎたようだ……立てるか?」

美澄 蘭 > 「………いいえ…私の方こそ…すみません。
最近…危機感煽られると、魔力が暴走しちゃうことがあって」

深い息をつけば…よたよたと立ち上がる。
立ち上がって、もう一つ息をつく。

蘭は、自分が今発した力を「魔力の暴走」としか見ていないようだった。
実際、力の源は魔力と言ってよかったが…。

「…でも、どこでも魔術が発動させられるわけじゃありませんものね。
とりあえず…この部屋の「気配」の意味が分かるまでは…似たような気配があるところには近づかないようにしておきます」

「勉強になりました」と、声だけは平静を保とうとしているが…その顔は驚愕と不安に強張っている。

獅南蒼二 > 「…今の放電を,本当に魔力の暴走だと思っているのか?」

獅南は,苦笑交じりにそうとだけ告げた。
手を翳して入口の扉を開く……まるで,退室を促すかのように。

「いかに用いるか,それを瞬時に判断することは,やはり経験がものを言う。
 ……慌てて防御術式を発動させれば笑ってやろうと思ったが,よく踏みとどまった。」

もう,貴女の方へ視線を向けることもない。

「どうやらお前は,これまで以上に学ぶべきことが増えたようだ。」

美澄 蘭 > 「………だって、魔力の膨張を感じましたから…」

「違うんですか?」と、不可解そうに眉間に皺を寄せた。

「だって、先生が最初に仰ったんですよ。「お前の術式にどんな魔術書が食いつくか分からん」って」

踏みとどまったことを然も当然のように返す。
銃口を向けられた中で、そのことを忘れずにいられたことを評価されたのだという認識は薄いらしかった。

「………そう、ですね。
どういう分野を勉強すれば良いのか、まるでピンときませんけど」

この「気配」の意味を調べるためには、何を勉強すれば良いのか。
この「暴走」の意味を知るためには、何を調べれば良いのか。

「分かるためにどうしたら良いのか分からない」状況は久々で…少女の声は、やや沈んでいた。

獅南蒼二 > 「なら聞くが,魔力をいかにして放電現象に変換したんだ?
 解放するだけなら魔力による衝撃と浸食を招くだろうが,放電を発生させるにはそのための術式が必要だ。」

当然のように返された言葉には,小さく頷くのみ。
この状況で向けられる銃口が本物だとは思わないだろうし,緊迫感には欠けたかも知れない。
……ぶっちゃけ本物なのだが,まぁ,うん。

「この部屋の気配について知りたいのなら,神や悪魔,悪霊,そしてそれを取り扱った禁書について学ぶべきだろう。
 ……お前自身については,残念だが,私の専門ではない。」

沈んだ声を溢した貴女に,獅南はそうとだけ助言を与える。
だが,その言葉は少しだけ突き放すようでもあった。

美澄 蘭 > 「………分かり、ません。
勝手に起こったから、「暴走」だと思ってたんですけど………」

通常、魔力そのものが属性を帯びることはあまりない。この世界の人間であれば、尚更だ。
ただ、蘭は「純粋な」この世界の人間ではないから、その辺りの断定がしづらいのだった。
…なお、銃が偽物に決まっていると決めつけたわけではないどころか、その判断以前の「暴走」であった。大丈夫か、色んな意味で。

「…神や悪魔…ですか。ちょっと、遠過ぎて気が遠くなりそうです」

禁書のことを学ぶように言われれば、そう言って苦笑いを浮かべるが、「お前自身について」と言われ、更に続いた言葉には、

「え………」

と、再び言葉と表情を失ってしまう。
少ししてから、気を取り直して。

「…確かに、自分のことは自分自身で、ですよね。
今日はお時間を割いて下さってありがとうございましたっ」

と、作った笑顔でお辞儀をして、慌てて研究室を後にしたのだった。

自分の動揺を、これ以上相手の教師に押し付けないようにと、念じながら。

ご案内:「魔術学部棟第三研究室」から美澄 蘭さんが去りました。
獅南蒼二 > 扉をくぐれば,手を翳して重い鉄の扉を閉じ,鍵をかける。

「………………。」

それから,小さくため息を吐いた。
まだ荒削りだが,優れた魔術師になるだろうと思っていた。思考は均衡を保ち,学ぶ意欲もある。
こうしてこの研究室へまで足を運ぶほどに,貪欲でもある。

……だが異能者だ。

獅南蒼二 > 制御できぬ力,彼女はその正体さえつかんでいない。
これこそがこの世界に存在する“異能”の実態だろう。
それによって他者を害したとしても,己を知らぬ異能者は口をそろえてこう言う。
“そんなつもりではなかった。”と。

やがて己の力の正体に気付いたとき,彼女はそれをどうするのだろう。
他者には無い,己だけの武器として使うだろうか。
制御し,内に秘めるべき恥部とするだろうか。

全ては彼女が決めることだ。

獅南蒼二 > もし,彼女がそれを武器とし,それが脅威となるのであれば。

その時は……。

ご案内:「魔術学部棟第三研究室」から獅南蒼二さんが去りました。